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動物虐待以外の何ものでもない「ばんえい競馬」(帯広市)を即改善または廃止せよ

身の毛もよだつ、恐ろしいニュースがありました。

 

2021年4月18日、北海道帯広競馬場で行われた「輓曳(ばんえい)競馬」で、2歳馬のドウナンヒメが上り坂の障害を越えられず、うずくまってしまったところ、騎手がソリに乗ったまま、繰り返し強く手綱を引っ張り、手綱で尻を9回ムチ打った。

この間、ドウナンヒメは一度前脚を起こして前に進もうとしたものの、すぐにまた前脚の膝を折りうずくまった。

これに対してレース開始から3分50秒、騎手はソリから降りて左横から手綱を1回引っ張った後、すぐに左足でドウナンヒメの顔を蹴り上げた。

その後、騎手が、数度手綱を引っ張るとドウナンヒメは立ち上がったが、またすぐに前脚を折りうずくまり進むことができなくなった。

立ち上がろうと何度も顔を地面に擦っているドウナンヒメを、レース開始から4分30秒、再度、騎手は右足で蹴ったが、ドウナンヒメは前脚を折りうずくまったま顔で地面を擦り続け、立ち上がることができず、競争中止となった。(アニマルライツセンター文より)

 

ばんえい競馬とは何か、ネットで調べてみました。

馬に騎手と1トンの重量物を積載した鉄製のそりをひかせ、2箇所の障害(台形状の小さな山)が設置された直線200メートルのセパレートコースで、馬の力と速さ、および持久力や、騎手のテクニックを競う競馬で、人間がお金を賭ける。https://youtu.be/Ju90LAzc_r0

 

今回の暴行が世間で騒がれたため、騎手は戒告処分を受けたそうです。

この騎手は、自分がこの2歳馬だったらと、相手の悲しみや苦しさを思いやることができない人なのでしょうか。

とても悲しいです。大人がこれでは、子供たちに弱い者いじめをしてはならないと教えることなどできません。

何のために1トンもの重量物を馬にひかせねばならないのでしょうか。

 

アニマルライツセンターは今回の騎手の行為を動物虐待であるとして、4月23日、北海道帯広警察署に、北海道帯広競馬場で行われた虐待行為について告発状を発送しました。

動物の愛護及び管理に関する法律(第44条第2項:虐待を行ったも者に一年以下の懲役又は百万円以下の罰金、第48条の二:法人に対しての罰金)

熊森から

戒告や罰金や懲役は当然ですが、それ以前に、ばんえい競馬を即改善するか廃止すべきでしょう。

このようなものは、文化でも、競技でもありません。

こんな残酷なことが、21世紀の日本にまだ残されていたとは信じられない思いです。恥ずかしい限りです。

弱者が立ち上がれないまでに苦しんでいるのを見て楽しめるなど、恐ろしいことです。

動物虐待以外の何物でもないと思います。

アニマルライツセンターに拍手です。

報道してくださった方に、心から感謝します。

 

ばんえい競馬はかつて北海道の各地で行われていたそうですが、次々と廃止されて、今も開催されているのは帯広市だけだそうです。

 

150年前に北海道の開拓がはじまりました。森を切り開き、切り株に火を入れ、ヒグマをはじめとする野生動物たちを殺し続ける。自然を壊すことと引き換えに、人々は生活を手に入れていったのです。この先人の努力は「開拓魂(frontier spirit)」として語り継がれてきました。ばんえい競馬は、より木材や開拓資材を運べる力の強い馬を誇示する、開拓民の催事が起源とされています。

 

しかし、もはやそのような時代は終わったのです。

 

今残された自然を守らねば、今後、人間が生き残れなくなる時代なのです。

自然を守るには、全生物の生命尊厳思想が国民に徹底されなければなりません。

世論の力でばんえい競馬を直ちに改善か廃止し、このような動物虐待を日本国からなくさねばならないと思います。

これができなければ、日本の自然を守ることなど日本人には不可能ということになります。

 

ある北海道出身者が、ばんえい競馬を楽しいいと思う北海道民は、これを機に目を覚まさなければならないと言われていました。

熊森も、帯広市に厳重抗議します。本当にもう、帯広市長さん、目を覚ましてください!

熊森は手がいっぱいですが、ばんえい競馬を改善または廃止するための動きを起こしてくださるところがあれば、精一杯協力したいです。

どこが認めても、熊森は今のようなばんえい競馬を絶対に認めません。

 

 

帯広市の広報には、今も以下の文言が掲載されています。

体重1トンを超える馬が重りをのせた鉄ソリを引いて直線コースで力とスピードを競う、世界でたったひとつのばんえい競馬。北海道開拓時代の農耕馬が現代のレースへ受け継がれ、今では北海道遺産として人々に感動を与えています。長年、帯広市を含む北海道内の自治体が共同で運営してきましたが、平成19年度から帯広市が単独で運営しています。

 

みなさんも、声を届けてください。

帯広市役所

〒080-8670 北海道帯広市西5条南7丁目1番地

電話/0155-24-4111(代表)米沢 則寿 市長

 

農政部ばんえい振興室ばんえい振興課振興係
〒080-0023 北海道帯広市西13条南9丁目1番地
電話:0155-34-0825 ファクス:0155-36-4618
ご意見・お問い合わせフォーム

 

熊森が、イギリスのナショナル・トラストのような大きな自然保護団体だったら、残酷すぎるばんえい競技を即改善または廃止させられます。まだの方はぜひ会員になってください。ご入会受け付け 電話0798-22-4190でもご入会を受け付けています。

 

活動資金ももちろんほしいですが、熊森が今一番欲しいのは、賛同してくださる方々のご入会です。熊森活動に心から賛同するが入会はしないという国民がとても多いのです。賛同を会員という形で表さないと、世の中を変える力にはならないことを知っていただきたいのです。

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