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なぞの葉巻は、オトシブミのゆりかごでした

先日の不思議な葉巻の正体がわかりました。オトシブミという昆虫のゆりかごと呼ばれるものでした。下に写真再掲。

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この葉巻は、オトシブミのメスが、口と足を使って巧みに葉を巻いて作ったものです。この中に、メスが卵を一つ産み付けており、親虫は同時に葉に菌糸を植え付けて栽培、卵からかえった幼虫はその菌糸を食べて大きくなり、やがてここから出て来て地面にもぐりサナギになります。「おとしぶみ」はその中で幼虫が成長し成虫になるまでの食料兼シェルターだったのです.

オトシブミという名前は、昔、巻物状の手紙を書いて地面に落とし、好きな人に拾わせた「落とし文」に、このゆりかごが似ているところからつけられました。

オトシブミの成虫は数ミリの大きさ。首がとても長いです。

日本には、沖縄を除く全域に生存し、22種いるそうです。ゾウムシに近い仲間で、別に発生しても害はありません。

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