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今年の兵庫県クマ生息地の集落は、静かな秋です

兵庫県の今年7月末までのクマ目撃数は、過去最高の308件(ダブルカウントされたクマも多いと考えられる)でした。

どんな年になるのかと心配していましたが、8月からは目撃数がぐんと減り始めました。

11月になってクマ生息地の集落を回ったところ、秋になってクマを見かけなくなったとみなさんが言われていました。

 

今年は山の実りが良いからです。

 

兵庫県森林動物研究センター調査

・・・ ブナ並上、ミズナラ豊作、コナラ豊作

熊森調査(クマ生息地のみ)

・・・ ブナ並下、ミズナラ並、コナラ並上

 

10月下旬に、クマ生息地を回った時の写真です。

ミズナラの木の下にたくさん落ちていたドングリ

 

拡大写真です。

 

ミズナラはナラ枯れで、近年、大量に木が消失しました。

しかし、残されたミズナラの実りが良いと、もうクマは里に出てきません。

クマは人間をなめて出て来るとか、里の味をしめて出て来るとかいう説は、どうなるのでしょうか。

 

これまで熊森は兵庫県に対して、里でのクマ目撃数やクマ捕獲数ばかりカウントしていないで、奥山にクマがいるかどうかも調べるべきだと訴えてきました。

兵庫県は、調べてみますと約束してくれました。

 

11月、地元集落のお祭りに呼んでいただいたおり、少し早めに行って近くの山を歩いてみました。

山の中に、兵庫県森林動物研究センターが仕掛けたドラム缶型クマ捕獲罠がありました。

いわゆる、学術捕獲です。

以前、クマ捕獲用ドラム缶檻は緑色と決まっていましたが、今回のは下草が消えた兵庫県の自然林の林床の色に合わせたのか、茶色基調でした。

ふたが落ちていたので、あわてて兵庫県森林動物研究センターに連絡しました。すでに調査済みで、誤作動でふたが落ちたと言われたので、ほっとしました。

最近は何でもどんどんハイテクになっていき、ふたが落ちるとセンター内にいてもすぐにわかるようになっているそうです。

 

奥山のクマを調べてくれるのはありがたいのですが、痕跡や自動撮影カメラなど、熊森がしているようにクマに負担を掛けない調査をお願いしたいです。

罠にかかったクマは、全身麻酔をかけられ、歯を1本抜かれ、発信機を付けられて調査放獣されると思います。

クマからすれば、どんなに怖いことか、クマがかわいそうになりました。

みなさんはどう思われますか。

 

集落のお祭りでは、地元のリーダーの方から、「うちは、これからも熊森さんと協力してやっていきたい」と、紹介していただきました。うれしかったです。

クマが出てきたら追い払うとか、草刈りを手伝うとか、地元の皆さんに喜んでいただけることを、今後もしていきたいと思いました。

 

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