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東京都のクマの灯を消すなーーー熊を見て、森を見ず 対応になっていないか 

「首都に、クマの棲む森が、後ほんのわずかだがまだ残っている」というのは、日本文化の誇りです。

絶滅危惧種の東京都のクマ(狩猟禁止)が、2012年度、4頭も有害捕殺されています。

奥多摩町…3頭、8月・8月・11月    あきる野市…1頭(子グマ)、12月

こんなことでは、とても絶滅を止められません。

熊森本部は東京都会員らと、首都東京のクマ保護体制作りに向けて、現地調査、行政担当者との懇談に出向くことになりました。

 

 

昭和22年(1947年)の多摩地域の土地利用図  西多摩・南多摩

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平成8年(1996年)の多摩地域の土地利用図 西多摩・南多摩

 

戦後の拡大造林で、あきる野市の山林の76%が、スギ・ヒノキの人工林に変わりました。しかも、多くが手入れされず荒れており、もちろん動物たちは棲めません。昭和22年時では、まだ、落葉広葉樹の動物たちの棲める森がいっぱい残っていたことがわかります。

 

冬ごもり前の食い込みが出来ずに、冬ごもりにも入れず、夜から明け方にかけて、こっそりと2頭の子どもを連れてキウイの実を見つけて食べたりゴミ箱をあさったりしていた母子グマを責めるだけでなく、戦後、人間が山に何をしてきたのかも、私たち人間は見るべきでしょう。

 

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