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兵庫県知事、ツキノワグマ狩猟20年ぶり解禁決定を発表

兵庫県井戸敏三知事は10月11日の定例記者会見で、ツキノワグマ狩猟20年ぶり解禁を発表しました。

 

以下は、10月12日に放映された NHK  News  Up 20年ぶりクマ狩猟再開へ 保護との両立は?です。

 

兵庫県でも目撃増加

兵庫県では、今のところ人的被害はありませんが、ここ数年は、人里近くでもクマの目撃情報が数多く寄せられるようになりました。目撃の件数はことしに入って9月までに334件で、6年前から多い状況が続いています。
このうち、兵庫県中部にある多可町ではことし6月、クマが道路を横切る様子がドライブレコーダーに写りました。現場はこれまでほとんど目撃がなかった地域にあり、町では山登り大会が中止になるなどの影響も出ています。
また、クマの目撃が増えている県北西部の養父市では、地元の警察が目撃地点や時間帯をまとめた地図を配って、住民に注意を呼びかけています。

 

出没の理由は

クマの出没が増えていることについて、兵庫県森林動物研究センターは、ツキノワグマの生息数の増加と行動範囲の拡大によるものだとしています。
センターによりますと、県内のツキノワグマの生息数は現在、推定で940頭。兵庫県が狩猟を禁止して保護を始めた20年前は100頭未満だったとされ、およそ10倍に増えたことになります。さらに、ことしは、えさとなる木の実が不作で、食べ物を求めてクマの行動範囲が広がったとセンターは見ています。

 

クマの狩猟解禁へ

このままでは人が襲われる被害が起きかねないとして、兵庫県はツキノワグマの狩猟を20年ぶりに解禁することを決めました。狩猟期間は冬眠前で動きが活発になる時期に合わせて、11月15日からの1か月間とされました。また、生息数を減らしすぎないようハンター1人につき1頭の捕獲を許可し、県全体での捕獲数は140頭までとなりました。ツキノワグマは絶滅のおそれがあるとして、九州、四国、中国の各県や東京都や京都府など22の都府県が狩猟を禁止していますが、解禁を決めたのは兵庫県が初めてだということです。

 

反対の声も

この決定に対し、兵庫県内の自然保護団体は「狩猟の解禁で再びクマが絶滅の危機にひんする」と反発を強めています。この団体は6600人余りの反対署名を県に提出して、「クマが人里に出没するのは環境の悪化が原因であり、生息数が増えたからとは言えない。狩猟が始まれば、クマが人間を怖がり、事故を引き起こすおそれがある」として狩猟の再開を取り消すよう求めています。

 

今後の行方は

兵庫県は「人的被害を避けるためのやむをえない措置だ」として、理解を求めていくことにしています。また、ハンターが捕らえたツキノワグマについては、兵庫県が発育の状態や繁殖経験の有無などを調べ、今後の保護政策に生かしたいとしています。来年度以降も狩猟を認めるかどうかはいまのところ未定で、人的被害の未然防止と野生動物の保護をどう両立させていくのか、兵庫県の今後の取り組みが注目されます。

 

 

(熊森から)

兵庫県では、クマの生息地であった奥山冷温帯の多くの山が、人工林も自然林も人間活動によって大破壊されており、もうクマたちが棲めるような状態ではありません。兵庫の奥山を1度でものぞいてみたことのある人は、年々棲めないまでに劣化していく奥山と、過疎化高齢化が進む人里を見て、クマの人里現象を理解できるはずです。

人間のためにも、被害防除と生息地復元を!殺さない対策が一番優れており、それ以外は、一層生態系を混乱させて失敗に終わります。

 

今回、狩猟再開反対の声があることを取り上げてくださったのは、NHKだけでした。本当にありがとうございます。これからも受信料を払おうという気になりますね。異論のあるものに対しては、両論載せてくださらないと、一般国民は何が正しいのか考えられません。

 

クマ狩猟再開の問題点に気づき、中止を求めてきたみなさん、10月末に予定されている第2次集約に向けて、今後も黙々と反対署名を集めていきましょう。本部では、他生物に畏敬の念を持つ祖先のやさしくてすばらしい文化を守るために、次の動きを考えています。みなさん、がんばりましょう。

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