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2011-01

2月27日(日)世界的な環境考古学者 安田喜憲先生講演会in浜大津 無料 参加者募集 先着150名 第7回熊森滋賀県支部総会記念講演

(予定が変わり、当日、安田先生ご本人においでいただけるようになりました。皆様お誘いあわせの上、是非お越しください!)
花粉分析で有名な、世界的環境考古学者安田喜憲先生(熊森顧問)の、地球規模の文明考察に基づく森の話は、目からうろこの連続。今後の熊森活動を進めていくにあたって、全熊森会員必聴です。
今回は貴重な機会ですので、滋賀県以外の会員の皆さんにも、ぜひ参加していただきたいと思います。可能な限り、遠くからでもぜひお駆けつけください。

●日本熊森協会 滋賀県支部第7回支部総会

日時:2010年2月27日(日)午後1:30~4:30

場所:明日都浜大津 4階 ふれあいプラザ ホール
〈住所〉滋賀県大津市浜大津4-1-1
〈アクセス〉京阪浜大津駅から徒歩2分
JR大津駅から徒歩15分
JR大津駅から近江鉄道バス・京阪バス・江若交通バス浜大津方面
行き浜大津バスターミナル下車徒歩2分

記念講演会講師:安田 喜憲氏「日本の森が危ない “母なる森”を取り戻せ!」

*添付しております講演会のチラシでは、お申し込みは滋賀県支部となっておりますが、滋賀県外の支部・地区の方は、支部・地区で一括して本部までお願い致します。

お申込用紙はこちらからダウンロード

2月19日(土)奥山水源の森保全再生を進める兵庫県民のつどい

[主催] 日本熊森協会兵庫県地区

[日時] 2011年 2月19日(土)
(受付13:00) 13:30~17:00
定刻5分前には、ご着席完了願います。

[場所] 西宮市民会館 101
TEL: 0798-33-3111
阪神西宮駅「市役所口」改札北へすぐ。
車の方は、市役所東向かいの公共有料駐車場をご利用ください。

主な内容

◆〈国会〉
奥山水源の森保全・再生議員連盟報告
特別ゲスト 石井 登志郎
1971年生まれ。衆議院議員。奥山水源の森保全・再生議員連盟事務局長。民主党兵庫県七区。
熊森本部  清野 和彦

◆〈兵庫県〉
2010年度兵庫県70頭クマ大量捕殺
問題の報告
熊森本部・兵庫県地区

◆お申込み:ご出席頂ける方は、会場設営の都合上、2月16日(水)までにメールか電話または、FAXにて必ず日本熊森協会本部事務局まで、事前申し込みをお願い致します。

日本熊森協会
〒662-0042 兵庫県西宮市分銅町1-4  TEL: 0798-22-4190
WEB: http://Kumamori.org  Email: contact@kumamori.org  FAX: 0798-22-4196

申込書はこちらからダウンロード

祝 来る2月2日 奈良市で「河島英五記念基金」から、熊森への寄付金贈呈式

先日、「河島英五記念基金」より、日本熊森協会へ寄付金を贈呈したいというお話が入りました。「えっ、あの<酒と泪と男と女>で超有名な、歌手の河島英五さん?!」、本部一同びっくりするやら感激するやら。最近、芸術家にも、熊森を認め評価する流れが出てきています。本当にありがたく、うれしいことです。しかし、熊森は、原則として、表彰を受けない会です。(人に認められることなど考えていないので)

しかし、送られてきた次女の河島あなむさん作詞・作曲の「ツキノワグマのお母さん」の歌の歌詞を読ませていただいて、ありがたく表彰していただこうと思いました。涙があふれそうになったのです。そうか、この人たちも、私たちと同じ思いなんだ。心の底から通じ合うものを感じました。

当日は、贈呈式に加え、寄付のきっかけとなったこの「ツキノワグマのお母さん」の歌の初お披露目があります。50席ぐらいある会場なので、どうぞ熊森の会員の皆さん、ご出席くださいということです。奈良県会員の皆さんを初め、当日会場に来ていただける方は、至急本部までご一報ください。

注:「河島英五記念基金」は、故河島英五氏(歌手)の意思を引き継ぎ、自然保護等を目的に2008年1月1日に設立された。毎年春に開催される河島英五記念ライブや長男で歌手の河島翔馬氏によるチャリティーライブの収益から、毎年自然保護団体に寄付をおこなっていて、今年は日本熊森協会へ贈与される事となりました。

2011年第一回神奈川県会員のつどい

1月23日(日)に、神奈川県座間市にある「麦っ子畑保育園」にて、神奈川県支部結成に向けての会員のつどいがもたれました。神奈川県会員のみなさんをはじめ、本部から会長とスタッフ2名、関東支部長、昨年支部を立ちあげた山梨県支部の副支部長らも駆け付け、総勢30余名で円形になり、熱い思いを出し合いました。

神奈川県の会員の方が、丹沢山地の報告をしてくださいました。丹沢山地に残されたツキノワグマは孤立個体群になっており、残りわずか30頭と言われていますが、まだ狩猟禁止になっていません。参加者一同危機感でいっぱいになりました。関東地方でクマが狩猟禁止になっているのは、まだ、東京都だけです。次は、神奈川を狩猟禁止に持っていこうということになりました。

4月に統一地方選挙があるので、県議会議員などに働きかけて、丹沢の森や動物を守る流れを大きくしよう。今年、このような集いを何回かもって、神奈川県支部を立ち上げようとみんなで決意しました。

次回会合には支部長候補者や支部スタッフ候補者が出るということで、今後の神奈川県の動きが大変楽しみです。次回の会員のつどいの日程が決まり次第、HP上でもお知らせいたしますので、神奈川県の会員のみなさん、その時は、老いも若きもぜひご参加ください。

少女のように純粋な麦っ子畑保育園長みこべ

参加者一人ずつ自己紹介

森山会長からの激励のあいさつ

尼崎市内の小学校で、9年連続のくまもり環境教育を実施(1月18日)

9年前から環境教育をさせていただいている、尼崎市内の小学校に、今年も行ってきました。

3年生には「日本の森と動物」と題して、
1、クマを保護することが、なぜヒトにとっても大切なのか。
2、豊かな森を失えば、どういう影響が出るのか。
を中心に、授業をすすめました。

4年生には「森と人間」と題して、
1、2010年に全国で約3500頭のクマが捕殺されたこと。
2、森とヒトとの関係が今と昔でどう変化したのか。
などの授業をしました。熊森の環境教育は9年目とあって、子どもたちはクマのツッキンの登場を楽しみに待っていてくれていました。

今回はお姉さん役が2名、サポート役が3名の5名で行きました。今後もいくつかの学校で環境教育を実施する予定ですので、ご興味のある方はぜひお力を貸してください。

拡大造林の後は、伐り出すためにと拡大路網  (林野庁 森林・林業再生プラン最終案)

2010年2月から9回にわたって、林野庁で、「森林・林業再生プラン」の検討会が持たれ、11月30日に、鹿野農林水産大臣に対して検討委員会座長から、最終とりまとめが出されました。

このプランには、林業だけではなく、日本の森や動物たちの今後の運命もかかっているため、当協会は、昨年度、このプランを何度もチエック。その結果、このプランは、日本の山を、土建工事の対象としてしか見ていないのではないかと、危機感でいっぱいになりました。このプランの目玉は、国産材利用50%を目指すという名目で、①拡大路網(山中への網の目のような道路造り)の促進、②ドイツ林業にならって、3点セットの大型林業機械の導入です。

日本の山は、富士山ろくと北海道を除いて、いずれも急峻です。熊森は、これらによって、これまで以上に山が荒れ、野生動物たちの生息が危うくなるとして、道造りより、まず、すでに道がある所の主伐や強度間伐から始めてほしい、林業林と環境林のゾーニングをおこなってほしいなどと各方面の方々に訴えてきました。検討会を傍聴すると、私たちと同じような意見も一部委員から出ていたのですが、現段階での最終とりまとめを見ると、とにかく①拡大路網造りが突出して前面に出てきています。

国土保全や生物多様性の保全をどうするかについては、23年に策定する予定の全国森林計画で明確にするとされています。熊森が訴えたことが、一つでも多く全国森林計画に入るように、今後も訴え続けます。このプランができたことで、近く、「森林法」の改定があるということで、こちらも目が離せません。さっそく本部では、森林法の勉強会をもちました。

わな規制緩和へ 環境省、指導あれば誰でもわな設置OKの方向へ 1月4日

熊森は、無免許者の罠設置など認めないよう、環境省に電話をしました。

〒100-8975
東京都千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎5号館 環境省 野生生物課鳥獣保護業務室 電話:03-5521-8282

狩猟免許がなくても野生動物を獲るための罠を設置していいというようなことを、他の部署が言うならともかく、環境省が言い出すなど、言語道断です。クマを絶滅させます。

現在、罠免許所持者が増大しています。現地はイノシシやシカを獲るための罠だらけになっています。誤って絶滅危惧種のクマがかかることが後を絶ちません。本来、法 的には、誤捕獲はその場で放獣です。しかし、実際はクマを放獣することは大変だとして、次々と射殺されているのです。環境省の担当者には、このような実態 を知っていただきたいです。

環境省は、これ以上クマが殺されることを、進めないでいただきたい。環境省のせいで、クマが滅びましたということになります。野生鳥獣による農作物被害は大変なことになっていますが、罠の規制緩和ではなく、戦後、人間が破壊した広大な野生鳥獣の生息地復元や効果的な防除柵の強化で対応していくしかないと思いま す。

そもそも環境省は、何のためにあるのでしょうか。現代社会は、人間のことしか考えない人間中心主義のあさましい社会に陥っています。こんな中で、野生鳥獣をはじめとする自然の立場に立って声を上げるところが、1つだけでも行政の中に存在しなければ、みんな殺しつくされてしまう。そうならないために、作られたのが環境省だと思います。その環境省までもが人間中心主義に陥ってしまえば、野生生物も自然も、もう守れません。

熊森:環境省のだれが、わなの規制緩和などをしようと言い出したのですか。

環境省:環境省中央環境審議会野生生物部会鳥獣保護管理小委員会で、去年から委員の先生方によって、案が出ています。

熊森:要するに、(絶えず担当部署が変わっていく)環境省の職員の皆さんの意見ではなく、国の環境行政の方向を決めているのは、専門家と言われる委員の先生方なのですね。(だんだん、環境省の仕組みがわかってきました)委員の中には、ワイルドライフマネジメント派の学識経験者とかばかりではなく、動物たちの立場に立って発言できる熊森のような会も入れるべきです。私たちは、1999年に環境庁が導入した人間が野生動物の頭数を調整してやるという保護管理(ワイルドライフマネジメント)の考えは、人間の傲慢以外の何物でもなく、人間はこのようなことをしてはいけないのだと考えています。第一、人間に野生鳥獣の頭数調整など、できっこありません。殺すばかりで残酷なだけです。(委員の過半数が、野生動物の立場や心がわかる人でなければ、環境省の委員会ではない)

環境省:今年、パブリックコメントをとりますから、意見があればそこで述べてください。

熊森:いくら、心を込めて一生懸命書いてパブコメに応募しても、「今後の参考にします」で、没にされるだけであることがわかりましたから、もう、書きたくありません。

鳥獣保護管理小委員会  委員名簿

わな規制緩和へ 環境省、指導あれば誰でも設置OK /長野

以下、信濃毎日新聞 2011年01月04日記事より

全国で野生鳥獣による農業被害が深刻化しているのを受け、環境省は、わなによる狩猟の免許がなくても免許を持つ人の指導があれば、わなを設置できるよう規制を緩和する。現在、県内の一部市町村など国の構造改革特区に限定している同様の措置を全国一律に適用。ことし夏ごろに開く中央環境審議会に諮り、都道府県の鳥獣保護事業計画の基本となる指針を改定する。

現在、「わな特区」以外では、該当する狩猟免許がないとわなを設置できない。規制緩和の拡大は、ニホンジカやイノシシなどによる被害に悩む農家らが、わな免許を持つ人と共にわなの設置に参加できるようにして、作業の効率化につなげる狙いだ。

都道府県が5年ごとに定める鳥獣保護事業計画は、現行の計画期間が2011年度末で終了。このため国は11年度、同事業の基本指針を改定。わな設置の規制緩和は、12年度からの計画に反映させる。

ただ、掛かった動物を仕留めるには銃による狩猟免許を持つ猟友会員の協力を得るのが一般的。県内では猟友会員の減少に悩む地域も多く、規制緩和でわなを多く仕掛けることができても銃猟免許を持つ人の確保もセットで進めることが必須となる。

また、県内で特区認定を受けている伊那市、小県郡長和町、東筑摩郡筑北村でも、猟友会と行政、農家などの連携や費用分担の協議が進んでいない。環境省鳥獣保護業務室は「規制緩和を現場でどう生かすか、各地の実情に応じて取り組んでもらう」とする。

県猟友会は「制度が整っても、地域によっては会員の減少や高齢化などで対応しきれない」と指摘。県野生鳥獣対策室は「規制が緩和された場合、どんな形で進めればいいか猟友会や市町村と調整して検討したい」としている。

農林水産省によると、09年度の全国の農作物への野生鳥獣被害額は前年度比7・3%増の約213億円。中でも、ニホンジカによる被害は約71億円と3分の 1ほどを占めた。県内の被害額は2・1%減の16億円余。そのうち、ニホンジカが0・5%増の7億900万円、熊が19・3%減の1億8900万円、イノ シシが7・8%減の1億5700万円だった。

全国の森林管理局(林野庁)が、平成23年度 国有林モニターを募集中

国有林を管理している林野庁の各森林管理局(全国7箇所)が、平成23年度「国有林を考えるモニター/国有林モニター」を現在募集しています。申込みは各森林管理局になります。林野庁は、現在、国有林野部門で、国に対して1兆3000億円の赤字を抱えており(今回、国への借金棒引きを申し出なかった)、この赤字を解消するためには、国の貴重な財産である天然林の巨木を伐採し続けなければなりません。また、スギ・ヒノキ・カラマツなどの拡大造林地が放置され、かなりの面積の国有林が大荒廃しています。たくさんの国民が、モニターになって、国有林を監視するとともに、保全アイディアを出していくことが必要です。

国有林全面積      759万ヘクタール

国有林内天然林面積  461万ヘクタール(内、148万ヘクタールは伐採が禁止されている)  しかし、残りの313万ヘクタールは、今も伐採が続いている。

モニター募集について

近畿中国森林管理局 http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kikaku/other/h23monita-1207.html の場合

募集目的:市民の声を、国有林の管理に生かす。モニターになった人は、アンケートの回答や、意見を提出する。希望者には、年数回の現地視察会参加や、会議傍聴が可能。

応募資格:兵庫県など、近畿中国森林管理局が管轄する2府12県に住む16歳以上。定員80名。任期は、2011年4月~2012年3月まで。応募締切は1月28日

北海道森林管理局 http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/tyousei/monitor/101210.html

東北森林管理局 http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/policy/business/kokuminsanka/monitor/h22_monitar_bosyuu.html

関東森林管理局 http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/apply/publicsale/kikaku/monitor.html

中部森林管理局
http://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kikaku/101215.html

四国森林管理局 http://www.rinya.maff.go.jp/shikoku/kikaku/h23_monitor.html

※九州森林管理局のみ、2011年5月頃に平成23年度のモニター募集となります。

九州森林管理局 http://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/monitor/kokuyurin-monitor.html

春グマ狩りの取りやめなどを求め、知事へ要望書提出!    (熊森山形県支部)

熊森山形県支部が、クマノイ(胆嚢:漢方薬として高く売れる)が一番大きくなっているときに狙って行われる、県内でのツキノワグマの春季捕獲(春グマ狩り)を取りやめることや、増大しているナラ枯れやブナの葉の食害対策を求めて、山形県吉村美栄子知事宛に要望書を提出しました!

http://kumamori.org/files/5812/9587/1717/山形県知事等への要望書.pdf
八木支部長は2月16日、山形県の特定鳥獣保護管理検討委員会で、

要望を強くアピールします。

1月23日 厳寒の中、お世話に行ってきました   (太郎と花子のファンクラブ)

毎月第4日曜日は、本部のお世話当番の日です。今年は寒い日が続いており、一般からの参加応募者もなかったため、和歌山県生石高原山頂の獣舎まで、スタッフ4人で行ってきました。凍結が心配されたので、この日は南面の道路を使って行きました。案の定、飲み水もすべて凍っていました。プールの水も凍っており、氷の厚さは約10センチでした。プールの氷をとってあげると、太郎がゴクゴクと、プールの水を飲んでいました。太郎は、今年、22歳です。おめでとう。

今冬、太郎が造った冬眠穴です。寒いためか、去年より深めの穴を造っていました。

花子は、今年、21歳です。おめでとう。飼い主の山田さんがあげた1斗缶のはちみつに顔を突っ込んで食べたらしく、頭にはちみつがこびりついていました。山田さんによると、花子は、今冬いったん冬眠しかけたのだが、少し暖かくなったので、また起き出してきて、まだ冬眠に入っていないということです。私たちの車の音を聞いて、冬眠室からゆっくり出てきてくれ、あげたキウイやピーナツなどを、おいしそうに食べていました。

実際のクマに接してもらうと、クマがどんなに平和的な動物か、わかってもらえると思います。今年も、多くの人々に、本当のクマの姿を伝える場にしていこうと思います。第4日曜日の活動にご参加頂ける方は、熊森本部担当者、花岡まで。

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