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2022-05

4月30日放映 危機のカナリア 風力発電問題

BSテレ東の「石川和男の危機のカナリア」という番組が、再生可能エネルギー問題をシリーズで取り上げています。

毎週土曜午前7時から30分間

 

 

2022年4月30日放映【風力発電への期待 追い風参考記録?】を視聴しました。

 

【進行】
石川和男(元経済産業省 政策アナリスト)
大浜平太郎(テレビ東京)
【ゲスト】
竹内純子(東北大学 特任教授)
山口雅之(全国再エネ問題連絡会 共同代表)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主な内容

政府の2030年目標は、陸上と洋上合わせて風力発電5%。しかし、こんな目標は野心的目標といって最初から無理な目標。風力は進んでいないし、今後も進みそうにない。2030年になっても、洋上はゼロに近いのではないか。

 

陸上風力

・日本の陸上で風況のいいところというのは山の尾根。そこまで風車を運び上げるのに、森林伐採して道を造るのが大変。環境破壊も甚だしい上、道造りには切土・盛土が必然で、災害が起きるようになる。

・平地でも年間通じて偏西風が吹くヨーロッパと、まったく風況条件が違う。日本では無理。

 

洋上風力

・洋上が進まないのは、巨大インフラなので大企業にしかできない、日本の海底地形は沿岸を離れると急激に深くなり洋上風力に向かない、漁業権の問題がある、地域との共生が難しいなどの理由もあり、国が加担しない限り難しい。

 

熊森から

課題山積みの風力発電についても、前回の太陽光発電同様、実質25分間という短い番組の中で実によくまとめられています。さすが、プロだと思いました。出演者の知見もすばらしいです。

 

ウクライナを見ていて、安全保障の面からも大規模発電ではなく、小規模発電を国内に多く造る方がいいのではないか、第一、風車の廃棄物処理法がまだ見えない段階で、どんどん風車を設置しているが、太陽光もそうだが、これってトイレのないマンションと言われた原発と同じだというまとめにも納得しました。

 

地元の方の中には、太陽光も風力も、お上の進めることだから大丈夫だろうという方がおられますが、お上のすることがこんなにずさんだったのかと、よくわかる番組でした。

 

さあ、これからの日本の電力どうしたらいいのか。優秀な日本の官僚の皆さんにもどうしたらいいかわからない難しい問題なのだと思いました。まず一つ思ったのは、海外事例をまねるのではなく、日本の国土にあったものでなければならないということです。

 

後2~3日はネットから視聴できます。まだ見られていない方は、消される前にぜひご覧になっておいてください。

 

4月27日 経産省再エネ第2回検討会を考察する 

「第2回再生可能エネルギー発電設備の適正な導入及び管理のあり方に関する検討会」をユーチューブで視聴させていただいて、私見をまとめてみました。

読んでくださった皆さん、もし間違っているところなどあれば、以下のアドレスあてにご指摘ください。

contact@kumamori.org

 

今回は太陽光発電に的を絞って、4者のヒアリングがありました。各自用意された資料の説明をされ、その後、それに対して13人の委員の先生方が質問されました。

 

私たちは森林保全団体として、どうしたら業者に森林伐採を伴う再生可能エネルギー事業をあきらめてもらえるか、日々頭を悩ませているので、今回の太陽光発電事業ありきの議論には抵抗がありました。しかし、順次、段階を追って検討会が進められるのだろうと、今後に期待します。

 

(1)山梨県 環境・エネルギー部 環境・エネルギー政策課

雨宮俊彦 課長

本来、環境を守るための再生可能エネルギーが、無秩序な開発により、環境を破壊し、土砂災害などの災害発生を引き起こすことはあってはならないという考えのもとに、山梨県では令和3年2021年7月に条例を制定しました。

「山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例」概要)PDFファイル

<設置を規制する区域>と<それ以外>を明確にゾーニング。

<設置を規制する区域>では太陽光発電施設の設置はできない。小規模、既存施設も条例対象とする。

<原則設置できない区域>

①森林の伐採を伴う民有林及び国有林

②土砂災害の恐れが高い区域

雨宮氏の説明では、山梨県では今後、野立て太陽光を減らして、建物への太陽光にシフトしていくとのことでした。

 

熊森から

条例でここまでできたなんて山梨県に大拍手です。この条例で、業者が訴えてくるなら受けてやると言われている1968年生まれのまだ若い長崎 幸太郎知事はすごいです。お会いしたいです。今、国が急いで作ろうとしてくださっている法規制も、山梨県条例にのっとっていただければ言うことなしです。

 

 

(2) 環境エネルギー政策研究所  山下紀明 主任研究員

いろいろな町での規制条例の紹介など。

 

熊森から

規制条例の中に、事業実施には首長の許可が必要という町がいくつかありました。しかし、これでは自然環境も住民の安全安心も守れないと思いました。なぜなら、事業を進めたい業者がまず考えるのか、首長へのワイロだからです。首長が買収されてしまえば、正しい判断は期待できません。やはり、地元住民の同意がないと事業を進められないようにしておくべきでしょう。

 

日本で山林を開発しての太陽光発電が進んだのは、FIT法による売電価格が高すぎたので(高い売電価格は、国民の再エネ賦課金が支えている)、山林開発経費が出せたからなのだそうです。売電価格が下がったり、今年からFIP法に変わったりしてきたので、業者はこれまでのように暴利を得ることが難しくなり、山林開発経費を出せなくなってくるから、今後は山林開発型太陽光は減っていくだろうとのことでした。

 

しかし、1kwh40円など、以前の売電価格が高かった頃にFIT認定を受けた業者が、太陽光パネルが安くなる今まで待っていて、その当時の売電価格のまま事業を進めようとしている例が多く、合法です。これに規制を掛けないと、山林開発型太陽光事業は減らないと思います。

 

ドイツでは、事業者が初期からNABU(以前、熊森も訪れたことがあります)などの自然保護団体と協議するそうです。一般住民は専門知識がないので、自然保護団体が事業実施に対して、事業者、住民の両方にアドバイスして、可能な限り問題の少ない施設にすることは大切だと思いました。

 

 

(3) 横浜国立大学 板垣勝彦教授

すでに設置されてしまった施設に対して、事後法によって規制をかけることができるはず。使用後パネルを放置する業者が出ることが予測され、パネルの撤去・廃棄費用をFIT価格から天引きして徴収するデポジットを課すことが必要であると主張してきたが、法改正により実現した。

 

熊森から

デポジットでその場所から撤去したとして、そのパネルは有毒なのにどこへ持って行くのだろうか。現在、太陽光パネルの廃棄処理法がないので、別の場所に山済みされるだけで、原発と同じく最終処理は不可能。問題はずっと続きます。

 

現在、東京都の面積と等しいだけの太陽光パネルが日本に設置されていますが、ある方の計算では、2030年の我が国の太陽光発電量目標を達成するには、あと東京都の面積2個分にパネルを敷き詰めなければなりません。東京都の面積3倍に敷き詰められたパネルの数は2億7500万枚となるそうです。

耐用年数20年として、毎年1350万枚ずつ処分していかねばなりません。ますます地球をゴミだらけにして毒物で汚染し、地球を窮地に追い込むことになると思います。

 

 

(4)一般社団法人 構造耐力評価機構 隆盛浩治 理事

傾斜地など特殊な設置形態の太陽光発電が災害を起こさないようにするためには、どのようなガイドラインを作っていけばいいか研究しています。

 

熊森から

傾斜地などで、切土盛土して設備を作った場合、災害が起きないようにするために、どのような決まりを作っていけばいいのかということでしたが、それよりもそんなところに太陽光発電を造ること自体が問題で、設置を禁止したらいいだけの話だと思いました。

 

次回は、5月12日(木)16時~19時です。オンライン傍聴できます。

今回は、太陽光発電に特化した検討会でしたが、次回は風力発電なのでしょうか。今のところ不明です。

どうしたら再エネ事業をわが町の森林に造らせないようにできるのかと、必死になって事業者と闘っている地元の人たちの声も、この検討会でヒアリングしていただきたいです。

検討委員の先生方、短期集中検討会は大変だと思いますが、がんばってください。(完)

 

 

4月27日に第2回 最速スピードで進む経産省の再エネ検討会に感謝

4月21に開かれた、再生可能エネルギー発電設備の適正な導入及び管理のあり方に関する検討会(第1回)では、4省庁(経済産業省、林野庁、国土交通省、環境省)の担当者と、13人の専門委員の方々が、それぞれの立場から多岐にわたって2時間半話されました。

 

第1回検討会は、不備があったのか、発表者のお顔が画面に出ず、かつ、あまりにもいろいろな角度からの再エネ問題点が次々出てくるので、正直、頭の中が整理できず、疲れてしまいました。今後が思いやられました。

 

ともあれ、検討会はオンラインで国民が自由に傍聴できます。何と日本はいい国なんだろうと思いました。

 

連休明けの5月6日に、経産省担当者に、「研究者だけでなく、実際に再エネ問題に取り組んでいる地元団体の声も政府として聞いていただきたい。全国再エネ問題連絡会をヒアリングしてほしい」と要望する電話を入れて話しているうち、4月27日に第2回検討会の開催があったことを知りました。

 

第1回から、6日後に第2回があったなんて、その最速ぶりにびっくりしました。再エネの導入及び管理の在り方について夏までに結論を出すということですから、これくらいのスピードが必要なんでしょうね。ちなみに、第3回検討会は5月12日だそうです。速い!

 

私たちが、「早く法規制をかけてくださらないと、奥山水源の森が国内外の投資家たちの太陽光発電事業と風力発電事業で伐採されてしまう。日本国にとって取り返しのつかないことになる」と、国に訴えたことで、こんなにすぐ国が動いてくださっている。私たちは感謝でいっぱいです。

 

見逃した4月27日の第2回検討会は、経産省HPの審議会・研究会をクリックしてユーチューブの動画で見ることができました。

 

第2回検討会は、4人の方をヒアリングしてから、13人の委員の皆さんとの質疑応答がありました。今回は発言者のお顔も見れて、議題も4つに整理されており、わかりやすくて良かったです。

 

2022年4月27日

再生可能エネルギー発電設備の適正な導入及び管理のあり方に関する検討会(第2回)開催資料

ヒグマ母子、殺したくないなら即追い払うべし

今年、札幌でのヒグマ目撃は25件にも上っています。

札幌南区で、5月3日に続いて5月6日にも同じ母ヒグマと3頭の子供が目撃されています。

5月6日の場合、3日と同じ牧場のはしっこの笹薮と牧草地の境界あたりで、午前6時前、ゆったりと草を食んでいるヒグマ親子の映像が放映されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行政の皆さん、警察の皆さん、マスコミの皆さん、

いてはいけないところに出てきたヒグマは、見つけ次第、おどして追い払ってください。

愛らしいので眺めていたいのはわかりますが、眺めないでください。

撮影したいのはわかりますが、撮影しないで即、追い払ってください。

被害が出ていないからと黙って観察するのはやめてください。

 

人間がヒグマをじっと眺めていると、ヒグマはここに来てもいいんだと学習してしまうのです。

人間が歓迎して喜んで見てくれていると勘違いして、何度も出てきたり、さらに町に入り込んできたりするようになります。

そうして最後に、困ったヒグマだとして殺されるのです。

 

2019年8月、札幌での連日スター扱いされた挙句、射殺されたヒグマの教訓がなぜ生きていないのですか。

担当者が変わったのかも知れませんが、引継ぎをしていないのですか。

熊森は、この親子グマの命を守りたいので、人間は目を吊り上げて大声で怒り、追い払ってくださるよう訴えます。

 

眺めたり撮影したりするのは、いてもいい地域にヒグマがいるときだけにしてください。

ヒグマとの共存に向けて、もういい加減に人間も学習しましょうよ。

 

P.S

5月9日札幌市役所に電話しました。あの後、ヒグマは今のところ出てきていないそうです。

出てきてはいけないところに出てきたヒグマを撮影しないように、直ちに追い払うように、また、ヒグマが去った後にはもう二度とその場所にヒグマが出てこないように、唐辛子スプレーやニコチンなど、ヒグマの嫌がる臭いのものを撒いてほしいとお願いしました。

あの映像を撮ったのはマスコミではなく一般市民だそうです。ならば、市民にも、啓もうしてほしい旨、お願いしました。

札幌市の共生担当課の中のヒグマ担当職員は3名とのこと。ヒグマを見つけたら、即、轟音玉で脅してほしいというと、自分たちは免許がないのでできない。猟友会にお願いするしかないとのことでした。ならば、お願いして、人なれさせておいて最後は殺すということだけにはならないようにとお願いしました。(5月9日記)

 

 

 

尾根筋に巨大建造物を建てるとどうなるか

どういうわけか、宮城県の森は、再エネ事業で儲けようとする国内外の投資家たちの草刈り場になっており、業者が殺到しています。

 

中でも㈱グリーンパワーインベストメント(アメリカ系資本)によって、60階建てのビルに相当する高さ200mもの巨大風車を、奥羽山脈の山の尾根筋に数十基建てられようとしている加美町は大変なことになりそうです。

 

業者はすでに経産省からFIT認定を受けており、只今環境アセスの最中です。

日本では、環境アセスは業者がすることになっているので、業者寄りの結論しか出ないことは目に見えています。

森林伐採や道路造り、工事着工の日が着々と近づいています。

林野庁は奥羽山脈の尾根筋国有林を差し出す予定です。

町は風力発電業者からの固定資産税が入ることを期待して、反対しようとしていないようです。

風力発電の事故例、人や山の生き物たちへの被害などをいろいろ調べてみた地元の人たちは、危機感でいっぱいです。

何としても、尾根への風車建設を止めたいと言われています。

 

巨大建造物を山の尾根に建てることは大変危険です。

・地震や台風で倒れた時、大事故になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年10月1日長崎県風車倒壊(デイリー新潮より)

 

地震、台風もなしに、高さ20mの中国製小型風車、ボルトが折れ、根元から倒壊。
この中国製風車は日本に400基導入されているとのことです。

その他にも、日本で風車の倒壊例や羽が落ちた例などがいくつかあります。

部品はいつか必ず劣化するし、人間のすることには必ずミスがあります。

倒れたのが200mの巨大風車だったら大惨事になっていたでしょう。

 

・雷が落ちるなどして発電部分が火を噴きだし、山火事になる恐れがある。

(尾根での火事の消火は不可能)

 

 

 

 

 

 

 

2017年8月21日佐賀県唐津 高さ60mの風車が燃えた(朝日新聞より)

 

佐賀県で原因不明の発火。羽が落ちる恐れがあるため、放水できなかったとのこと。他にも火災発生例いくつかあり。

冬の山に燃える風車の火が落ちたら、山火事になるでしょう。

 

・宮城県加美町は豪雪地帯なので、風車に雪が積もり固まることがあります。凍った巨大な氷塊が落下してくると、大事故になります。(他地域で事故例あり)

 

<結論>

尾根に巨大建造物は絶対にやめるべきです。

人間のすることにいつか事故はつきもの。

野生動物も人間も、危険でめぐみの山に入れなくなります。

風車の様々な事故が相次いでいるのに、なぜかマスコミ報道は小さくてすぐ消えてしまいます。

尾根に風車が国策であっても、国民が尾根に巨大建造物を造ってはならないとわかるよう、真実を報道すべきでしょう。

阪神大震災の後、貝原俊民兵庫県知事が、「これからは巨大建造物を造ってはならない。地震があった時、巨大建造物だと助けられない」と、しみじみ言われたことを思い出しました。

阪神大震災の教訓を、もう国民は忘れてしまったのでしょうか。

 

しかも、風力発電は二酸化炭素削減に役立っているのかどうか、製造、運搬、廃棄過程などで使う大量の化石燃料を考えるとあやしい限りです。

20年後廃棄物となった時の処理法がありません。トイレのない原発と同様、トイレのない風力発電なのです。

廃棄物は地中に埋めるしかないのですが、日本にはこんな巨大物を大量に埋めておく場所などありません。

山に放置しておくのも危険。

撤去費用は1基につき億単位です。

どちらにしても、次世代に負の遺産を残すだけです。

5月21日22日熊森会員向け1泊2日の観察会等企画

5月22日に宮城県加美町大集会の参加してくださる熊森会員のために、クマの痕跡でいっぱいの宮城のクマ生息地を視察し、地元のクマ研究者や自然保護団体のお話を聞く勉強会を企画しました。チラシ参照。

 

5月21日(土)

午前11時 東北新幹線 古川駅 集合

船形山荒沢湿原視察

夜 「宮城のクマと森」講演

5月22日(日)

午前 船形山のブナを守る会 講演

午後 500人集会参加

16時40分 新幹線古川駅解散

 

クマたちが棲む豊かな森を失ってしまった西日本の会員には、ため息が出るほど豊かな森を見ることができます。この機会にぜひクマたちが棲む本当の森を見ておいてください。

 

交通費や宿泊費は各自負担ですが、新幹線古川駅からの現地往復バスは、熊森が用意させていただくことになりました。ふるってご参加ください。参加申し込み0798-22-4190  先着20名まで

 

5月22日の会場には大きな駐車場がありますので、自車参加も可能です。

尚、コロナ感染の様子見で、若干の計画変更もあり得ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月22日宮城県集会クラウドファンディング開始

クラウドファンディング(クラファン)とは、インターネット上で不特定多数の人「群衆(Crowd)」に呼びかけ、賛同した人から資金を集める「資金調達(Funding)」方法です。

 

5月22日の宮城県大集会開催経費を得るため、実行委員会がクラウドファンディングを立ち上げました。

 

目標額 50万円 締め切り6月30日(木)午後11時まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北の山々の豊かな自然と地元の人々の安全安心な暮らしを守りたい
クラウドファンディング

クリックください。

 

ご協力のほどよろしくお願いします。

5月22日全国熊森会員は、宮城県加美町に大集結を 

5/22「東北の山の今と未来を考える」集会 午後1時~4時

~再エネ森破壊にNO表明~

★STOP再エネ森林破壊。止めるのは私たちの声!

5/22「東北の山の今と未来を考える」集会(宮城県加美郡加美町)にご参加ください!

東北の山々を削り、木々を切り払って、メガソーラーや巨大風車が多数建設されようとしています。

クマをはじめ野生動物たちの棲家が失われてしまいます。

水源の森を失うことは、地域の人々の安全安心な生活も脅かします。
現在、このような森林破壊を止める法律はなく、このままでは本当に開発がどんどん進んで行きます。

たくさんの人が今声をあげないと東北の豊かな森は失われてしまいます。木を切られ、山を削られてからでは取り返しがつきません。
今まさに瀬戸際の状況にある宮城、青森や東北の人たちを一人でも多くの方に知っていただき、応援してほしいです。

国民1人1人の動きに東北の森の未来がかかっています。

5/22の集会には、宮城県、青森県で活動する団体が結集。

熊森からも東北の山々を守るため、全国から多数ご参加をお願いします。(詳細は↓チラシをご覧ください)

当日プログラム
・メガソーラーや巨大風力発電事業を止めるために闘っている東北地元5団体からの発表
・記念講演 「再エネによる自然破壊」
 三枝 玄太郎 【フリーライター・元産経新聞東北総局次長】
・全国再エネ問題連絡会共同代表からの挨拶
 室谷 悠子【弁護士 日弁連メガソーラー問題プロジェクトチーム委員】
・環境活動家・アルピニスト 野口健さんもオンラインで参加!
現地は今、新緑の美しい時期で感動します、癒されます。自然散策がてらに都会からも大勢でお越しください。
くまもり会員でご参加いただける方は、本部までご一報ください。
遠方から参加の方には宿泊や送迎、現地観察会等も検討しています。
兵庫県本部電話0798-22-4190

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月30日 第25回くまもり全国大会② 室谷悠子会長基調報告・本部特別報告など

30年前、森を壊されて生きてけなくなったクマたちが山から出てきて有害獣のレッテルを張られ、片っ端から人間に撃ち殺されて絶滅しようとしているのに、どうして大人たちは何もしないのかと思った、まさにTell Me Whyの中学2年生は、今や日本を代表する実践自然保護団体の会長です。

 

「声を上げなきゃ誰にもわからん、行動しなくちゃ何にも変わらん」当時、クマの絶滅阻止に向けて動きに動いた中学生たちの合言葉のまま、彼女は25年前に日本熊森協会を立ち上げて、声を上げ続け行動し続けてきました。4年前から会長に就任し、熊森会員19600名を率いて弁護士業のかたわら、全国を飛び回ってこの国土でみんなが生き残るための奥山保全を訴えています。

 

室谷会長が、これまでの25年間を振り返って、また、次の25年間を見据えて、奥山保全や再エネによる森林伐採に法規制を求めるなど基調報告で語ったことは、次の会報111号で詳しく会員の皆さんに報告させていただきます。会長の力強い決意表明に、出席した会員たちも大拍手でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基調報告する室谷会長

 

次の25年間を推進する熊森本部スタッフたちですと、会長から紹介された平均年齢30代の9名。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊森本部スタッフの最年少は今年新卒職員となった22歳!右から4人目

 

特別報告は、再エネ事業からいかにして奥山の森林を守るかの中間報告です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台のようす

 

5月国会に提出される盛土法案や、4月21日から始まった4省庁(経産産業省、国土交通省、環境省、林野庁)合同検討会が、再エネ名目の森林伐採をどこまで止められるか、まだ未知数です。

人間や、もう一つの国民である野生鳥獣がこの国で生き残るために、奥山水源の森を伐採してはならないという国民の声を大声にして、国会議員の皆さんに届けねばなりません。政治は、国民の大声があってこそ動くのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「熊森は本当にすごいことをしているんですね。特別報告に目が釘付けになりました」と、参加者から感嘆の声をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者の皆さん

 

国会議員の皆さんのご出席が少しずつ増えてきています。

参議院議員 ; 片山大介議員 嘉田由紀子議員

衆議院議員 : 和田有一朗議員 中野洋昌議員

務台俊介議員(環境省副大臣)ビデオレターで参加です。

 

務台俊介環境副大臣

 

他にも、高橋光男参議院議員と赤羽一嘉衆議院議員の秘書さんが参加してくださいました。

将来的には、各会派の国会議員さんが何十人も参加してくださる会にしたいです。

デルタ航空の大隅ヴィクター日本支社長も、来賓としてご出席くださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご挨拶されるデルタ航空大隅日本支社長

第2部の最後まで残ってくださった方々と、最後に記念撮影をしました。

 

撮影時だけ一斉にマスクを外しました

ご出席くださった皆さんとオンラインで見てくださった皆さんで、合計200名強のご参加でした。

皆さん、お忙しい中ありがとうございました。

来年も、熊森すごいな、本気だなと言ってもらえるような活動報告ができるよう、今年も熱く燃えに燃えて活動していきます。

新潟県企業会員であるマルソー株式会社から、今年も豪華なお花をいただきました。(完)

 

p.s  日本の自然を守りたいと心から願う、正義感、情熱、行動力にあふれる青年の皆さん、くまもりで先頭に立って活動されませんか。ご入会をお待ちしています。

4月30日 第25回くまもり全国大会 ① オープニング

無我夢中で走り続け、気が付いたら、くまもりは四半世紀の歴史を持つまでなっていました。

設立以来、本当にいろいろな困難が何度も生じましたが、すべて乗り越えての堂々の25年です。

内外の誹謗中傷にもめげず、この25年間全くぶれることなく、ますます大きく発展しようとしています。

最初からかかわってきた私たちにとっては、感無量です。

 

第25回くまもり全国大会、例年通り、くまもり発祥の地、兵庫県尼崎市のJR尼崎駅前ホテルでの開催です。

まだコロナが落ち着かず、定員200名会場は100名に人数制限、テーブルは一人ずつアクリル板で仕切られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場準備風景

 

午後1時丁度に開始しました。

この1年間に亡くなられた会員など関係者26名を追悼するために全員起立で黙祷。

 

その後、オープニング。

10歳のデクラン・ガルブレイス君(イギリス)が全身全霊で歌いあげた ♪ Tell Me Why ♪の再登場です。

6年前にも用いましたが、ウクライナでの戦争が続いている今、世界中の大人たちにこの歌を聞いてもらいたいと思います。この戦争を見ていると、地球上で一番愚かで罪深い動物は人間ですと言われても、しかたがないです。

 

大人は何をやっているんだ?!もう恥ずかしくて子供たちに合わせる顔がありません。そんな気持ちです。

戦争は最大の自然破壊、人間破壊です。

まず、ミサイルで破壊されたウクライナのアパートの写真から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デクラン君が歌います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ見られていない方は、以下をコピーして、ぜひユーチューブでご覧になってください。

Declan Galbraiith – Tell Me Why 日本語訳

 

 

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