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2017-09-27

「求む ドングリ」 「とよ」のために、地元会員が家の前にドングリ箱を設置

去年まで地元スーパーの前に箱を置いて「とよ」の冬ごもり前の食い込み用ドングリ(多い時期は、1日10キロのドングリを食べます)を、買い物客にご協力いただいて集めて下さっていた方が、遠くに転居されてしまいました。

 

ドングリにはゾウムシという虫が付くので、ドングリ箱を放置しておくとまわりが虫だらけになってきます。

(この虫は、クマの大切なタンパク源で、「とよ」も大好物です。クマだけではなく、鳥や犬も好んでこの虫を食べます。)

これまで、毎日回収しますという条件で、ドングリ箱を置かせてもらってきたのですが、今年はそれができなくなりました。

 

そこで、今年は、ある地元会員の方が、家の前にドングリ箱を置いてくださることになりました。

 

たくさん集まるといいですね。

今年も、ドングリを待っている「とよ」

 

集めたドングリを熊森本部まで届けていただければ、本部から「とよ」に持っていかせていただきます。

注:日本には21種類のドングリがありますが、「とよ」は原則として、落葉広葉樹のドングリしか食べません。

マテバシイやアラカシなど、常緑樹のドングリは食べませんので、その点はご配慮ください。

 

9月23日 いきものの森活動 クマ止め用柿園の電気柵張り(兵庫県宍粟市)

2014年に地元の人達と植えたクマ止め用柿園の大苗の周りの盛り土が、昨年末イノシシに掘り返されるという事件がありました。(2017年1月8日当ブログ参照)

イノシシは盛り土に繁茂していたクズ(葛)の根を掘り起こして、食べたようです。

ありがたいことに、柿の苗木はほとんど無事でしたが、盛り土を崩されると柿の苗木が弱るので、地元の皆さんといっしょにあわてて電気柵を張りました。

しかし、春見に行くと、電気柵の棒が折れるなどの雪害が発生していました。

えさのない冬、今年もイノシシがここにやってくるかもしれません。

イノシシには申し訳ないですが、クマのためにはなんとかこの植樹地の柿を立派に成長させねばなりません。

元気に育っている柿の苗木50本

 

この日、頑丈な木の杭を用いて、しっかりとした電気柵に設置し直しました。

この場所は、山崩れの跡を平らに固めた跡なので、地面が固くなっています。

最初にバールで穴を空けます。

5cm角の木の杭を打ち込み、それに電線を張っていきます。

下草が電気柵にあたると漏電するので、電線の下の草を刈っていきます。

今回は植樹地全体を囲む金網柵の外ではなく、柿を植樹した部分だけを囲いました。

今年の設置場所は平地なので、雪害を受けにくいと思います。

苗木以外の場所にあるクズの根にイノシシが来るかもしれませんが、それは見逃そうと思います。

ボランティア参加してくださった人たち

 

電気柵設置終了後、試しに電気を流してみました。しっかり流れてくれました。

電気柵は、日頃の下草の管理が必要です。10月にもう一回は草刈りに行こうと思っています。

さあ、今年はイノシシから苗木の盛り土を守れるでしょうか。

お手伝いくださったみなさん、ありがとうございました。

 

 

 

 

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