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くまもりNews

大あくび

インターンシップで活動をさせていただいている、女子大学3年のE.S.です。

 

「ふわ~」

 

大きなあくびを見せてくれたとよ君に、思わず笑顔になります。

 

2020年2月17日、冬ごもり中のとよ君に会いに行ってきました。インターンシップが始まってから、とても楽しみにしていた日。会いに行く道中、とよ君について担当のボランティアの方からお話を伺いました。2014年に豊能町で保護されたことやおっとりした性格であること、今では自ら人に近寄ってきてご飯をおねだりすること、プール遊びが大好きなこと。また、2019年の夏に腰を痛めて以来安静に暮らせるよう、運動場は上り下りのしにくい小さめの空間にしてあるということも知りました。

 

一緒にとよ君に会いに行くボランティアの方たちとも合流し、いよいよとよ君のお部屋へ。冬ごもり中のとよ君をびっくりさせないよう、忍び足で進みます。この時期にとよ君の見学に行く一番の目的は、とよ君が異常なく冬ごもりをできているか確認することです。寝室を覗くと、すやすや眠っているとよ君に会うことができました。様子を見ていると、むくっと頭を上げてこちらを観察し、大きなお口を開けてあくびする姿を見せてくれました。その眠たそうなとよ君がとても可愛く、ほっこりした気持ちになりました。

 

とよ君に会いに行ったことで、その可愛さはもちろん、とよ君に対するボランティアの方たちの愛情も実感することができました。また、野生動物を飼育するうえで、特に健康管理や飼育施設の面で、十分なケアをすることの難しさを学びました。日本の森林や野生動物保護の第一歩は、より多くの人に現状を知ってもらうことだと思います。とよ君を通して、「可愛い」の裏にある自然環境破壊の現状と、その保護の必要性を感じていただければと思います。

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