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カテゴリー「インタビュー」の記事一覧

小出裕章先生を訪問インタビュー  京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)



なごやかな雰囲気で進む京都大学助教小出裕章先生(右)への1時間インタビュー。左は、質問する熊森の森山会長。

小出裕章先生は、今、日本で一番大切な人のおひとりです。多忙なお仕事や、殺到する取材、何冊もの本の出版依頼、講演をこなすため、全国を飛び回られています。「生きているかどうかわからないので、6か月先の講演依頼は受けません」と、言われました。「小出先生、国民のために、なにとぞお体を大切になさってください。」
これが、初対面のあいさつになりました。

原発の安全神話のウソを、ずっと国民に訴えられてきた小出先生と、日本の森林大国神話のウソを、物言えぬ野生動物たちの声を代弁して、ずっと国民に訴え続けてきた日本熊森協会。相通じるものをいっぱい感じました。1時間のインタビュー時間があっという間。誠実100%で生き続けてこられた偉大な方との対談は、まさに至福の時でした。

放射能は、煮ても焼いても何をしても消えないということです。福島第一原発事故が、取り返しのつかないものであることが改めてよくわかりました。今、私たち熊森が知りたかったことを、この日、全部聞くことが出来ました。この貴重な情報は、何らかの形で、会員の皆さんにお伝えします。

8月25日 本部若手リーダーたちが貝原前兵庫県知事(くまもり顧問)を訪問



夏休みの恒例となった、熊森若手リーダーたちの貝原前兵庫県知事訪問。

貝原さんが部屋に入ってこられた瞬間、いつものことながら、一同、その風格に圧倒されてしまいました。このすごい存在感はなんなのだろうと思いました。

お話の内容が世界にとんだり歴史に戻ったり、そのスケールの大きさに、わたしたちはついていくのにフラフラ。あっという間に夢のような90分間が過ぎてしまいました。もっともっと貝原さんと話していたい、貝原さんから学びたい。そんな懇談会でした。今回初めて参加した青年リーダーの一人は、「今日ほど自分が小さく見えたことはない。もっともっと勉強しなければならないと思った」と、感想を述べていました。各界の超一流の人物に会わせる。これが、熊森の青年リーダーの養成法です。

マスメディアのみなさんからの当協会取材受付条件

2011年9月22日改訂

1、現象だけでなく、原因も報道してください。
2、これからどうしていけばいいのか、解決法にもふれてください。

動物の棲める森を復元し続けているクマ生息地の幸福さん


2004年から日本熊森協会と強力にタイアップして奥山保全・復元活動に取り組んでおられる兵庫県宍粟市のクマ生息地にある兵庫一大きい原観光リンゴ園の専務理事である幸福重信さんを、3月20日、熊森本部スタッフ4名で訪問しました。(写真は幸福さん)

幸福さんは、かつて営林署の職員として、国有林の広葉樹林を伐採してスギ・ヒノキに植え替えていかれました。その後、過疎化高齢化が進むふるさとを活性化させようと兵庫県で初めてのリンゴ園作りに取り組まれます。そのリンゴ園を平成16年に台風16号が直撃し、7割以上のリンゴが落ちてしまいました。さらに、その年は奥山もかつてない大凶作で、空腹に耐えかねたツキノワグマが毎夜5、6頭やってきて、残りのリンゴを全て食べ尽くしてしまいました。

ふるさとのために地域の組合員と一緒に開園したリンゴ園が、窮地に追い込まれたのです。クマが憎い、けれども周りの山を見てみると7割以上がスギの人工林でした。天然の広葉樹林を針葉樹林に変えてしまったことを後悔されました。クマも被害者だったと、この時気づかれたそうです。

それ以降、大凶作年でクマがリンゴ園にやって来る年には、幸福さんは日本熊森協会などと協力して、おなかをすかせた森の動物たちのために、リンゴ園の外にどんぐりや落ちリンゴなどを置いてやっています。そうすることで、クマだけでなく鳥や蜂に商品用のリンゴが食べられることも防げるようになったと喜んでおられました。

幸福さんはかつて赤坂御所にて天皇・皇后両陛下に面会し、「全ての生物が共生できる豊かな森づくりに生涯を捧げます」と宣言されたそうです。現在、針葉樹林での間伐や広葉樹の植樹を積極的に行ない、森の復元に全力を注いでおられます。

先日、県庁主催の会議の席で、兵庫県内のある町長が、「農業のことをもっと考えて、動物をもっと殺してください。」と県に訴えておられたことを話すと、「農業を守っていくということは、動物を殺すということではない。農・林・漁業は結びつけて考えないといけないよ。人間が森林を針葉樹の単一林に変えてしまったから動物が住めなくなったんだよ。だから、多様な動物が住めるように人間がもう一度手を入れないと」と、おっしゃいました。

「昔は農と林は結びついていた。水は田んぼから生まれないんだよ。水は森からだ。森がつくったきれいな水を川が海に運んでいく。これが自然界の循環だ。これを守ることが、持続可能な生き方だよ。」「人間だけが生きていける環境なんかないんだ。動物たちが食べられる物を山に植えて、動物たちが安心して暮らせる場所を作ってあげる。そうすることで動物たちが人里に出てこなくなる。人と動物がいがみ合う時代はもう終わったんだよ。」と言われる幸福さんは、昨年だけでも50回ほどメディアに取り上げられました。全国からたくさんの応援の声が届いたそうです。ほとんどの日本国民は、幸福さんと同じ気持ちだと思います。

人間が犯した過去の失敗をバネにして、自然との共生に熱心に取り組む幸福さんの一言一言には、どんな論文よりも強い説得力がありました。全国各地でこのような野生鳥獣との共存、森の復元再生の実践活動に取り組んでおられる方、ぜひ日本熊森協会までご一報ください。動物たちや自然のために何かしたいと考えておられる全国の方がたに、あなたのお話を紹介させてほしいのです。

(原リンゴ園に隣接する地区共有のスギ人工林を強度間伐した場所。植樹したミズナラやコナラなどのどんぐりの木が立派に育っている。クモもやってきて、巣を作りだした。)

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