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速報 クマは噛むことで親しみを表わす動物 松本市のクマによる死亡事故

NHKニュースより一部抜粋

 

11月28日午前9時20分ごろ、長野県松本市五常の住宅の敷地内で、この家に住む丸山明さん(75)がクマに襲われたと家族から警察に通報がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元の猟友会のメンバーがこのクマを射殺したということです。

丸山さんは市内の病院に搬送されましたが、全身をかまれるなどしていて、死亡が確認されました。
丸山さんはおよそ20年間、このクマをかわいがって飼っていたということです。

 

熊森から

クマによる人身事故が起きた時、マスコミは襲ったと報道しないでください。

 

記者たちのクマに対する知識不足の故ですが、この誤報道にはやりきれない思いがします。

 

さっそく、10頭のツキノワグマと20年間家族として暮らされた顧問の宮沢正義先生(96歳、長野市在住)に、電話してコメントをいただきました。

 

宮沢先生:「クマはね、噛むことで親しみを表す動物なんだ。クマ同士遊ばせておくと、楽しそうに首とか絶えず噛み合っているよ。好きな人がいたら、どんどん噛んでくるよ。

クマの皮はものすごく厚くて硬いから、クマ同士はどうもないが、人間は皮膚が薄いから、こんなことされたらひとたまりもない。

そこで、飼い始めたころ、服の裾に鉄板を入れたり、軍手の先にボルトを入れたりして、わざと何度も噛ませて、人間の体は鉄のようなものでできており、かむと歯が痛くなると思わせるようにした。

するとそのうち、クマたちは全く人を噛まなくなった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮沢先生と息子さんでクマのお散歩

 

事故後、クマ(オス、80キロ)は、丸山さんのすぐ横をうろうろしていたというから、逃げ出そうとしたわけでも、丸山さんを噛み殺してやろうとしたわけでもなく、最大の親しみを込めて抱き着いていっぱい噛んだら、丸山さんが倒れてしまったので、戸惑っていたことが考えられます。

クマ君は、自分がなぜ射殺されねばならないのか、訳がわからなかったと思います。哀れ。

亡くなられた丸山さんのご冥福を心から祈ります。

(完)

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