カテゴリー「岐阜県」の記事一覧
大異変!秋の奥山自然林の中が食料ゼロと化していた 岐阜県本巣市根尾
10月29日、公益財団法人奥山保全トラストが所有する岐阜県の奥山自然林175ヘクタールの秋の実り調査を行いました。
頂上は1170m、うーん、いい森です。見渡す限りの山々がトラスト地。とにかく、広大です。
参加したのは本部から昆虫研究者とスタッフ3名、あとはクマ大量捕獲罠に規制をかけてほしいという熊森署名を今年4000筆以上集めた岐阜県支部の皆さんで、総勢20人。みんな自然保護と向学心に燃えています。
昨年夏に撮影された山の写真を見て、クマの痕跡が見られるのではと、期待して行きました。
2019年8月撮影
立派な集落が残っていましたが、廃村になっていました。
元の山主さんが軽トラで私たちに会いに来てくださいました。90才というのに、ものすごくお元気です。
この集落はかつて積雪が4メートルもあったそうです。
昔はこの山に、ウサギや山鳥など生き物がいっぱいいたそうです。
冬は毎年集落で6頭ぐらいのクマを捕っていて、みんなで食べたもんだとそっと教えてくださいました。
どんな生き物たちがいるのだろうか。久しぶりに下草の生えた自然林に入れて、兵庫県本部から来たスタッフたちは感激です。
この山にはまだシカが入っていないのかとも思いましたが、しかし、よく見ると、道の両側の草は先端のないものが多いです。
少しはシカが入っているようです。
三段滝は、やはりすばらしかったです。
突然現れた三段滝
しかし、こんなに大勢で一日中歩いたのに、見つけたドングリはなんとゼロでした。
ミズナラの木が枯れてしまった後の山なのだそうです。
若いミズナラの木を少し見つけましたが、もちろんドングリは一粒もなっていませんでした。地面にも一粒も落ちていませんでした。
堅果ゼロ!
秋の自然林の中は、色とりどりの液果が美しいはずと期待して行ったのですが、全く実りがみられませんでした。
液果は、昆虫がいて受粉してくれないと実らないのです。
液果ゼロ!
ヤブデマリも実りなし
兵庫県と違って岐阜の山はまだ野生動物たちが住めると思っていたのですが、これでは何も住めません。
岐阜県もか。
なんだか恐ろしいことが日本の山で起きていると思いました。
もちろんクマの痕跡もゼロでした。出会った動物もゼロ。
山から生き物たちの気配が消えていました。
みんな食料を求めて里の方に移動してしまっているということです。
里に出て来るようになったクマの数を見て、クマが山で増えていると言っている研究者がいますが、食料が何もないのにどうして山で増えられるのでしょうか。
みんなで勉強しようと、この日、奥山生態学に詳しい研究者に同行してもらったのですが、ほとんど何も説明していただくものがありませんでした。
なんてこった。
岐阜の奥山の実態を調査して怖くなってきました。
何とか、食料になるものを山で育てないと、これでは棲み分けができません。
こんなことになってしまって一番困っているのは森の動物たちです。
次に困るのは、山から出てきた野生動物たちに農作物を食べられてしまう農家の皆さんです。
気持ちが沈んでいく参加者たち
うーん、こうなったらもう常識にとらわれない思い切った対策が必要です。この事態を放置していたら、人間も水源の森を失います。
動物たちに帰れる森を!山に昆虫と実りを取り戻せ!
山中に動物罠をかけることを禁止すべき 関ケ原町でくくり罠に誤捕獲されたクマの射殺に思う
6月13日、岐阜県関ケ原町でくくり罠に誤捕獲されたクマが射殺されました。
熊森岐阜県副支部長がすぐに関ケ原町役場に電話を入れ、状況を聞きました。
○関ケ原町担当者の話
13日の朝早くに、伊吹山ドライブウエイ脇の山林内でくくり罠にかかっているクマが発見されました。民家からの距離は約600mです。状況を確認しに現地へ行くと、くくり罠はクマの指先にかかっていて、クマはもがいて激しく暴れており、周囲の低木が折れていました。今にも罠から抜け出しそうな状況だったので、危険と判断し射殺しました。くくり罠は、直径12cm規制が守られたものでした。
(熊森から)
〇岐阜県副支部長
現場は奥山であり、クマの生息地です。くくり罠直径12cm規制をかけているからと言って、そのような場所にくくり罠を設置するべきではありません。罠を撤去すべきです。
〇熊森本部から
本部からも役場に電話をし、くくり罠を撤収して頂くようお願いしたところ、今回の場所からくくり罠を撤去するよう猟友会の捕獲隊に話しますという回答を得ました。
野生動物と人とのすみ分けを実現するには、野生動物が、「山の中は安全だ、出ていくと怖いことになる」とわかる状況を作らねばなりません。その山の中にまで、人間が罠を仕掛けるのなら、野生動物たちはもうどこにいたらいいのかわからなくなってしまいます。まして、今回の場合、集落から600メートルも離れたところに罠が仕掛けられていました。明らかに人間側の行き過ぎであり問題です。役場は、猟友会に、罠をかける場所について強く指導しなおしていただく必要があります。
今回、林道横の罠ということですから、車中から麻酔銃を撃てば双方安全に放獣できた可能性があります。一番問題なのは、岐阜県がいまだにクマの放獣体制を持っていないことです。絶滅危惧種になるまでは守らなくてもいいと思われているのでしょうか。
業者に頼めば、1回の放獣料は20万円が相場です。次回から、このような事態が発生したら、私たち自然保護団体にすぐに連絡してください。
クマが激しく暴れたのは、人間がやってきたので殺されると感じ、必死で逃げようとしたからです。同様のことはこれまでも各地で無数にありました。しかし、暴れていたから殺さざるを得なかったという言い訳に、いつも違和感を感じます。暴れる原因を人間が自ら作っておきながら、全て原因を、物言えぬ弱者=野生動物たちに押し付けています。このような人間勝手な主張を許していたら、人間社会のいじめもなくならないでしょう。
私たち人間は、猛反省しなければなりません。
同じ国民として、リニア工事に泣く沿線住民を見捨てられない 熊森岐阜がリニアルートを視察
5月20日、日本熊森協会岐阜県支部員23名と本部リニア担当者1名は、岐阜県におけるリニアルートの3か所を視察しました。
地元の「リニアを考える会」のメンバーのみなさんが説明をしてくださいました。
①瑞浪市日吉町:残土置き場が崩れたら下の集落に危険が!
まず、初めに訪れたのは、リニアのトンネルが掘られようとしており、すでに残土置き場が造られている瑞浪市日吉町です。
ここでは、リニアによって地元住民が得るものは何もありません。
リニアに賛成している人は誰もいないということでした。
リニアのトンネルを掘った時に出て来る残土を運ぶための、ベルトコンベアーがすでに設置されていました。
棚田が広がっていた広大な谷が、残土置き場になっていました。
この谷を、残土が埋め尽くすことになるのです。
すぐ下には、集落があります。豪雨などで残土置き場が崩れたら、集落のみなさんの生命に危険が及びます。
工事開始が差し迫っており、騒音、排気ガス、電磁波など自分たちの身に降りかかってくる危険をどう回避するかで地元は必死でした。
②中津川市:駅舎の日陰で、米作りが不可能に
中津川市では、岐阜県駅と非常口予定地を視察しました。
道の両側に田畑が広がり、交通量も人通りもそれほどない、静かな場所でした。
田植えを終えたばかりの田んぼが広がっていました。
ここに30メートルほどの高さの駅ができます。
田畑は駅舎で日陰になってしまいます。
もう米作りはできません。
市が買い取って田畑を駐車場などにするそうです。
中津川市の山口非常口建設予定地では、すぐ上に、人家がありました。
ここにトンネルを掘ることによって、この人家はどうなるのか不安を感じました。
③恵那市:電磁波と騒音が不安な住民たち
最後に恵那市岡瀬沢地区を訪れました。
この地域では、JR東海に対して地上部リニア走行部分にフードを取り付けてくれるように要望していますが、JR東海は首を縦に振ってくれないということでした。
理由はわかりませんが、地上部全てにフードを付けるとなると、建設コストが莫大になるからだろうと住民の人達が言っていました。
家の数メートル上を、大量の電磁波を放出し、かなり大きな騒音を出してリニアが走るのです。
住民たちは、フードをつける約束をしてくれるまでは、断固として中心線測量をさせないとがんばっておられました。
熊森から
岐阜県リニアルート視察に参加して、大企業であるJR東海の利益の為に、何の罪もない住民たちの生活が奪われようとしている現実を目の当たりにしました。
すでにリニアのトンネル掘りが始まっている長野県の大鹿村では、発破のために家にひびが入ったり、裏山が崩れてきたりしているそうです。
2001年に施行された「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」によって、地下40メートルより深い土地は、無許可で使用できることになりました。リニア中央新幹線はこれを利用して、地下水脈を次々とぶっちぎってトンネル工事を進めているのです。取り返しのつかない国土大破壊工事です。
リニアルートの沿線では、多くの一般住民がどうやって声をあげればいいのかもわからず、不安を感じながら生活しています。
リニア建設は、弱い者いじめ以外の何ものでもないと思いました。
今、たまたま外部の安全圏にいる私たちこそが、不安におびえている住民の方たちを見捨てず、「リニア工事中止・JR東海は住民の声を聞け」の大声をあげることが必要だと感じました。
多くの国民は、リニア工事に泣く住民の実態を知りません。
マスコミの皆さん、なんとかがんばって報道してください!
6月27日 岐阜の山中で2頭でいるクマを目撃
本部職員2名と岐阜県支部スタッフが岐阜の奥山を調査しました。
6月27日午前11時ごろ、崩壊した林道を伝って登山中、中年男性がくしゃみをしたような音を聞きました。
「こんな山奥に、他にも来ている人がいるのかな」と話していると、10秒後ぐらいに「オーオー」というまたしても中年男性のような低くて太い声が、谷を隔てた対岸の斜面から聞こえてきました。
声の方を見ると、対岸の斜面の上から何かが10メートルぐらい落ちてきて、途中で止まりました。
てっきり人が滑落してきたと思い、助けに行こうと思った瞬間、真っ黒の塊のようなものが見えました。
人ではないとわかりました。「クマや」という声があがり、すぐに一同、カメラとビデオを取り出しました。
直線距離で100メートルはあるでしょう。
カメラを持つ者、ビデオを持つ者、それぞれを拡大してレンズをのぞくと、何と2頭がケガもなくじゃれ合っているではないですか。
しばらくして、2頭は別の方向に急斜面山を駆け上がっていきました。
人間には絶対あんなことできません。すごい運動能力です。
クマってすごいな。見とれてしまいました。
クマにとって6月は交尾の季節、成獣のオスメスだったのだろうか、それとも兄弟グマだったのだろうか。
一同興奮冷めやらず、とりあえずビデオのスイッチを切ったら、何と録画が始まりました。
えっ、一連の動きを動画撮影したつもりだったのに、撮影されていなかったのです。がっくり。
という訳で、今回は写真のみの報告です。
日本にはまだこうやって、野生のクマが人間と無関係に暮らしている原生林が残っている。
何とすばらしい国なんだろう。未来永劫、絶対にこの自然を残したいと思いました。
ちなみに、このあたりの森は、兵庫県と違って下層植生が豊かで植物も虫も多様性にあふれているように見えました。
兵庫県のクマ哀れ。
6月15日16日 奥飛騨トラスト地ツアー下見 本部・岐阜県支部
岐阜県支部が7月6日・7日に予定している奥飛騨トラスト地ツアーの下見に、本部と支部で出かけました。
15日はあいにく雨でしたが、林床が下草によって、一面緑のじゅうたんに覆われたように美しかったです。ここには、シカがまだ入ってきていないということでした。針葉樹林でも、広葉樹林でも、最近は下草の消えた茶色一色の林ばかり見ていたので、久々に下草に覆われた林を見て感動でした。
同行してくださった先生が、この山の植物の葉には、この時期なのに虫が食べた跡がさっぱりないと危機感を募らせておられました。ぼくたちは、あちこちの葉が穴あきになっているような、虫がいっぱいいたころの山を知らないので、先生が言われるまで、どの葉っぱにも虫の食み跡がないことを疑問に思いませんでした。虫がいなくなると他の生き物たちも生きていけなくなります。2日間調査しましたが、動物の糞をほとんど見つけられませんでした。もう、この森も動物がいなくなっているのでしょうか。どうしてこんなことになったのかわかりません。
16日はありがたいことに、良いお天気になりました。
写真中央の谷から左が、トラスト地で、稜線の向こう側までトラスト地は続いています。
焼岳から流れ出た土石流の跡がはっきりとわかります。その上には、今、ヤマハンノキがびっしりと生えています。トラスト地と焼岳は本当に近いです。写真右最奥の茶色の部分が焼岳です。
写真左奥の針広混交林は、原生林で、ここは国有林です。トラスト地はかつて1回だけ伐採されたことがあるそうですが、今後は手つかずで永久保全しますから、100年後にはこの国有林のように最高に豊かな森になっているということで、楽しみです。
ササが一斉開花しているところがありました。この後どうなっていくのか定点観測していきたいです。山の下の方はチマキザサですが、上の方はチシマザサでした。この2つは花の色が違います。さて左と右、どちらがチマキザサの花でで、どちらがチシマザサの花でしょうか。
答えは、左の赤褐色がチマキザサで右の緑色がチシマザサです。
9/13 ここまでの過剰防衛は、おかしくないですか クルミの実を食べていただけのクマを、数メートル下の沢に撃ち落とす 岐阜県高山市
以下、毎日新聞より 2012年09月13日
ツキノワグマ:出没 高山の民家近くに2日連続 /岐阜
高山市久々野町久々野の民家近くに11、12日と続けてツキノワグマが出没した。捕獲のため市の委託を受けた捕獲隊が発砲し、1発が命中したが、クマは雑木林に逃げ込んだ。市と高山署は近くの市道を通行止めにし、小学生の下校時にはスクールバスで帰宅させるなど騒然となった。
ク マは11日午後4時50分ごろ、民家から約20メートル離れたクルミの木に登って実を食べていたとこ ろを目撃された。12日朝にも同じ木で2回目撃され、通報で駆けつけた捕獲隊が2度発砲。1発が当たり、クマは数メートル下の沢に落ちたが、そのまま雑木 林に逃げたという。
捕獲隊や警察、市職員ら16人が、猟犬を使って捜索したが見つからなかったため、日没までのパトロール に切り替えた。13日も朝からパトロールを行う。通報した住民は「クマは30分ぐらいの間、木の上でバリバリとクルミを食べていた。民家に近いところなの で不安」と話していた。
<熊森の動き>
さっそく、岐阜県支部の熊森スタッフが現地を訪問し、聞き取りなど行ってくださいました。
現地は高山市内から車で15分。山裾に通学路の細い道があり、その上に民家があって、その上側斜面にクルミの木が生えた森のような所があり、さらにその上に国道41号線が通っているところだそうです。このクマは、最近何度かこのあたりに出ており、何人もの人たちが目撃していたということです。訪問時、民家の方は、あいにくお留守で、詳しいことは聞き取れなかったということです。
9月11日夕方16:50・・・クルミの木に登っていたところを追い払う。森の横に箱罠を仕掛けたが、かからず。
9月12日朝 6:30・・・クルミの木に登っていたところを目撃されて、クマ自ら逃げた。
9月12日朝 8:30・・・またクルミの木に登っていたので、猟友会が撃ち落とした。
近くに、幼稚園、小中学校があるので、クマ目撃があると携帯に情報が届くようになっており、親が学校まで子供の送り迎えをしたりすることになるそうです。
<高山市担当者>
このクマは、3回も人間の所に出て来た。捕獲して放獣すべきだったと言われても、岐阜県では、放獣体制が整っていない。岐阜県の人工林は県平均45%で、最近、人工林は増えていない。クマも絶滅するほどは減っていない。県の特定鳥獣保護管理計画通りにやっているので、意見は、県に言ってほしい。
<熊森の考え>
今回の 高山市の例だけではないが、最近の日本人は、クマに対して仰々しいまでの過剰防衛に陥っているのではないか。まるで、銃を持った凶悪犯人が、次の標的を狙って町に入ってきたかのような、学校やマスコミのセンセーショナルな騒ぎぶりに、大きな疑問を感じる。クマは、凶悪犯人なんかでは、全くない。クマに、人間を襲ってやろうなどという気持ちは微塵もない。現代人はあまりにも動物について、無知すぎるのではないか。動物は、人間顔負けのやさしさや賢さをみんな持っている。
このクマは、人間という動物を信頼していたと思う。数メートルの高さの木に登ってクルミの実を食べていたクマを、発砲で脅かすだけならまだしも、弾を命中させて落としてしまうだなんて、やりすぎではないか。この後どこかで、死んでいるのだろうと予測する。少し昔であれば、クルミを食べるクマを、みんなで遠巻きに見守って、食べ尽くしたクマがそのうち山に帰って行って終わっていただけだと思う。
クマ生息地では、今でもこのようにしてクマをやり過ごしている所が、全国に多々ある。誰も行政なんかに届けない。この方が、ずっと、クマとの人身事故は起きなくなるはずだ。この国で、クマたちと平和的共存をめざすためには、集落近くでクマを見かけたら撃ち殺すという現在のクマ対応を、まず、人間側がやめなければならない。人とクマの棲み分けは大切だが、完全分離をめざすと、人もクマも、相手が理解できなくなっていく。遠巻きの出会いは、見守れないものか。斜面の上に国道があると言っても、クマたちの土地に、人間が勝手に道路を造っただけではないのか。
人間が、自分たちだけの権利を主張し、他の動物たちへの畏敬の念ややさしさを失うなら、そのような文明は、森や豊かな自然を失い、必ず滅びるであろう。今、日本人がどんどんと本来のやさしさを失って、狂い始めているような気がする。自分の命が大切なら 、祖先がしていたように、他生物の命も、最大限大切にすべきである。今回の事件で、子供たちに、クマは見つけ次第、大騒ぎして殺すものという間違った文化を学ばせてしまったのではないかと思うと、誠に残念である。
今年も全国で、すでに多くのクマたちが食料を求めて人里に出て来ては、次々と罠にかかり、撃ち殺されている。ツキノワグマだけでも1000頭以上殺されている。
【お願い】森や動物たちを守りたい人は、熊森会員をはじめ、この国にたくさんおられます。ぜひ1件でも2件でもいいので、聞き取りや現地調査を行い、地元の人たちの声も十分に聞かせていただいて、本当に殺す以外に方法はなかったのか、森の状況はどうだったのかなど調べていただき、熊森本部までお知らせください。現地に行かなければわからないことが、たくさんあります。これからどうしていけばいいのかまで考えていただけると、ありがたいです。