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秋田県の見解 死因はストレス

阿仁熊牧場に移送したツキノワグマ6頭のうち、オス2頭が死亡した件で、秋田県の見解は、死因はストレスということです。残りのオス1頭も衰弱が激 しかったようですが、秋田県のみなさんの夜を徹しての救命投薬や看護の結果、回復しつつあるということでした。ほっとしました。ありがとうございました。

 

今 回の移送にあたっては、八幡平クマ牧場の長崎さん、秋田県職員や担当獣医さん、阿仁熊牧場さん、みなさん最大限の愛情を持って、クマたちに対応して下さっ たと思います。それにもかかわらずこのような死亡事故が起きて、みなさん、どんなに大きなショックを受けられたことだろうかと、お察しします。夜中まで走 り回ってみんなで懸命の救命措置をとっていただいたということで、感謝に耐えません。

 

クマは、環境が変わるだけで、死にまで至るデリケートな動物であることが、今回よくわかりました。今後みんなで、このことを忘れないようにして、クマたちに接していかねばならないと思いました。

 

以下、さきがけ新聞より

阿仁移送のクマ2頭死ぬ 飼育環境の変化原

因か

  県と北秋田市は16日、ことし4月に従業員2人がヒグマに襲われ死 亡した秋田八幡平クマ牧場(鹿角市、廃業)から今月7日、阿仁熊牧場(北秋田市)に移送されたツキノワグマの雄3頭のうち、8歳と7歳の2頭が死亡したと 発表した。解剖の結果、死因は飼育環境の変化などによる急性腸炎とみられる。残る1頭(8歳)に下痢、嘔吐(おうと)の症状がみられ、北秋田市と県動物管 理センターの獣医師が治療している。8日に移送した雌3頭に異常は見られないという。

 

県などによると、15日午前7時半ごろ、8歳のクマ がおりの中で死んでいるのを飼育員が見つけた。7歳には下痢や嘔吐の症状があり、16日に抗生剤を投 与したが、同日午前9時ごろおりの中で死亡した。阿仁熊牧場で解剖した結果、争いなどによるけがは見られなかった。残る1頭は吹き矢で抗生剤を投与するな どして治療中。

 

雄3頭は阿仁熊牧場の広さ20平方メートルのおりに一緒に入り、他のクマとは接触していなかった。当初の健康状態は3頭とも良好。餌は秋田八幡平クマ牧場から持ち込んだクマ用ドライフードペレットとリンゴを同量与えていたが、初日から食べ残しはあったという。

 

県は飼育環境の変化や移送がストレスの原因になったとみている。北秋田市は感染症の可能性もあるとして詳しい死因を調べている。

(2012/11/17 10:20 更新)
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