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2016-05-26

熊本地震の迷い犬7割、飼い主の元に 熊本市啓発と「犬好き」県民性

熊本地震の後、被災された人や動物たちがどんな大変な日々を送っているかと思うと、なかなか他のことをブログに書けませんでした。

ずっと胸が痛かったのですが、ホッとするニュースに出会いました。

 

<以下、産経ニュース5月23日版より>

熊本地震では、混乱で飼い主とはぐれる犬が相次いだが、動物愛護センター(東区)で保護した犬74匹のうち、7割が飼い主の元に戻った。返還率は過去の災害に比べると高いという。全国に先駆けて、犬や猫の「殺処分ゼロ」を目指し、啓発を続けた効果もあったといえる。(九州総局 奥原慎平)

熊本市は平成14年度、全国の自治体に先駆け、「殺処分ゼロ」の取り組みを始めた。

同センター職員は飼い犬を持ち込む住民に、生涯飼育を定めた動物愛護管理法を説明し、翻意を促した。犬の首輪に連絡先を付けて、センターに持ち込まれる数を減らす「迷子札運動」も展開した。

この結果、26年度に犬の殺処分ゼロを達成した。この活動は「熊本方式」として全国から注目される。

同センターの村上睦子所長は「避難生活中でも、ペットを家族の一員として必死に探す人が多かった。しっかり愛情をもって飼っているのだろう。はぐれた犬をセンターで一元管理したことで、見つけやすかった面もあると思う」と語った。

こうしたセンターの啓発活動に加え、「犬好き」な県民性が、地震における返還率の高さにつながったかもしれない。(以上)

 

熊森より

被災されているみなさん、動物たちに、心からお見舞い申し上げます。また、これらの人や動物を助けるために奔走してくださっている個人、団体、行政のみなさん、本当にありがとうございます。心からお礼申し上げます。

 

日本は災害の多い国です。災害は避けられません。今後は是非、ペットを同伴できる避難所や仮設住宅の建設を望みます。阪神大震災や東北大震災で、もう十分、気づいたはずですが。

 

 

「市街地に出たクマは捕獲し、山へ返す」 福島市のクマ対応に、人間としての優しさあり

<以下、福島民友 みんゆうnetより>

5月24日、福島市の市街地周辺でのクマの目撃情報が2件(午前2時15分、午前2時30分)あり、23日から続く目撃情報は計5件となった。いずれも人的被害などはない。県警と県猟友会、県、福島市、JAふくしま未来は、目撃情報があった信夫山に捕獲用のわなを設置、一部を立ち入り禁止にするなど警戒を強めている。

クマはいずれも体長約1メートル。クマを見た男性は「クマの胸元に白い月のような模様が見えた。『襲われるのでは』と思い、その場から離れることを心掛けた」と話した。

福島

 

5月25日、熊森はすぐに電話で問い合わせました。

〇福島市農業振興課

クマの目撃があった時間帯は、夜中から早朝、夕方から夜で、クマは人目を恐れて動いていることがわかる。信夫山付近で3回の目撃(松川河川敷の目撃含む)、笹木野駅周辺では深夜に2回の目撃があったが、別クマであると考えられる。

両目撃地点付近では、警察によるパトロールを続けている。特にクマが現在、山中に身をひそめていると思われ信夫山付近は、学校などの教育施設もあるため、24時間体制でパトロールをしている。このクマは、奥羽山脈から松川を下って市街地に入ってきたと考えられる。

付近住民には、「クマを目撃した際は、まず騒がず落ち着くこと。そのあと、市のほうまで連絡してください」と、口頭で伝えている。

人間と野生動物の共存は大切。現在、捕獲罠を2基設置しているが、クマ捕獲後は山奥へ放獣する。

 

熊森より

福島県・福島市の関係者のみなさん、ごくろうさまです。

福島県は、昨年11月27日にも、郡山市の工場内に侵入したクマを、捕獲後山奥へ返してあげています。

全生物との共存に成功して自然豊かな地球を残すためにも、命を大切にするやさしい人間社会を作るためにも、全国行政は福島県・福島市の心豊かで優しいクマ対応に続いてください。

 

秋田行政「捕獲なし」が一転して「殺処分」に、死亡山中現場にクマ捕獲罠を設置 熊森は厳重抗議

秋田魁新報 電子版(5月26日)によると、先日秋田県鹿角市で、21日22日と連続して、2名の方が亡くなられたクマによる人身事故現場に、クマ捕殺用罠がしかけられました。

 

5月26日、くまもり本部はすぐに問い合わせました。

 

県自然保護課・鹿角市農林課・鹿角振興局森づくり推進室

今回事件があった現場近くに林業の施業地があったり、高圧電線の管理等、今後も人が入ることがある。地元住民の不安を解消するため、捕獲罠を設置し、その後クマを殺処分することになった。

捕獲罠は25日~来月6日までの、現場の立ち入り禁止期間中設置。(ハチミツ罠でクマを誘引するため、山に人間が入っていない状況下でないと安全に捕獲できないから)

昨年10月の人里でのクマ目撃情報が6件と、前年の半分、12年の6分の1と激減していたことから、ブナの実などのえさが豊富にあり、山を下りてこなかったのではないか。クマの個体数は例年より多い可能性がある。

 

熊森見解

・今回の事件は、人間がクマの棲む深い森の奥まで入って行って、彼らの食料を奪う行為を行ったことによって起きたものであり、クマ側には何ら責任がない。クマの国である山奥に捕獲罠を設置して、かかれば殺処分するとは、人間の倫理観を疑う。

クマが人里や市街地におりてくると人間はこわがって大騒ぎするが、クマにとっても、人間が自分たちの生息地に入ってくることはこわいことなのです。

 

・捕獲されたクマが、今回の加害クマかどうか特定することは不可能。それでも殺処分するのなら、冤罪を認めることになる。子どもたちの教育上も、良くない。一転して捕殺を目指すことにした秋田県の決定は、人間として恥ずべき行為であり、熊森は絶対に認められない。人間は、罠も銃も持っていない臆病な相手(=クマ)の立場に立って考えられなければならない。

 

・ネマガリダケの竹の子を採りに来ている人の声 ーー5月24日読売オンラインネットよりーー

通行止めになった市道には23日昼頃、軽トラックの男性が訪れた。採ったタケノコを業者に買ってもらっているといい、「クマの被害は知っているが大丈夫だろう。別のルートから山に入る」と話した。

 

・秋田県行政が本気で人身事故を減らしたいのなら、人間がタケノコとりに入れるエリアと時間帯を決め、しっかり人間側を管理していくべきでしょう。

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