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グッチ2018年春夏シーズンより毛皮の使用を廃止

  • 2017年 10月12日 14時15分
  • 提供元:AFPBB News

【AFP=時事】「グッチ(GUCCI)」のマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)CEOは11日英ロンドン(London)で、2018年以降同ブランドの製品においてファーの使用を廃止すると表した。これに伴い、現在ファーを使用したアイテムの在庫はオークションで売却する。

ビッザーリ氏がロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)の講演中に語ったところによると、ファーの廃止は2018年春夏コレクションから適用される。この改革は「我々にとって、サステイナブルこそがビジネスの本質であると証明する」とビッザーリ氏はコメント。

また新しい取り組みは、2015年にクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のおかげで実現したという見解を述べた。「新しいクリエイティブ・ディレクターには、我々と同じ信念を大切にしている人を探していた。初めてアレッサンドロに会った時に、それを感じた」 この改革の一部として、チャリティーオークションが開催され、同ブランドのファーアイテムの在庫が出品される。オークションの収益は動物愛護団体、国際人道協会(Humane Society International、HSI)とイタリア反生体解剖連盟(LAV)に寄付される。

国際人道協会のキティ・ブロック(Kitty Block)会長は、「グッチ」の取り組みは「温情のある決断」だと称賛した。「『グッチ』のファー廃止は大変革をもたらす。このイタリアの巨大ブランドが、残酷な行為であるとしてファーを使用しなくなることは、ファッション業界全体に波紋をもたらす」と声明でコメント。

「グッチ」は、40もの団体が所属する、動物保護とファッション業界にファーの代替手段を唱える国際団体、「ファー・フリー・アライアンス(Fur Free Alliance)」の一員となる。

現在同ブランドを所有する「ケリング(KERING)」は他にも、ファーを使用しないブランドとして「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が挙げられる。

今回の「グッチ」の取り組みに先駆けて、2016年には「アルマーニ(Armani)」がファーの使用を廃止すると発表している。
【翻訳編集】AFPBB News

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熊森から
ヨーロッパで高まってきているアニマルライツ思想は、この地球上で動物たちも幸せに生きる権利があるという、かつての日本人がごく当たり前にもっていた感性に通じるものです。
この思想が、野生動物たちが生息できる豊かな自然を守り再生しようとする自然保護運動に発展するといいですね。
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