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土砂崩れの9割は林業が原因 自伐型林業推進協会の中嶋健造代表理事

7月7日、兵庫県の七夕様は、大雨でした。

各地で土砂災害の警報が出ています。

 

自伐型林業推進協会の中嶋健造代表理事は、この度、調査の結果、山崩れの9割以上が、林業による皆伐地、林道、作業道であると発表されました。

 

政府は「林業の成長産業化」と称し、巨大な高性能林業機械に多額の補助金を出し、皆伐を奨励しています。高性能林業機械を使うには幅の広い林道や作業道が必要で、それが崩壊の原因の一つになっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本県球磨村の皆伐地

※週刊朝日  2021年7月16日号より一部引用

 

熊森から

球磨村の皆伐地の山の写真を見てぞっとしました。

こんなの、もはや山じゃない。

山に手を合わせてきた祖先の文化はどうなってしまったのでしょうか。

熊森も、山崩れの現地をこれまで各地で見てきましたが、中嶋代表のいわれる通りだと思います。

山は、林道からよく崩れています。

今の林道の幅が広すぎるからです。

なぜ広い林道を造るのか。

大型機械を入れるためです。

なぜ大型機械を入れるのか。

もうけるために国が補助金まで出して推進しているのです。

 

とにかく、山に大規模な手を入れることをもうやめませんか。

林野庁は、国有林の100ヘクタール皆伐計画をやめるべきです。

林業でもうけることよりも、命を守ることの方が大切です。

 

日本人は、欲張り過ぎると不幸になる昔話を、もう一度読んだ方がいいですね。

 

ここで反省しなければ、本当に子どもたちにもう笑われますよ。

私たち大人は気づかないうちに、みんな狂ってしまっているのではないでしょうか。

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