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2011-11
くまもり通信69号発送完了
- 2011-11-25 (金)
- くまもりNEWS
くまもり通信69号の発送が無事終了しました。
今回も多くのボランティアの皆様に駆け付けていただきました。おかげで、予定より一日早く終了いたしました。
皆様、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
本部スタッフ一同
第5回くまもり東京シンポジウム 参加者募集!
- 2011-11-19 (土)
- 企画・イベント
2011年3月11日の大震災と福島原発事故は、わたしたち人間に、人間の生き方そのものを大きく問いかけることになったと思います。森を残し、全ての生き物が今後も地球上で生存し続けるにはどうしたらいいかを、東京から発信していきたいと思います。
第5回 くまもり東京シンポジウム「3・11後に考える自然といのち ~すべての命を未来につなぐために私たちはいまなにをすべきか~」
とき:2011年12月18日(日) 13:30~17:00 (開場13:00)
ところ:一橋大学 国立キャンパス 東2号館2201教室 (〒186-0002 東京都国立市東2-4)※JR国立駅南口 徒歩6分
参加費: 無料
プログラム
【基調講演】
安田喜憲 氏 (国際日本文化研究センター教授・環境考古学者・日本熊森協会顧問)
【パネラー活動紹介】
渡部康人 氏 (日本の天然林を救う全国連絡会議 事務局長)
宮下正次 氏 (元関東森林管理局勤務・森林(やま)の会代表・森びとプロジェクト委員会理事・日本熊森協会顧問)
【パネルディスカッション】
安田氏・渡部氏・宮下氏・森山まり子(日本熊森協会会長)
主催: 一般財団法人 日本熊森協会
後援: 東京都環境局/NPO法人銀座ミツバチプロジェクト / NPO法人メダカのがっこう
申込み方法 : 電話・FAX・Eメールでお申し込みください。
日本熊森協会本部事務局 電話:0798-22-4190 FAX:0798-22-4196 Eメール:event@kumamori.org
自然林再生のためのチェンソー講習会のお知らせ
- 2011-11-11 (金)
- _奥山保全再生
熊森本部では、自然林再生のための人工林の強度間伐を、来春より次々と予定しています。実施するにあたっての、技術講習会を下記の日程で開催します。ふるってご参加ください。
ステップ1(座学)
第1回 12月4日(日) 10:00~16:00 (定員数に達したため、受付を終了しました)
第2回 12月17日(土)10:00~16:00 (定員数に達したため、受付を終了しました)
(第1回、第2回の内容は同じです。)
10:00 本部事務所集合
受講料 会員500円 一般1500円
定員 各6名(先着順)
持物 筆記用具、軍手、昼食、保険証をご持参ください。
間伐や除伐など、山林の手入れをするのに威力を発揮するチェンソー。といっても、いきなりチェンソーを渡されても、エンジンはどうやってかけるの?
燃料は何をつかうの?などなど分らないことがたくさん!研修会ではそんなチェンソーのノウハウをしっかりと身につけることができます。
●チェンソーを使った安全な間伐研修をステップ1~ステップ3の3段階に分けて開催します。
※(ステップ2、ステップ3は来春実施予定)
●伐倒、チェンソー未経験の方でもご参加頂けます。
●軽量チェンソーを何台か本部で用意していますので、女性でも十分参加できます。
●最小遂行人数は3名です。
申込み方法 一般財団法人 日本熊森協会まで 電話・メール・FAXでお申込みください。(担当:斉藤)
☆ご不明な点は必ずお申し込み前にご質問ください。
チラシはこちら→http://kumamori.org/files/2713/2099/8698/チェンソー講習会.pdf
本部 第13回 森再生活動 地元交流&都市市民による森再生ボランティア in 兵庫県千種町
- 2011-11-11 (金)
- _奥山保全再生
10月23日自然農塾しめ縄づくり
- 2011-11-04 (金)
- _自然農
11月5日(土) 森山会長初の愛媛県講演を予定 於:今治市
- 2011-11-03 (木)
- 会長講演会
森山会長が地元ライオンズクラブから講演依頼を受け、初めて愛媛県入りすることになりました。
講演日時 11月5日(土) 13:30~15:00
会場 テクスポート今治2階中ホール
(会場電話:0898-23-8700 今治市東門町5-14-3)
参加費 無料 一般参加可
この日、講演後の会長は、日程が詰まっています。5日は、58番札所であるお寺に宿泊。11月6日(日)の午前中は、フリーです。本部では、初の愛媛県会員のつどいを企画しようとしたのですが、残念ながら連日のあまりの多忙さに、企画が間に合いませんでした。もし、この機会に、6日午前中に今治駅周辺で、愛媛県支部を立ち上げたいなど、会長とじっくりお話をしたい会員がおられましたら、可能ですので本部まで個人的にお知らせください。
10/30 北海道初緊急くまもり集会(札幌)に25人集う
- 2011-11-03 (木)
- _クマ保全
北海道会員らからの強い要望もあり、北海道で会員のつどいを持たねばならないと、ずっと思っていました。しかし、本部は連日超多忙。なかなか実現できずにいました。しかし、今年ヒグマがすでに585頭も殺されているというのを知って、突然でしたが、ついに急遽、初集会を持つことにしました。
会場となった厚別南会館には、急な連絡にもかかわらず、札幌を中心に25名の方々がお集まりくださいました。うち、約3分の2は会員で、あとは会員が誘ってくださった方や、ネットで見て門崎先生のお話を聞きたいから来ただけという方々でした。
熊森主催「第1回 ヒグマを守るつどい」
ヒグマ研究第一人者で、日本熊森協会顧問でもある北海道野生動物研究所 所長 門崎允昭 博士が、最近のヒグマや北海道の森の現状について、約1時間語ってくださいました。この内容は衝撃的で、北海道民全員に聞いていただきたい内容でした。今も絶えず現場に急行し、痕跡などを調査し続けておられる門崎先生の証言は、本当に貴重だと思いました。講演部分をDVDにしますので、北海道各地で、どなたかが呼びかけ人になって、DVDを見て語り合う会をセットしていただきたいです。近々、くまもりHPにもアップする予定です。
今回とりあえず、25名の方々に、門崎先生のお話を聞いて頂けて、ほんとうに良かったです。参加者のみなさんは、いろんなことを知れてよかったという自己満足に終わらず、聞いたことを周りに広め、さらにみんなで勉強して、北海道各地で実践自然保護活動が展開できるように進めていってください。さっそく、今回出席された会員の中から、世話役が誕生し、札幌で今後も会員が集っていけるように動いてくださることになりました。
<門崎先生のお話の概要>
・この大地は人間だけのものではないはずだ。
・ヒグマは人間と共存できる動物である。
・ヒグマは増えてなどいない。
・札幌などの町で、ヒグマの目撃が多発しているとして騒ぎになっているが、好奇心の強い同一グマだ。母から別れたばかりの若グマで、どこを生活場所にしようかとあちこちさぐっているところだ。この手のクマは、昔から時々誕生しており、人を襲う気などさらさらない。人はしばらく深夜~明け方にかけて出歩かないようにして、そっとしておくのが一番いい。そのうち山に帰る。学校の集団下校など、過剰反応過ぎる。全くする必要はない。
・今、北海道で殺されているヒグマは、どれも殺す必要のないものばかりだ。
・ワイルドライフマネジメントを新分野の仕事として広げ、学生を就職させたい大学教授などが、行政が専門知識がないのをいいことに、いい加減なことを行政に伝えるので、行政が大混乱している。
・ドングリ類が凶作でも、北海道の山には、(本州と違い)ヒグマの食べ物が他にたくさんある。
・人間がクマを殺さなくなっても、自然界はバランスをとっていくので、クマが増え過ぎたりすることはない。
追伸 出席者名簿に登録されていた方々で、千歳市からの会員とそのお友達が、会場のそばまで来ながら会場が分からず、帰ってしまわれていたことが、後日分かりました。参加出来なかったことを、大変残念がっておられました。当方の携帯に電話して下さっていたのですが、マナーモードになっていたため気づきませんでした。申込者は全員出席されていると思い込んでしまっていました。申し訳ございませんでした。
10/30 閉園された札幌定山渓クマ牧場を会長が訪問
当協会森山会長は、札幌での集会を前に、10月29日夜北海道入りし、バスで定山渓に向かい、定山渓グランドホテルに宿泊しました。
このホテルがかつて経営していた定山渓クマ牧場は2004年閉園されています。しかし、今もヒグマたちが、深いコンクリートプールのような獣舎に13頭取り残されており、今年夏のニュースによると、食事もきちんと与えられず、ひどい扱いを受けているということです。
くまもり本部には、このヒグマたちを何とか助けてやれないかという声が、会員からいくつも届きました。胸を痛めた本部は、今も、このヒグマたちの飼育責任者である定山渓グランドホテルに電話をして、何かわたしたち市民団体に手助けできることはないかさぐろうとしました。しかし、何回電話をしても、ホテル側は、責任者は今いませんと逃げ続けるだけでした。
今回、ホテルに宿泊して、ホテルから車で5分のところにあるというクマ牧場を見せていただき、保護団体として何か飼育支援できないか、責任者の方と話し合おうと思いました。クマ飼育に関わっているのはひとりだけで、ホテルの総支配人の仕事だそうです。ロビーの方にたずねると、総支配人は、明日の朝9時ごろ出勤されるという事です。
朝、朝食会場に行くと、ホテルは大勢の宿泊客でいっぱいで、食事はおいしく食べ放題でした。この残りをクマ牧場のヒグマにやっていただけないものだろうかと思いました。朝9時にホテルロビーに出向いて、総支配人に会おうとしたのですが、札幌で会議があるため、本日は出勤しないと言われてしまいました。何とかクマ牧場を見るだけでも見て帰りたいと思いましたが、他にヒグマ飼育に関わっている人はおらず、クマ牧場に案内できる人も、ホテル従業員の中にひとりもいないのだそうです。
仕方なく、タクシーに乗って前まで行ってみましたが、門が閉まっており入れませんでした。中は全く見えず、辺り一面静まり返って何の音も聞こえませんでした。周辺の建物は朽ち果ててつぶれそうになっていました。先ほどまでいたホテルの華やかさと対照的でした。今日のクマたちの食事は与えられるのだろうかと、心配になりました。
何とか、北海道にくまもり支部を作って、地元会員のみなさんで動いてもらうようにしたいと思いました。
タクシーの運転手さんに、北海道では今年すでに585頭のヒグマが殺されている(道庁へのくまもり聞き取りより)という話をしたところ、「北海道民は誰も知らないよ」と、驚かれていました。道民は、毎年1~2頭、ヒグマが殺されているという感覚しかないそうです。マスコミが知らせない限り、誰もわからない。保護の声も何も起きないということです。
<定山渓クマ牧場メモ>
1969年設立 ヒグマ 35頭
1997年 ヒグマ 100頭
2004年閉園
2007年 ヒグマ 26頭
2011年 ヒグマ 13頭(オス4頭、メス9頭)
11/26(土) 秋のくまもり講演会②のお知らせ 講師 安田喜憲先生(環境考古学、花粉分析の第一人者)
- 2011-11-03 (木)
- お知らせ(参加者募集) | 企画・イベント | 講演会
参加者募集
自然環境の変化と文明の変遷をダイナミックな視点で捉えた世界的な環境考古学者、 安田喜憲先生。日本熊森協会顧問として、熊森支部で次々と講演して下さっている安田先生の大変貴重な講演会が、ついに熊森兵庫県本部西宮市にて実現します。
安田先生は、「森を消した文明はすべて滅んだ。森を守ることこそが日本の未来を守ることである。<祖先への感謝、未来への責任、生きとし生けるものへの畏敬の念>これが日本文明であったと語っておられます。
日本列島で今を生きる私たちが、3・11以降この国土でどのように生きていけばいいのか、指針をあたえられる講演会になると思います。
一人でも多くの方に、聴いて頂きたいです。
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安田喜憲先生 講演会「森を守ることは日本の未来を守ること」
2011年3月11日の東日本大震災で東北に残ったのは、豊かな森の世界だった。「国破れて山河あり 城春にして草木深し」(杜甫 春望)の一節を誰しもが実感した。 森を守り森の中の生き物たちを守りとおすことは、日本を守ることなのである。(安田喜憲先生より)
と き:2011年 11月26日(土)14:00~16:30(13:30より受付開始)
ところ:兵庫県西宮市民会館 大会議室101
(兵庫県西宮市六湛寺町10-11 TEL (0798)33-3111)
阪神西宮駅「市役所口」改札北へすぐ
JR西宮駅から西徒歩約10分
受講料:会員・一般 1,000円 大学生以下無料
申込み:日本熊森協会本部事務局
電話 0798-22-4190
FAX 0798-22-4196
E-mail event@kumamori.org
※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。
Webサイト申し込みフォームからもお申込みいただけます
主催 : 一般財団法人 日本熊森協会
後援 : 西宮市、西宮市教育委員会
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安田喜憲先生 プロフィール
理学博士。現在、国際日本文化研究センター教授。スウェーデン王立科学アカデミー会員。1996年中日文化賞受賞、2007年紫綬褒章受章、2010年中山賞受賞。2009年からNHK経営委員など多方面で活躍。一般財団法人日本熊森協会顧問。著書に、『奪われる日本の森』(共著・新潮社) 、『山は市場原理主義と闘っている』(東洋経済新報社)、『生命文明の世紀へ』(第三文明社レグルス文庫)、『森と文明の物語』(ちくま新書)他多数。