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大阪豊能誤捕獲クマ② 飼い主を探すのではなく、山に返してやってください

6月20日(金)、大阪府が、兵庫県と京都府の行政にクマの放獣をお願いしたが断られたので、動物園などの貰い手を探しているという情報が、くまもりに入ってきました。   これまで、野で大きくなった後に捕獲され、動物園や施設で飼われることになったクマのうち、クマのストレスが高じて悲惨な結果になった例が、いくつか思い起こされました。   第一、これまで、くまもりもクマの貰い手を探し回ったことが何度もあるので知っているのですが、誤捕獲されたクマを貰ってくれるところなど、まず、ありません。 しかも、クマは広い山野を駆け巡って 生をまっとうする動物です。   豊能町や大阪府庁にすぐに電話をしました。   いったん野生で大きくなったクマを獣舎に閉じ込めて飼育することは、クマにとって限りなくストレスです。山に返してやることが一番です。すぐ、放獣してやってください。     長年、クマの保護に関わってきたくまもりとしては、とてもていねいに説明してお願いしたつもりです。 この時、担当者から、クマはイノシシ罠からドラム缶檻に移されたことを教えていただきました。     捕獲場所を地図で確認すると、住所としては大阪府ですが、大阪府、京都府、兵庫県のちょうど境です。このクマは、京都府または兵庫県の生息地から出て来たことが考えられます。京都府でも兵庫県でも、どちらにしてもクマは絶滅危惧種であり、イノシシ罠に誤捕獲された場合、行政によって100%放獣されています。 今回のケースも、お願いすれば、行政の連携によって放獣していただけるだろうと、くまもりは思いました。

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