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8月18日 兵庫県庁で記者会見 その1

14時から兵庫県庁記者クラブで、熊森本部が記者会見を行いました。

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兵庫県庁記者クラブ室にて

 

クマたちの逃げ場も隠れ場も奪っておいて、絶滅危惧種のクマ狩猟を再開とは?

 

最初に森山会長が挨拶しました。

全国民の問題です

「全国で起きている大型野生動物の人里出現は、戦後の奥山開発と拡大造林という国策の失敗によってもたらされたもので、◎根本解決は奥山復元・再生しかないのに、なぜか環境省の考えた解決法は、若者たちを狩猟者にして、弱者である×野生動物を大量殺害することです。(手つかずの自然が最も豊かであり、それを守るのが環境省の使命のはずですが)

 

ほとんどの国民は、まさか環境省が、<「すごいアウトドア」―若者よ、ハンターになれ―>として、若者にライフル銃を持たせるこんなキャンペーンを全国で展開しているなどとは、夢にも思っていないはずです。

 

バックに、日本への銃販路を広げたいと願う全米ライフル協会などの圧力があるという指摘もありますが、定かではありません。

すごいアウトドア

環境省指導 「若者よハンターになれ、日本人は狩猟民族になって野生肉を食べよ」

 

今回の兵庫県クマ狩猟再開問題は、県が、国の方針に従ったものと考えられますが、私たちは、こんな解決法を採用していいのでしょうか。

 

まず、人が自らが引き起こしたことに責任を取らないで、被害者である物言えぬ動物たちを殺して終わろうとしていますが、これでは人間がダメになってしまいます。(他の野生動物問題にも、同様のことが言えます)

 

次に、せっかくクマたち野生動物が、山から命がけでどんどん出て来て水源の森の荒廃を私たち人間に知らせてくれているのに、感謝もせず殺して終わらせてしまうなら、私たちは水源の森を失うまで気づかなくなるでしょう。

 

生き物たちの立場を思いやって自然と共存してきた祖先の生命尊重文明を捨て去り、人間のことしか考えない西洋近代型自然破壊文明に我が国が進んでいくのかどうかが問われています。

 

今回の兵庫県のクマ狩猟再開問題は、兵庫県だけの問題ではなく、明日はわが都府県、心ある国民のみなさんに、これでいいのかと考えていただきたいです。」

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