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5月31日、会津若松市の工業団地に迷い込んだクマを駆除→山へ帰す優しさを望む

5月31日、福島県会津若松市内の住宅地と工場が隣接する場所で、クマの目撃情報が相次ぎ、同日午前10時頃、地元猟友会の会員がこのクマを駆除しました。

熊森本部は、すぐに会津若松市の担当部署へ電話しました。

 

〇会津若松市の担当者のお話

クマが出没したエリアは、阿賀川とJR只見線が交差している地域で、山からは遠い。

阿賀川は、奥羽山脈から流れ出る大きな河川で、河川内には人の背丈を超す繁みが広がっている。

今回のクマは奥羽山脈の方から阿賀川を伝って北上し、JR只見線の法面の繁みに入って住宅地に侵入してしまったのだと思う。

会津若松市は、周囲を山に囲まれた盆地。

市街地と山の接する場所や河川の近くでは度々クマが出没し、行政の担当者らが爆竹等で追い払ったりしてきた。

このクマは、最終的に周囲を住宅地で囲まれた緑地の中に潜み、この後どこへ逃げるのか分からなかったため捕殺する以外の対応はなかった。

会津若松市の担当者からのお話しを基に熊森本部が作成した地図

 

 

 

(熊森から)

福島県郡山市では、2015年11月27日に工場内に入ってしまったクマを捕獲し、山へ放したという報道がありました。

今回もクマを捕獲して、山へ放獣してやる優しさが必要だったと思います。

もし自分がこのクマだったらと、共存するには常に相手の立場に立って考えてみることが必要です。

繁み伝いに移動していたら、突然町に入ってしまい、人間たちに追い掛け回されて、元来た道に帰れなくなってしまった可能性があります。

熊森本部は、今後、人間の居住区にクマが迷い込まないようにするために、河川内のクマの侵入経路となる繁みをできるかぎり刈りはらって、クマの潜み場を失くしていただくよう、市の担当者にお願いしました。

クマと人間の事故を防ぐためにも、ぜひ実施してください。

市民もボランティアで、手伝えればいいですね。

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