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とよ君 絶対安静の効果あらわれる?

みなさまこんにちは。

9月12日~14日までインターンシップをしております、S田です。

13日はクマのとよ君のお世話に初めて同行しました。

とよ君の近況報告に加えて、私の感じたこともお伝えできたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高代寺に到着するとさっそく、とよ君の獣舎の方から「ガタンッ(ごはんちょうだい!)」と物音がしました。

まず初めての顔合わせということで、人除け柵の内側に入って寝室の横へ行きました。しゃがんで挨拶すると、とよ君と一瞬目が合いました。良い目をした賢そうなクマだなと思いました。とよ君のほうはというと、「さ、ごはん ごはん」という感じで、少し足を引きずりながら寝室に入っていきました。長い食事制限に加えて、狭いスペースから出られないストレスがそろそろ限界なのでしょうか。何度もごはんを催促します。

 

バルコニーの様子は、敷いてある合板の上や、水入れの中にフンがたくさんありました。合板をガリガリかじっていたようで、木の屑も散らばっていました。獣舎の様子を一通り観察してから、職員の方がごはんを用意しました。

 

現在、とよ君は投薬はせず、運動制限をしている状況です。

すでに、とよ君の行動を寝室とバルコニーに限って1ヶ月以上が経過しています。

今日のとよ君は、病状がひどかった時を見ていない私には、少し後ろ足は引きずってはいるものの元気そうに見えました。一時は、腰が立たないので前足でからだを支えてズリズリ引きずりながら移動していたという話を聞いて、今のとよ君とのギャップに少し驚きました。

 

ただ、投薬や運動制限によって劇的に良くなったわけではありません。足の調子が良い日と悪い日があり、まだまだ病状は安定していないとのことです。

 

頻繁に会っていないと、とよ君のシグナルにも、からだの小さな変化にも気が付くことができないのだということを感じました。

そして、見るべきポイントをしっかり把握し、継続的に観察しているお世話隊のみなさんが、本当に貴重な存在であるということがわかりました。

 

その後 獣舎の掃除をして、何度かに分けてカキやリンゴを与えてお世話は終了しました。

 

とよくん、また会う日まで。

 

今年も冬ごもり用のドングリ集めをします。

アベマキ、クヌギなど本部までお送りください。

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