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COP10ブース初日

ブース出展初日。
今日はMが兵庫に戻っているため、一人。
プロジェクターが結構重い・・・。
宿を8時半ごろに出発して、地下鉄へ。
名古屋駅から会議に参加するのであろう、スーツ姿の外国人がどんどん乗車してきた。
白人、黒人、インド人、などなど、さまざまな人がいる。
黒人の女性と少しお話をしたのだけど、
丸一日以上かけてMOP5会議のためだけに来ていて
観光する時間もまったくないらしい。
また会えたら、会議がどんな感じだったのか、是非聞いてみたいものだ。

地下鉄の出口をでると、若い人たちがビラを配っていた。
会議場とブース展示場は完全に分離されているから、
確かに出口のところでビラを配らないと、他に接触方法がない。
明日戻ってくるMと相談して、ビラを配る係りと、ブースを開く係りと、分担してもいいかもしれない。
くまもりも、海外から来ている人たちに一人でも多く、日本の本当の現状を知ってもらいたい。

それにしても、とにかく暑い一日。
朝から汗だく。
土曜日は雨でびしょぬれだったが、
今日は汗でびしょぬれだ。
水も滴る良い・・・とはやっぱり程遠い感じ。
9時過ぎ頃に現場に到着。
お隣の国連大学さんとわいわいと挨拶をしながら、販売物とプロジェクターの準備にとりかかった。
と、その前に、蚊取り線香!(昨日Mが仕入れてきた)
と思い、ライターをかちかちやるも、全然火がつかない・・・
昨日買ってきたばかりなのになぁ・・・涙
仕方がないので、やっぱりまた蚊と格闘しながらの準備に。

折角プロジェクターをもっていくも、太陽の光が強すぎて、
まったく見えない。これは困った。
色々試したけれど、どうにもうまくいかず、結局ノートパソコンから直接見せることに決めた。

昼ちょっと前にボランティアのEさんがかけつけてくれる。
彼女も汗だくだ。

かけつけてくださったボランティアのEさん

プロジェクターでは明るすぎて映らないので、ノートパソコンで直接映像を流す

くまもりブースの前は橋になっていて、地球儀がでーんとあった。
どうも、隣のブースの人たちの情報によると、何とかさん(名前を忘れた)という有名な女優さんが来ていたらしい。
恐ろしいほどの大勢のスタッフがぞろぞろと周りを囲んで、地球儀の裏側で何かをしていた。
残念ながら、見えないし、聞こえなかったので、何をしているかはご報告できない。
NHKだったようなので、テレビを見ている人はわかるかな?

目の前には大きな地球が

ここがお隣さんのブース。

お隣の、国連大学のEducation of Sustainable Biodiversityブース

名前からすると、生物多様性教育?
生物多様性な巨大パズルを用意していて、子供たちの大人気だった。
3週間かけて完成させるのだそうだ。

今日は祝日だったこともあり、親子連れが大勢きてくれた。
「クマが何食べるか知ってる~~~?」
と聞くと、
「どんぐり!」
とか、
「虫!」
とか、
「はちみつ!」
とか、

あれ??割と皆知っているんだなぁ、とびっくり。

「じゃぁ、ママと一緒に暮らすのは何年だと思う?」
と聞くと、
「5年!」
という答えが多かった。
「2年だよ~」
というと、
「えー!短い~!」
という答えも。

今年は山のどんぐりが全然なくて、動物たち、おなかすいているんだよー。
とか、
人工林の中と自然林の中の写真を見せて、
お弁当と水筒もなしで、どっちかで1週間すごしなさいっていわれたら、
どっちがいい~?
とか、色々質問してみた。
子供たちは満場一致で「自然林」のほうをさす。
説明しなくても、本能でわかるのかな。
と、ちょっと嬉しかった。
皆が大人になっても、皆の子供が生まれて、孫が生まれて、その先も、
こんな素敵な森が日本にいっぱいあるといいね~
親子で間伐参加してねー。
感想文書いてねー。
などなど、楽しい交流ができました。

外国人の人もくるかなー?と思っていたのですが、
全然いなかったです。
近所に住んでいて、お散歩で出てきた、みたいな外国人の一家族とであっただけでした。
COP10の時期になったら、もう少し増えるのかしら。
様子をみていきたいと思います。

他にも、年配の方々で、昔動物たちと共存していた時代を知っていて、
今の日本はおかしい。騒ぎすぎだよね。
とおっしゃる方や、
クマは人襲うんでしょ!(襲わないよーー!自己防衛だよー!)
とおっしゃる方や、
外来種問題に取り組んでいらっしゃる方や、
あと、多かったのが、
山でクマに遭遇したとき、どうしたらいい?
という質問でした。
できるだけ一人ひとり丁寧に応対できるかぎりさせていただいて
私ではお答えできない場合は
詳細は本部に是非問い合わせてくださいとお伝えしたり、
16日、19日の講演会に是非来てくださいとお伝えしたり。

「熊森は熊のことばかりいっている、愛護団体だ」とか
「かたよりすぎ」とか思っていた、という方も、
もちろん、ぷりぷり怒って帰っていく方もいましたが、
今日直接色々お話をできて、
「熊森に対する認識が少し変わった」
といってくださる方も何名かいました。

色々な情報が出回り、さまざまな先入観を持っている人がいるなかで、
今回のように本当の熊森を知っていただけるチャンスは大事にしたいです。

そうそう、お一人、面白いことを提案するおじいさんがいました。
「動物とか森とか言っててもな、人口が多すぎるからいくらやってもだめだ。
政府が率先して人口制限をもうけるべきだ。
どんどん海外におくるしかないだろう。」

「クマともりとひと」でも紹介している、日本の面積からの健康的人口が3000万人とお伝えすると、
そりゃぁ、無理だわーー。と苦笑されていました。

色々な年代の方とお話ができて、とても勉強になった一日でした。

COP10チームより

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