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2023-01

宮城県色麻町長、㈱グリーンパワーインベストメントの風発計画に共に反対を村井知事に要望

以下、1月26日khb東日本放送テレビより

 

水源の森 宮城八森山周辺での風力発電計画 色麻町長が宮城県知事に反対するよう要望

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮城県の色麻町と加美町にまたがる八森山周辺で計画されている風力発電について、色麻町の早坂利悦町長は村井知事に対し計画に反対する町と同様に反対してほしいと要望しました。

 

色麻町と加美町にまたがる八森山の周辺では、再生可能エネルギーを手掛ける東京の企業、グリーンパワーインベストメントが発電用の風車を15基から20基ほど建てる計画です。

 

この計画をめぐり色麻町の早坂利悦町長は村井知事に面会し計画に反対する意向を伝え、県も町と足並みをそろえて反対するよう求める要望書を提出しました。

 

早坂利悦色麻町長「水を大事にしたいということで。今回のこの場所についても水源涵養ということでもありますし、(事業者には)考え直してほしい、撤回してほしい」

 

村井知事は「重く受け止めたい」と述べたうえで、再エネ発電施設を森林以外などの適地に誘導するため、2024年度までの導入を目指している独自課税に触れ、抑止力になるとの考えを示しました。

 

グリーンパワーインベストメントはkhbの取材に対し「真摯に受け止め地域の皆さまにご理解頂けるよう引き続き努力したい」とコメントしています。

 

熊森から

 

色麻町の早坂町長、宮城県村井知事、どちらも行政として当然ではありますが、住民の方を向いてくださっており、勇気ある発言や行動に拍手を送りたいと思います。

 

㈱グリーンパワーインベストメントさんは全国で大規再エネ事業を次々展開されていますが、地元がここまでやめてほしいと必死に訴えている開発に対して、答えは、「引き続き努力したい」ではなく、「白紙撤回します」しかないと思います。

 

この大もうけを逃したくない気持ちはわかりますが、日本の水源の森を破壊してまで儲けたいと思うのはおかしいですよ。長い目で企業成長を考えられるなら、今一度冷静になって事業展開方針を再検討されるべきでしょう。

 

この八森山風発のもう一つの予定地となる加美町の町長さんの風発推進姿勢が気になるところです。

静岡県函南町メガソーラー計画業者の一つ(株)トーエネックが住民反対根強いと事業撤退発表

以下に、2023年1月24日、中部電力のグループ会社である(株)トーエネックが函南(かんなみ)メガソーラー事業からの撤退を発表した件に関するニュース報道をまとめます。トーエネックの損益は114億円にものぼるとのことです。

 

2017年、静岡県函南町の山林約65ヘクタールに、トーエネックが、固定価格買い取り制度(FIT)で売電する出力2万9800キロワットのメガソーラーを開発する計画を発表。この事業は、トーエネックが三菱グループの「東京産業」から再生可能エネルギー事業者の(株)ブルーキャピタルマネジメント(東京都港区)を紹介され、FITの事業IDをブルーキャピタルから購入したもののようで、工事はブルーキャピタルマネジメントが担うことになり、25年10月の運転開始を目指していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、土砂災害などを懸念する建設反対住民の声が強く、函南町は2022年10月28日、町長の同意を得ずに設置を進めているとして2社名を条例違反で公表、経済産業省に情報提供も行いました。これにより、法令順守を前提とするFITの認可が取り消される可能性も出ていました。

 

函南町議会が全会一致で建設に反対していただけではなく、静岡県議会も昨年末、全会一致でこのメガソーラー計画の静岡県林地開発許可取り消しを求める請願を採択しています。

 

にもかかわらず、川勝平太知事は「林地開発許可取り消しを求めるに至らない」と不思議なコメント。この事業が今後どうなるのか注目されていたところです。

 

熊森から

 

計画地を写真で見ると、住宅街のすぐ上にある山の斜面によくこんな広大な切土・盛土開発を考えたもんだとあきれます。

熱海の土石流事故以降、もはや現在、経産省はこんな危険な開発事業に認可を出さないのではないかと思いますが、どうでしょうか。

いかにこれまでの経産省の認可基準が甘かったか、地域住民の被害を考えていなかったかということで、国に猛反省を促したいと思います。

これまですでに経産省が発行したFITの事業IDの総点検が、至急、必要だと思います。

 

トーエネックは山梨県甲斐市菖蒲沢でもブルーキャピタルと組んでメガソーラー事業を推進していましたが、山梨県から工事の不備が指摘されたり、住民の反対運動が大きくなったりで、途中から撤退してブルーキャピタルに事業を転売。その後、事業が完成して現在稼働中のこのメガソーラーは、さらに転売され、今では、外資の投資物件となっています。

 

経産省が発行したFITの事業IDがどんどん転売されていく現状に、国は至急、歯止めをかけるべきです。何かあった時、外資だと住民は連絡先もわからず、責任者は誰なのか、どこに声を上げていけばいいのか困ってしまいます。

 

トーエネックは企業としての体面を重んじる会社のようで、事業撤退は評価できますが、残されたブルーキャピタルがこの後どう動くか、地元住民の不安は一層大きくなっているもようです。自然保護団体である熊森も手放しで喜べません。ブルーキャピタルが潔く撤退してくださることを望みます。

 

静岡県行政は、こんな危険な場所にメガソーラーの開発許可を出してしまったことを真摯に反省してほしいです。静岡県議会も全会一致「林地開発許可の取り消し」を採決していますから、後は、静岡県知事が「林地開発許可取り消し」と言ってくださればいいだけの話です。知事、よろしくお願いします。(完)

(仮称)古平・仁木・余市ウィンドファームへの反対署名にご協力ください!

北海道の大自然も、今や巨大風車の建設計画によって破壊の危機に。事業予定地の大半は自然度の高い自然林で、ヒグマが多数生息しています。また、野鳥の生息地としても重要な地域で、希少鳥類などがバードストライクによって命を落とすことも懸念されます。

 

仁木町の風力発電を考える会「まほろばブログ」

https://www.mahoroba-jp.net/newblog/?p=19373

北海道の大自然に巨大風車建設計画 

(仮称)古平・仁木・余市ウィンドファーム事業に対する反対署名

署名はこちらから⇒https://onl.la/kzb6zuT

 

※署名用紙のDLもこちらからできます。(送付先は、用紙をご確認ください)

https://photos.app.goo.gl/sQJhBZKB8NNueda28

 

どうか署名にご協力ください。よろしくお願いします!

二酸化炭素地球温暖化説は本当ですか 後半

地球温暖化説を唱える方々が出すグラフは、以下です。

 

 

 

 

 

 

 

このようなグラフを見たら、多くの人は大変な事態が進行していると感じますよね。このような資料の出し方は、政策者であって科学者とは言い難い。政治家もマスコミも、このような資料提示に何の疑問も持たずにさっと受け入れてしまうのかと思うと、とても怖いと思いました。世界の多くのリーダーたちまでもが受け入れています。

学校で習ったことを思い出してして考えると、以下の予測もできます。

地球の気温は、温暖と寒冷を繰り返してきました。以下は、42万年間にさかのぼる空気中の二酸化炭素濃度と気温の変化です。

二酸化炭素は炭酸水でわかるように、気温が上がると海水中に溶けていたのが空気中に出てきますから、温暖期の空気中の濃度は高くなります。気温が下がると二酸化炭素は水によく溶けますから、海水によく溶けて氷期の時の空気中の二酸化炭素量は減ります。それだけのことです。氷期と間氷期の気温差は10度もあります。これが私たちの地球の姿なのです。これによると、地球は今後、氷期に向かうことが予測されます。

 

 

 

 

 

 

 

地球のことは、まだまだ人間にはわからないことでいっぱいです。皆さんは二酸化炭素地球温暖化説をどう思われますか。

熊森にもいろいろな考えの人がいますが、多様性を大切にしたいと思います。この問題については、わからないことが多いので、これからも見ていきたいと思います。

熊森本部に送られてきた雑誌の記事を以下にご紹介します。私と同じようなことを感じられた方がいるようです。

『週刊金曜日2022年12月2日号』の記事だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再エネ事業者の皆さんは、再エネ事業で利益を出すことしか考えておられないように見えますが、地球温暖化説をどう思われているのでしょうか。もう日本は、十二分に自然を破壊してきました。人間が今後もこの国で生き続けたいのなら、湯水のようにエネルギーを使う今の生活を見直すこと、自然破壊型の再エネがどうしても必要なら、すでに自然を破壊し尽してしまった都市で行うことです。

これ以上、自然を破壊し続けると、水源や生物の多様性を失って、日本もかつて滅びた文明と同じ道をたどることになります。みんなで自然破壊ノーの声を上げましょう。

(完)

 

二酸化炭素地球温暖化説は本当ですか 前半

年や地方によって違うのでしょうが、最近、昔より温かくなったと感じます。戦後、人類が発電や暖房などに天然ガスや石炭、石油を大量に燃やしだしたから、その燃焼による熱だろうと思っていました。

 

そのうち、二酸化炭素地球温暖化説が叫ばれるようになってきたので、空気中に排出された二酸化炭素が地球温暖化にどうかかわっているのか、一度きちんと勉強しておきたいと思うようになりました。数年前、この説の第一人者の講演が大阪であると知って、まず講演から入ろうと聞きに行きました。

 

私は二酸化炭素濃度が地球の気温にどう関係するのか、どのような実験をして確かめたのか興味津々だったのですが、そのような話しはなく、空気中の二酸化炭素濃度の増加を一刻も早く抑えないと、地球は灼熱地獄になってしまうという内容のものでした。

 

現在、二酸化炭素濃度は400ppmを超えたということですが、3億年前は2000ppmを超えていたはずです。しかし、地球は恐竜が繫栄していたいい時代でしたから、別に灼熱地獄でも嵐の連続でもなかったんだろうと思います。400ppmを超えたことがそんなに恐ろしいことなのでしょうか。地球の気温変化は太陽の活動をはじめとするいろいろなことと密接に関係しているはずなのに、気温変化の原因として二酸化炭素濃度しか取り上げられていませんでした。

表示されたグラフは、二酸化炭素濃度が増え続けている産業革命以降のもの。地球の歴史がわかるもっと長いスパンの資料を出してほしいと思いました。

このような資料のつくり方は、ワイルドライフマネジメント(野生鳥獣の保護管理)の必要性を示す際にも用いられており、大いに疑問です。生息推定数が増加し続けている近年の短いスパンだけをグラフ化して、野生動物の数が激増し続けています、頭数調整捕殺を実施しなければならないと結論付けるのです。長期的に見れば、これだけ自然を破壊し続けてきた日本ですから激減しているはずですが。二酸化炭素地球温暖化説も同じ手を使うのかと不信感を持ちました。

 

講演後の質疑応答の時間に、参加者が、「一刻も早く、二酸化炭素の排出量を押さえねば大変なことになるということがよくわかりました」と、口々に述べられていました。この講演だけで、そんな結論は出せません。

私は場違いを感じて、会場での質問を遠慮し、会が終わってから講師に個人的に質問してみました。「先生、空気中の二酸化炭素が地球温暖化にどう関係しているか、どんな実験をされて確かめられたのか知りたくて来ました。どんな実験をこれまでされたんですか」

すると、講師の答えは、「私の本を読んでください」。実験して確かめた話はありませんでした。二酸化炭素地球温暖化説は、科学実験した結果の説ではないということなのかと感じました。

 

空気中の過去の二酸化炭素濃度は、木の年輪などいろいろなものを使って測定できるようですが、大体、以下のグラフのような形になっています。週刊エコノミストの資料に、当方が恐竜時代、大森林時代、魚類出現の3つを加えてみました。これは、古土壌を用いた推定値だそうですが、現在の二酸化炭素濃度は、6億年間までさかのぼってみると今はかなり低いことがわかります。後半へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

快挙 宮城県六角牧場風力発電事業、市長や住民の強硬な反対で準備書取り下げ

環境アセスメントの第3段階である「準備書」まで進んだ再エネ事業が、取り下げられたのは国内初の例だそうです。

地元が首長も住民も一致団結して強硬に反対すれば、再エネ事業であっても止められることが証明されました。

 

以下は、ミヤギテレビです。1月16日ニュースです。

 

 

 

 

 

 

 

住民などから建設反対の声が上がる大崎市と栗原市にまたがる風力発電計画について、事業者が規模を縮小することを明らかにした。 16日午後、風力発電を手掛ける札幌市の事業者が会見を開き、大崎市と栗原市にまたがる東北大学「六角牧場」の計画について、規模縮小を発表した。

 

もともと高さ最大200メートルの風車17基設置する計画について、その数を減らすなどの見直しを図るという今回の発表。

 

その背景には風力発電を巡る地域からの反応がある。

 

<川渡風力発電・鈴木亨代表> 「地域のみなさまの色んなご意見、大崎市長様、栗原市長様のご意見がございましたが、それを受け止めましてですね、事業計画の見直しに着手して参りました」

 

大崎市の住民からは▼温泉街の景観を損なうこと▼健康被害▼計画地周辺が渡り鳥の飛行ルートとなっていることなどへの懸念の声が上がるほか、栗原市・佐藤市長や大崎市・伊藤市長は反対を表明している。

 

<鳴子温泉郷のくらしとこれからを考える会・加賀道副代表>「いったん立ち止まって規模縮小を検討されるということ自体はうれしいですけども、やっぱりこの地に、この観光地に景観を汚すようなものですとか、健康被害の可能性があるものというのが私たちは欲しいと思っていないので、白紙撤回をぜひ選択してほしいなと思っています」

 

事業者は2028年の運転開始を目指していて、計画を見直した上で住民の理解を得ることに努めたいとしている。

 

熊森から

先日、三重県津市青山高原では、設置したばかりの風車を撤去して事業者住友林業が風力発電撤退を発表したばかりなので、今回の準備書まで来て取り下げにはもう驚きませんが、このケースは初だそうですごいと思いました。

 

国民が権利意識を持って、業者の甘言に騙されない、ふるさとの自然を破壊するような事業にノーの声を上げる、このような流れがやっと日本国にもできたきたと感じて、自然保護団体として感無量です。

ただ、業者は今のところ、規模縮小です。

住民は白紙撤回で固まっていますから、業者はこのような地域にかかわっていると損益がかさむ一方なので、早々と撤退されるのが得策だと思います。

 

再エネ事業では、住民が計画を知る前に、首長らがお金などをもらい業者に取り込まれてしまって、住民がどんなに反対しても事業が白紙撤回されない例を聞きます。

大崎市と栗原市の市長さんたちは、業者に取り込まれていなかったようで、市民の方を向いていますね。

こんな時、お金よりも住民の命と健康が第一というのが、当たり前の判断だと思います。

 

尚、今回の業者はあくまで規模縮小であり白紙撤回までまだ言っていないので、全国のみなさん、まだの方は、1月31締切の意見書をどんどん業者に提出してください。

お金が欲しかったのでしょうが、住民泣かせのこのような事業に、大学の土地を貸し出そうとした東北大学は恥じるべきです。

(完)

 

 

住友林業、建設中の風車事業取りやめ 三重県津市白山町の住民の反対を受け

以下、2023年1月13日(金)伊勢新聞記事より

 

 

熊森から

全国の再エネ問題事業を阻止しようと日夜闘い続けている私たちにはすばらしい朗報でした。反対運動をがんばりぬかれた住民の皆さんを心から讃えたいです。

住友林業の三重風力発電所に反対する地域住民の会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

既に2基建ってしまっている。この山は全山放置人工林ですね。これも気になります。

 

風車1基建設費用は12億円、撤去費用は2億円とも3億円ともいわれます。撤去と言っても、地上部分を撤去することしかできないと思います。

再エネ事業は、すでに自然が破壊されてしまった都市で計画すべきでしょう。(完)

 

 

宮城県(仮称)六角牧場風力発電事業準備書に反対意見を 〆切1月31日

只今、放射能汚染で使えなくなった東北大学六角牧場跡地に計画されている総出力50,000kw、最大200m級の風車17基の環境アセスメント第3段階である「準備書」が、役場やネットで縦覧中です。
環境アセスメント 配慮書→方法書→準備書→評価書→工事開始
準備書は、市民が意見を出せる最後のチャンスです。
多くの方に、業者と東北大学に風車建設反対の声を届けていただきたいです。
「準備書」への意見の提出用紙
●提出先1:事業者
〒060-0005北海道札幌市中央区北5条西2丁目5番地
JRタワーオフィスプラザさっぽろ20階
川渡風力発電株式会社宛
問い合わせ先 川渡風力発電株式会社
担当者名:竹内 担当者連絡先:011-280-1550
●提出先2:土地提供地主
〒980-8576 仙台市青葉区川内41
東北大学 総長 大野 英男 様宛
建設予定地である宮城県大崎市と栗原市の両市長や観光協会など多くの地元の方々が風車建設に反対されています。
以下は、2023年1月8日大崎タイムズ記事 クリックで大きくなります。
これでも、事業者と東北大学は、この事業を強行しようとしています。
何のために?もうけたいからです。
●詳しい情報をお知りになりたい方は、鳴子温泉卿のくらしとこれからを考える会のHPを参照ください。
●環境アセス準備書について
 インターネットで令和5年1月17日(火曜日)まで公表されています。
提出期限
令和5年1月31日(火曜日)まで(当日消印有効)
アウトドア、テキストの画像のようです

シジュウカラガンの飛行が圧巻 宮城県加美町

渡り鳥であるマガンの90%、シジュウカラガンに至っては100%が宮城県北部で越冬するそうです。

以下の動画は、加美町の住民が撮影した2023年1月9日のシジュウカラガンの飛行です。

鳥たちの飛行を初めてじっくり見て、圧倒されました。

 

 

現地からの報告によりますと、シジュウカラガンたちは中新田から西に向かい、着地せずにまた中新田に戻ってきて、今日の採食場所を探しているのだそうです。毎日ねぐらから採食のためにみんなで飛んでくるのだそうです。

 

生き残るために皆で心を一つにして、リーダーの元についていく。

人間のように仲間内で殺し合ったり、仲間内で対立したり反目し合ったりしないんでしょうね。統率がとれた集団のあり方にすごいなあと感動しました。

この鳥たちは、千島列島のエカルマ島から宮城県の伊豆沼周辺にわたってくるのだそうです。

いったい餌は何なのでしょうか。調べてみると、落穂や草の実などの植物食とありました。

宮城の田んぼに、これだけの数のシジュウカラガンが越冬するだけの落穂があるのでしょうか。

地元の方に聞くとあるそうです。

ガン類が越冬するには、ねぐらとなる冬でも凍らない水深の浅く広い湖沼と、採食するための広大な水田のセットが必要で、以前はどこにでもあったこのような環境が今は宮城県に残されているのみということのようです。

 

シジュウカラガンは1938年には一度、絶滅したそうです。

 

絶滅原因はキツネの毛皮を採ってもうけようとして、日本政府がシジュウカラガンの生息地であった千島列島の多くの島々にキツネを放したことだそうです。肉食獣のキツネがシジュウカラガンを襲って全部食べてしまったのです。まったくもう、目先のもうけしか考えない人間のすることと言ったらいつの世も・・・

 

では、なぜ今こんな大量の群れが再び飛来してくるようになったのでしょうか。これまで渡り鳥に関心はなかったのですが、気になりだしてネットで次々と調べていきました。

 

サントリーの愛鳥活動 が、うまくまとめています。感動で、泣きそうになるお話です。

サントリーさんが支援されたそうで、すばらしい企業ですね。

興味を持たれた方は、お読みください。

 

熊森から

 

宮城県北部には、他にもハクチョウやマガンなど、様々な渡り鳥が越冬のため大量にやってきます。

 

そんな場所の渡り鳥たちの飛行経路である奥羽山脈の尾根筋に、高さ200mの巨大風車を150基建てると、バードストライクで風車の羽に体を切断される鳥たちが続出することは、子供でも分かることです。巨大風車はゆっくり回っているように見えますが、羽の端は新幹線並みのスピードで回っています。

 

宮城県北部の2市2町に計画されている巨大風車群計画。2市1町の首長さんたちが昨年末から今年新年にかけて次々と、すでに反対を表明。後、加美町さえ反対表明してくだされば、無数の渡り鳥が舞う今の環境が守られます。今年6月が、町長選とのこと。尾根筋への巨大風車群計画を受け入れるのか、返上するのかが、争点になってほしいです。

 

熊森はこれまで森や森の中の生き物たちや水源に目を向けてきましたが、2023年は鳥にも目を向け始める鳥元年になりそうです。さっそく本部職員の中から、鳥調査担当者も決まりました。近々研修が始まります。

再エネと火災 山林での事業はアウトでしょう

これまで何度か、国内外の風車と太陽光発電の火災ニュースを見てきました。山林内でのこれら再エネ事業は、火災だけ見ても危険すぎます。

 

太陽光パネルの場合、火災が起きると、日中はもちろん夜間でも火災の炎の光で発電し続けるため、感電の恐れがあり、消火放水ができないそうです。燃えるに任せるだけです。パネル内部に含まれる毒物は、火災で地表に漏れ出すのではないでしょうか。

 

https://twitter.com/wakoku_fkd/status/1371037047742291968?t=E0Q_ald5wwewzoIuMDSqkA&s=06

 

 

韓国での太陽光パネル火災事故ニュース

数日間、燃え続けたそうです。

 

 

 

 

熊森から

日本政府は、山林内での風車と太陽光発電の設置を早急に禁止すべきでしょう。

大手メディアは、再エネ問題を報道すべきです。

日本の大手メディアが再エネ問題を取り上げないのは、大手メディア自体が再エネ利権にどっぷり浸かってしまっているからだそうです。(再エネって、それだけ儲かる事業だということですね)

地方新聞に期待するしかないのでしょうか。

 

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