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山からクマが出て来なくなるにはどうしたらいいの?-4月15日大阪府八尾地区BBS会の研修会

上記研修会にくまもりが講師として参加させていただき、お話や紙芝居をした後、グループワークを実施しました。

(くまもり本部から、4名のスタッフが参加)

 

BBS(Big Brothers and Sisters Movement)とは

「兄」や「姉」のような身近な存在として、少年たちと一緒に遊んだり、悩みの相談にのったりなど、”同じ目の高さで”接しながら、彼らが健やかに成長するお手伝いをしている青年ボランティア団体です。全国で約6,000人のBBS会員が、それぞれの地域で少年たちと交流したり、非行のない社会環境作りのための活動を展開しています。

 

今回の研修会の参加者年齢は幅広く、中高生が7名、あとは20代~50代ぐらいまでの大人たちでした。参加者が同伴してきた小さな子供たちもいて、くまもり青年部作の実話紙芝居「ドングリの森を守って」には声を出して反応してくれました。

 

紙芝居に涙、、、グループワークに真剣な姿

研修会の初めに、参加者にクマの印象をたずねると、

「印象はありません」「全然わからん~」というような回答でした。

都会に住む人たちにクマの話はピンとこないかもと、少し不安がよぎりました。

しかし、紙芝居を始めると、みなさんが食い入るように見てくださり、母グマがハンターに有害獣として撃たれる場面になると、涙を流されている人たちもいました。

 

紙芝居を一時中止し、「どうすればクマが山から出てこなくなるでしょうか」という質問を投げかけました。

この後、7グループに分かれて意見を出し合ってもらい、まとめて発表してもらうことにしました。

 

真剣にグループワーク

 

<主な発表内容>

・山にどんぐりの木を植える

・変なところに税金を使わず、森の整備に使う

・日本熊森協会を支援をする

・自然を守ろうと思う人を増やす

などなど。

 

それぞれの発表に対して、くまもりスタッフが一言ずつコメントを述べさせていただきました。すごく盛り上がりました。くまもりが保護飼育中のクマの「とよ」の話や、「人工林率」の話など、予定していなかった話まで披露してしまいました。

 

BBS会は、「兄」「姉」のような存在の人たちと少年たちが一緒に学び、一緒に悩み、一緒に楽しむ活動をされているからでしょう、大人の人たちが少年たちの意見をうまく引き出して議論する様子を見せていただくことができました。、熊森も勉強になりました。

 

今回、BBS会の皆さんと時間を共に過ごせたこと、くまもりのことやクマの窮状を伝えることができたこと、本当にうれしかったです。貴重な体験をさせていただきました。

みなさん、ありがとうございました。

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