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⑳ 9月10日 大阪府松井一郎知事 豊能グマに関する記者会見

(以下 、大阪府のホームページより)

捕獲されたツキノワグマの受け入れについて

 

町中:大阪日日新聞の町中と申します。
6月に豊能町で捕獲されたツキノワグマなんですけれども、受け入れ先を探すということでされてきたと思うんですけど、現在はどのような状況でしょうか。

松井:捕獲されたその熊を、この間、105カ所打診をいたしました、引き受けてほしいということで。しかし、現在は引き受けるという返事をいただいたところはまだありません。今はこちら側で飼育をしております。
今後のことについては、今、内部で検討しています。全て協議先が立ち消えたかといえば、そうではなくて、ぜひ飼育したいと言ってくれているところもまだあります。ありますが、そこが安全に本当に飼育できるのかどうかをしっかり確認しないことにはお渡しするわけにいきませんから、その協議を継続して今やっているところです。

町中:結果的に飼育を始めてから約3カ月、野生動物を保護しているというこの状態については、どのようにお考えでしょうか。

松井: やっぱりこの大阪で熊が発見される、捕獲されるという想像を今までしていなかったわけで。大阪の場合は熊は生息していないという前提で今までやってきました。それで、その他の有害鳥獣と言われているイノブタとか鹿とか、そういうものについては、これまでも何度も捕獲をし、処分しています。だから、やはりそちら側は、慣れていたんですけどね。やっぱり熊というものに慣れがないので、すぐに処分できないのが今の現状です。だから、イノシシ、イノブタと言われるそういう有害鳥獣は、罠でひっかけたらすぐ殺処分ですよね。みんなあれ、ボタン鍋にしていますよ、それは。でも、そっち側は、慣れているからすぐできるんですけど、熊はやっぱり初めての経験なので、なかなかすぐに処分というところに、これ、気持ちの問題もあってできないというところですね。
でも、全国では年間約2,000頭…。

 職員

1,000頭ちょっとです。

松井: 1,000頭ちょっとが捕獲されて、そのほとんどは殺処分という形でされているわけですね。
だから、それは、慣れているところはすぐにそういう対応ができるんでしょうけども、大阪の場合、慣れていないので、今は3カ月かかってしまっているということです。

町中: 現在、協議中のところがあるというふうなことをおっしゃいましたが、仮にその団体なり施設さんが結局受け入れられないとなった場合、殺処分ということも視野に入れなきゃいけないのかなと思うんですけれども、そのあたりの判断というのはいつぐらいにするか決めていますでしょうか。

松井: 現在、団体と協議中ですから、その答えが出次第ということです。

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