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2022-12-26

青森市議会「(仮称)みちのく風力発電事業」の中止を求める請願及び意見書を全会一致で 採択

やりました!

本日12月26日に開催された今年度最後の青森市議会で、 (株)ユーラスエナジーホールディングス(東京)が計画している「(仮称)みちのく風力発電事業」の中止を求める請願及び意見書が、全会一致で 採択されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

八甲田山連峰赤線上に150基の巨大風車が予定されている

(日本熊森協会作成図)

 

 

今回の青森市議の皆さんの賢明なご判断に感謝です。

しかし、まだ、これだけでは「(仮称)みちのく風力発電事業」は止まりません。

次は、青森県や青森市で「(仮称)みちのく風力発電事業」が実施できないような条例を、至急、制定していただく必要があります。

12月5日に開催された日弁連のシンポジウムで、弁護士の先生方が、

山林破壊型再エネ事業は、条例で止められます。

業者から、財産権の侵害だと訴えられても、大丈夫。

裁判で勝てますからと、断言されていました。

青森のみなさん、がんばって豊かな青森の山を再エネ破壊から守ってください!

住民は巨大風力発電事業に付き合う義務もメリットもない 武田恵世氏講演 

以下、

 会場の宮崎福祉センターに約90人が集まった。武田さんは三重県の風力発電施設周辺で、睡眠障害を訴える住民が出た例を紹介。発生した土砂崩れへの事業者側の対応は今も不十分だと指摘した。

 さらに、近年の電力価格と資材費の高騰、インフレによる影響を懸念。「風力などの固定価格買い取り制度(FIT)は、売電価格が固定され、物価高騰の価格転嫁ができない。利益が見込めないと、風力発電施設が造成途中で放棄されることも警戒しないといけない」と指摘した。

 

 

 

 

 

 

 

会場

 

熊森より

森林生態系は人間の頭をはるかに超えた超複雑系です。

巨大風車設置のような人為的な破壊をいったん行うと、もう二度と元には戻せません。

風車設置で大もうけをしたい人は、自然大破壊というデメリットに目をつむり、尾根筋に整備された道路は地元の林業のために役立ちますなどという小さなメリットを必死で前面に押し出してきます。

しかし、武田先生は、林業は上から下へ材を降ろしていく仕事なので、尾根筋道路など林業には不要であると痛快に指摘されていました。

業者の甘言に惑わされて森林破壊をしてしまう前に、みんなが知っておかねばならない大切な知識が満載です。

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