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三重県いなべ市でイノシシ用くくり罠にクマがかかる 山に放獣する予定

以下、中日新聞2018,5,30より

いなべでイノシシ罠にツキノワグマ 猟友会員ら捕獲 

 

三重県は5月29日、いなべ市北勢町川原の山林に仕掛けたイノシシ用のくくりわなに雄の成獣のツキノワグマがかかったため、麻酔で眠らせて捕獲した。近日中に市内の人家から2キロ以上離れた場所に放す。

 県獣害対策課や県猟友会いなべ支部によると、同日午前6時ごろ、わなにクマがかかっているのを見回り中の会員が発見。体長1.4メートル、体重94キロ。10歳を超えているという。県職員らがクマ用のおりに移し、市藤原庁舎で保管した。

 市内では、2015年5月にも北勢町二之瀬でクマが捕獲されている。ツキノワグマは県の希少生物として、捕獲した場合、自然に戻すと決められている。クマに電波発信機を着けて、放獣後は1週間ほど行動を監視する。

 

(熊森より)

2015年のいなべ市でのクマ騒動を思い出します。

熊森本部も、あの時は、いなべのクマを救うため、若いスタッフたちを中心に、午前2時に起きていなべ市にみんなで駆けつけたものです。

もう当時と行政担当者も変わっているかも知れませんが、あの時言われていたように、きちんと保護して放獣して下さるということで、三重県といなべ市に感謝です。

 

旧式の一生外れない発信機を装着するということは、クマに生涯拷問を掛け続けることになりますが、三重県は熊森の要請で、当時、自動落下できる外国製の高い発信機付首輪を購入してくださいましたから、それを使われるのだと思います。

 

どんな生き物の問題であっても、殺さない解決法が一番優れているのです。文化の高さを表します。

 

故東大林学科名誉教授高橋延清先生は、日本の森はクマがいないと森にならないと言われていました。

 

全ての生き物(クマもその中に入ります)がそろった本当の森を、子や孫に残していくことは、私たち大人の責任です。

 

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