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クマとはどんな動物か アイヌ最後のクマ撃ち 姉崎 等 氏

<※姉崎等氏の著書「クマにあったらどうするか」から要約>

クマは怖い動物ではない。元々臆病な動物だ。クマは人間が怖い。

クマが人を襲うのは、クマが人に襲われると思った時で、本来は人を襲わない。どっちかというとクマはおとなしくて平和主義者です。

(共存するための棲み分けラインを)クマは守ってきたけれど、人間は守らなかった。ルールを守るのはクマ、守らないのは人間だ。

今は、山菜採りだとか渓流釣りだとかで、人間がクマのエリアに大勢入り込むようになり、クマがかわいそう。クマが悪いんじゃなくて、人間が全部原因を作っておきながら、クマを悪者にしている。クマは危険なものだという考えを改めないといけない。

クマは確かに腕の力も爪の力もすごくて、その気になれば一撃で馬も倒せる。それによって、獰猛だというイメージが作られているけど、人間を食おうなどとは考えてもいない。一番悪いのは、知ったかぶりしてクマは獰猛という人間だ。

クマが死体を食べるのは、動物の本能。

 

クマはクマなりの存在価値があって、この世になくてはならないものだと思う。

 

<片山龍峯氏のあとがきより>

(クマなどいなくてもいいというヒトがいるが、)一撃でヒトを倒すことのできる強烈な力の持ち主がこの世に存在することを知ること、ヒトがそれに畏れの心を抱くこと、それはヒトが思い上がり、暴走するのを抑制するのにどれほど役立つことだろうか。

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