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(速報7)阿仁熊牧場へのヒグマ移送、あと1頭、どうしても檻に入ってくれない

現在、元八幡平(はちまんたい)熊牧場に残された19頭のヒグマのうち、17頭が、阿仁(あに)に無事引っ越しを終え、全頭阿仁の新施設で元気に暮らしているということです。

 

八幡平に残されたヒグマはあと2頭。ウメコは12月26日、無事、檻に入ってくれたのですが、あと1頭、ゴロウがどうしても檻に入ってくれません。餌につられて檻の近くには来るのですが、檻に全身は入らないようにして、おしりをつきだしたまま手を大きく伸ばして餌だけ取って食べています。ゴロウが一番慎重で警戒心の強い、自己の意思をしっかりと持ったヒグマであったことが、これで証明されました。しかし、関係者の皆さんは、疲労困憊を超えておられます。もう、檻に入ってあげてほしいものですね。

 

八幡平から阿仁への移送には、万一に備えて、警察のパトカーや、銃を持った猟友会の方々が付き添ってくださってきました。しかし、ついに、本日でタイムリミット。警察のみなさんは、年末の特別警戒の仕事があり、もうこれ以上は年内は付き合えないということになりました。麻酔を!という声も出たそうですが、とにかくそういう化学物質は使わないようにして、自然な形で、食べ物だけでつって移送しようと決めていたため、却下されました。(素晴らしい判断だと思います)

 

かくして、檻に入ったウメコと、檻に入ってくれないゴロウの阿仁への移送作業は、いったん本日で休止。

新年1月8日から再開されることになりました。フゥーッ。

よって、移送速報ニュースの続きは、1月8日以降になります。

その間、八幡平に残された、2頭のヒグマたちは、関係者の皆さんの手で、飢えないよう、凍え死なないよう、手厚く配慮し続けてもらえるとのことです。吹雪と氷点下の秋田八幡平です。1月8日まで、長崎さん、県庁職員の皆さん、臨時職員の皆さん、どうか残り2頭をよろしくお願いします。

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