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6月12日【速報】滋賀県長浜市のトチノキ巨木の伐採阻止を求め、 滋賀県知事に緊急要請

昨年、日本熊森協会は、滋賀県朽木(くつき)で伐採の危機にあったトチノキ等の巨木トラストをしましたが、今度は滋賀県長浜市木之本町でトチノキ巨木林30本程度が買い付けされ伐採予定との情報が入り、本日、滋賀県知事へ伐採阻止を求めた緊急要望書を地元の会とともに提出しました。

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滋賀県知事へ申し入れ

伐採予定地は、琵琶湖の源流にありトチノキの巨木の他、小流域全体がブナ、ミズナラ、シデなど多様な落葉広葉樹林となっており、貴重な水源地であり、クマをはじめとする多種多様な野生動物の棲みかとなっている場所です。

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記者会見

今後、日本熊森協会では、滋賀県支部を中心に地元の会と連携をしながら伐採を止めるため自治体や地元に働きかけを行っていく予定です。

日本の巨木林はほとんど伐りつくされてしまい、天然の巨木の価格が高騰しているため希少価値の高い天然林がブローカーに狙われています。

滋賀県では、巨木伐採に関する動きをつかみやすい状況ができていますが、このような動きは氷山の一角で、全国各地で人知れず巨木が伐採されているのではないかと危惧しています。

 

希少な水源地の巨木伐採を止めるための有効な法的規制はなく、伐採を止めるのはとても難しいのですが、日本熊森協会は、今、まさに伐採の危機にある滋賀県木之本町の巨木林を守るために全力を尽くすとともに、巨木売買の実態に迫り、希少な天然林を守る制度の提言にも力を入れたいと考えています。

●滋賀県木之本町の巨木伐採に関する新聞記事

5月29日朝日新聞

6月10日産経新聞 

滋賀県知事への要望書

現地の地図

 

日本熊森協会 副会長 室谷悠子

日本熊森協会 滋賀県支部長 村上美和子

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