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2011-04

4月23日 本部森再生チーム 植樹地のネット補修

朝からのあいにくの大雨にもかかわらず集まってくださった8名で、兵庫県宍粟市のくまもり植樹地に行ってきました。植樹地を囲むシカよけ用ネットが雪の重みで一部倒れてしまったのでそれを補修するためです。
現地は桜が見ごろでした。木々の新芽や花が出始めていました。

(キブシの花)

苗木たちは大丈夫だろうか。
残念ながらシカに食べられてしまった苗木がたくさんみつかりました。・・健気に葉を出し始めている苗木、まだ硬そうな芽の苗木もありました。

(ヤマボウシの苗木)

今年の珍しく多く積もった大雪の重みで、シカよけネットが支柱もろとも倒れてしまったのです。
今日の倒れたネットの支柱起こしは、4月10日に続いて2回目です。うれしいことに午後からは雨もやみ、2班に分かれて、支柱を補強したり、ネットを張り直したりしました。

午後は、本部事務所で育ててきたクヌギの苗木20本の、ミニ植樹会。

その後、近くのくまもり植樹地や皮むき間伐実施地を調査しました。

昨年、山の実りは大凶作でした。兵庫県では食料を求めて人里に出て来たクマが70頭も有害駆除されてしまい、熊森にとってはとても悲しくくやしい年でした。今年はスギの花もたくさんついていたから、ブナ科の植物の花も多いはずですが、心配でした。
自然林が残っている所に行ってみました。コナラやミズナラの花はまだ出ていませんでしたが、イヌブナが感動するほど大量に花をつけていました。

(イヌブナの花)

写真では少し分かりにくいですが、丸い玉のようなものが雄花、飛び出た棒の先に小さな丸いものが付いているのが、雌花です。
地元の方が、「イヌブナがこれまでこんなにたくさん花をつけたのは見たことがない。この秋、イヌブナは大豊作になるだろう」といっていました。
よかった。嬉しいです。

今後の森再生活動の日程はこちらよりご覧ください。
これからいよいよ森再生野外活動の本格的なシーズンに入っていきます。森再生チームでは、多くのみなさんのご参加をお待ちしています。

4月24日統一地方選挙 奥山保全・再生に関する公開アンケート

日本熊森協会は、4月24日に投開票される統一地方選挙の全国の立候補者に向けて、
「奥山保全・再生」に関する公開アンケートを実施しています。

全生物と共生できる文明への転換にむけて、国の方向転換がいままさに必要です。
アンケート回答結果を、是非、ご覧下さい。

4月24日投開票 統一地方選挙 「奥山保全・再生」に関する公開アンケート

4月20日くまもり通信67号発送完了

連日、たくさんのボランティアの方々に駆け付けていただき、本日、無事、通信の発送が終了いたしました。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。感謝でいっぱいです。

本部スタッフ一同より

本部 お手伝いください☆くまもり通信67号発送ボランティア募集

本部近隣地域の会員の皆様へ、SOS

いつもありがとうございます。
さて、本日より「くまもり通信」第67号の全国への発送作業が始まりました。

発送数が半端ではなくなってきておりますので、一人でも多くの方に力をお貸し頂けたらと願っています。可能な範囲のお時間で構いませんので、おいていただける方はぜひ本部事務所までご連絡ください。

【★下記日程のうち、特に19日(火)の人手が不足しております】

☆☆☆
場所:くまもり本部事務所(兵庫県西宮市)
日程:18日(月)、19日(火)、20日(水)
いずれも午前10時~夜遅くまでの間で、可能な時間帯にお越しください。
どうぞ宜しくお願いいたします!

宮城県石巻市 ボランティアレポート

東日本大震災の被災地である、宮城県石巻市に行ってきました。(本部スタッフ)

《石巻市災害ボランティアセンター(専修大学敷地内)》

直接現地に向い、ボランティア登録。

ボランティア登録を済ませると、すぐに被災家屋に派遣されました。浸水(約1メートル)家屋から畳・カーペット・家具などの搬出、庭のヘドロの撤去作業に従事しました。1件のお宅で作業をしていると、隣のお宅から「後でうちもお願いします」と声を掛けられました。しかし、その隣の隣のお宅も、向いのお宅も、そのお隣も、あたり一帯のお宅の庭や駐車場にヘドロが残り、家具などを運び出している様子が見受けられました。

長期にわたり、大勢のボランティアさんが必要です。全ての物が水を含んでいてとても重いのですが、衣類や本類など小分けして持つことが可能なものもたくさんありますし、運んだ後の掃除も行なったので、女性でもできることがたくさんあります。

《石巻地区動物救護センター(宮城県東部下水道事務所敷地内)》

電話連絡した後、現地に向いボランティア登録。

被災動物が保護されているシェルターで犬の散歩をしたり、餌や水をあげたりしました。さらに、ドッグフードやペットシートなど物資の仕分け、ケージの組み立ても行ないました。このシェルターは数日前に立ち上がったばかりとのことで、初日の朝は犬4頭でしたが、2日目の午後には犬・猫併せて10頭になっていました。町中で保護されたり、一時預かりしてくれていた獣医さんの元から移ってきたり、飼い主さんが避難するために預けられたりした動物たちでした。このセンターの認知度が上がるにつれて、これからもっとたくさんの動物たちがやってくることが容易に想像されました。

このシェルターにはトレーラーハウス1台と集会用テント2棟があり、その中に動物も物資も「詰め込む」と場所がとても狭く感じます。動物たちが雨風をしのげるテントがもっと必要です。

ボランティアさんたちは市内で被災動物を保護したり、被災した自宅でペットと暮らしている人たちに物資を届けたりもしていました。新しいボランティアさんが来る度に、シェルターの動物たちは吠えたり鳴いたりして、慣れるまでに数時間かかっているようでした。動物たちが心を許すことができて、積み上がった様々な物資の保管場所が把握できる、長期的に手助けできるボランティアさんがいてくれたらと思います。

《東北応援くまもり基金》

日本熊森協会は、この度の東日本大震災により被災された方々、動物たちを助けるために「東北応援くまもり基金(郵便振替口座 00930-1-255044)」を立ち上げました。みなさま、可能な範囲でご協力ください。

獣医さんなどがペットフードや医薬品などを持ち寄り、動物看護士さんやドッグトレーナーさんなどがボランティアで参加して活動されている、この石巻地区動物救護センターも応援したいと考えています。

これから東北へのボランティア活動を検討されていて、上記の内容をより詳しく知りたい方は、日本熊森協会本部までお電話ください。また、被災動物に関するボランティア活動に行かれた方、各地の状況を教えてください。

4月10日統一地方選挙 奥山保全・再生に関する公開アンケート

日本熊森協会は、4月10日に投開票される統一地方選挙の全国の立候補者に向けて、
「奥山保全・再生に関する公開アンケート」を実施しています。

全生物と共生できる文明への転換にむけて、国の方向転換がいままさに必要です。
アンケート回答結果を、是非、ご覧下さい。
アンケート回答結果 特設ページ

「東北応援くまもり基金」の口座を立ち上げました

「東北応援くまもり基金」 郵便振替口座 00930-1-255044

くまもりの名前で東北や関東の被災地に義援金を送りたい。
人だけではなく、被災動物の救援にも使ってもらいたい。
多額の基金をため込んでいるのではなく、必要なところに小口でいいので、随時どんどん送ってあげてほしい。

このようなくまもり会員からの熱い要望があり、遅ればせながら口座を開設しました。現在、本部スタッフが被災地を訪れ、ボランティアをしながら、支援が必要な場所をリストアップしています。ご協力いただける方は、ご無理のない範囲でよろしくお願いします。尚、義援金送付先は、当協会の選定にお任せいただくことをご了承おきください。

※※※※※※
5月13日現在、東北応援くまもり基金に全国の皆様から920,347円の義援金をお寄せ頂いております。
実際に現地支援活動に赴いた本部スタッフ、及び、被災地域の支部の方、被災動物救済の調査をしている関係者の方の推薦を元に、候補団体の中から、下記の5団体に、5月17日付で義援金を送金させていただきました。

石巻動物救護センター(宮城県石巻市にシェルター)
20万円

NPO法人 犬猫みなしご救援隊
http://blog.livedoor.jp/mamorouinuneko/
10万円

(社)SORA福島被災動物レスキュー(福島県内にシェルター)
10万円

福島県国見町 役場(子供達への支援)
20万円

福島県桑折町 役場(子供達への支援)
10万円

4/5 人間の値打ちは怒るべき時に怒れるかどうかで決まる

漁業者に何の相談もなかっただなんて。怒るのが当り前です。何があっても黙って耐えているのが日本人の美徳であるかのように、メディアは連日、被災者たちをほめたたえています。しかし、不正に対して怒る、自分が守るべき弱者に責任を持つために怒る。怒りほど大切なものはないと言っても過言ではありません。

「許し難い行為」全漁連会長、汚染水放出に抗議

読売新聞 4月6日(水)12時31分配信
「許し難い行為」全漁連会長、汚染水放出に抗議

全漁連の服部会長(右側手前)らの抗議を受け、深々と頭を下げる東京電力の勝俣会長(左)=清水敏明撮影
 東京電力福島第一原子力発電所で4日、放射性物質を含む汚染水が放出されたことについて、全国漁業協同組合連合会の服部郁弘会長らが6日、東京・内幸町の東電本店を訪れ、勝俣恒久会長に「漁業者の存在を無視した、許し難い行為だ」と抗議した。

 本店1階ロビーで勝俣会長と対面した服部会長は、汚染水の放出前に東電側から漁業関係者への連絡が一切なかったことなどを挙げ、「全国の漁業関係者は(国と東電の)無責任な対応に強い怒りを抱いている」と強調。「関係者の被るすべての被害に対する補償を求める」と訴えた。勝俣会長は小声で、「真摯(しんし)に受け止め、心からおわびする」として頭を下げたが、補償については「国と相談しながら最大限の努力をしたい」と、慎重な言い回しにとどめた。

3/25 シカ被害に悲鳴を上げて大量駆除を進めている兵庫県の町役場を訪問

午後にこの町を訪れましたが、シカが全く見当たりませんでした。役場の担当者にいろいろと状況をうかがいました。それによると、夕方以降にどんどんと、どこからともなくシカが現れて、道路の上にもシカが並ぶという事でした。1度、泊まり込みで訪問しないといけないと思いました。毎日、シカの交通事故死があり、ごみ焼却場の横に掘った穴に運んで行って埋めているが、もう大変だと悲鳴を上げておられました。実際、庭木や花壇の花まで食べられていました。どうしてシカがこんなに増えたのか、わからないということでした。
 
「奥山の放置人工林を自然林にもどしたり、里山の整備をしたりして、シカが山に帰れるようにしませんか」と熊森が提案しました。役場は、大型野生動物たちの駆除に必死で、このようなことは考えてもみなかったという感じでした。山をどのようにして動物たちが帰れる山に戻すのか、資料をお送りするので、実験してくださるなら、熊森がボランティアを送り込むので連絡くださいという事で、この日は終わりました。

熊森はシカ問題にも取り組んでいきたいと思っています。今、いろいろ調べていますが、シカに関しては世間に資料もほとんどなく、なぞだらけです。祖先が共存してきたのだから、なんとか殺すだけの対応ではなく、共存の道を探りたいものです。

祝 4/2 くまもり高知県支部結成

桜が満開で春爛漫の高知県。ついに待望の四国初の熊森高知県支部が結成されました。福島原発大惨事の収束の見通しが立たないこの時期に、結成会を持つべきか悩んだ末、1週間前にやっと結成会のお知らせのハガキを出しました。無事、くまもり高知を結成しましたのでお知らせします。
写真説明。上から。
1、本部からの2名を高知空港に迎えに来てくださった、頼もしい副支部長さんと森山会長
2、名物、毎週土曜日に開かれる高知市のオーガニック市 つましくも安全で楽しい暮らし。これからは、このような生き方がトレンドになっていくと思います。ここを訪れたのは、熊森会員が何人も出店しているということで、挨拶するためです。みなさん、結成会が土曜日になったので、参加できなくなったと残念そうでした。でも、初めて会う会員の皆さんに挨拶して回れたからよかったです。
3、結成会場 高知県会員が中心でしたが、愛媛や徳島の方も来てくださいました。30才過ぎの若いけれどしっかりした支部長に、みんなうれしそうでした。
4、自然農の実践ができる田畑を地元の方がたくさん提供して下さいました。
5、人工林率65%の高知の山を、動物たちの棲める自然林に戻していこう。とりあえずフィールド実践出来る山が10ヘクタールあります。支部長中心に、明るく強く大きくくまもり活動を進めていってください。次は愛媛に支部を作ろうという声が出ていました。こうして無事結成会を終了。本当に楽しい1日でした。
  

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