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2010-11

くまもりのドングリを食べて朝帰りのクマにばったり


朝帰りのクマ

地元の方が、くまもりの運んだドングリをたっぷり食べて朝帰りするクマと、ばったり出会われました。クマはちらっと一瞬、人間のほうを見たそうですが、何も関心ないという感じで通り過ぎていったそうです。住民は、クマの後姿をパチリと撮影することができました。

ここでは、クマがカキをねらって出てくる年は、カキをあげています。その期間は、
①夜、できるだけ出歩かない。
②どうしても出る必要のあるときは、車で出る。
これだけで、クマたちとうまく共存できているのです。祖先はみんな、こうして共存してきたのです。

それにしても、山にある放置人工林には動物たちの食料が何もない。早くこれを自然林に戻してやりたいものです。

最終日海外NGOのミーティングに入り込めたが・・・   名古屋生物多様性COP10   


参加NGO のミーティング室

ドイツでのCOP9にはNGOが7000人参加したというのを聞いて、そのような海外の本気の自然保護団体とつながりたいとの一心で、熊森はCOP10に参加しました。ところが、前もって連絡を取りたいのでどのようなNGOが海外から参加するのか教えてほしいと、外務省や環境省などいろんなところにきいて回りましたが、どこも教えてくれませんでした。会議が始まってから外務省に問い合わせても、まだわからないということで、驚きました。

あきらめていたところ、10月27日の夜になって、名古屋国際会議場で、毎朝、9時から、参加NGO のミーティングが行われているという情報を得ました。このミーティングは28日が最終ということです。急遽早朝に兵庫県をたって名古屋に駆けつけ、厳重な身分証明審査などを受けてから、3名でNGOミーティングに出席しました。 40名ぐらい入れる部屋に海外からのNGOと日本の大手の自然保護団体などが半々ぐらいで集まっておられました。参加NGO は、たったこれだけ?!熊森は簡単な会の紹介後、「世界のNGOと連携を取りたいと思って初参加しました」と、一言あいさつしました。さまざまな連絡事項などでミーティングは30分間で終わってしまい、気が抜けました。


傍聴した作業部会

せっかく国際会議場に入り込んだのだから、本会議場を傍聴してみようかと思いましたが、この日は各国閣僚級の会議ということで、傍聴禁止でした。仕方なく作業部会を傍聴してみました。条約の細かい文言や記号についてでしょうか、ああでもないこうでもないと言い合っておられました。今、日本の里で大量に撃ち殺されているクマたちの命1頭も救えないなと思うとむなしくなっていきました。しかし、国際会議をのぞいてみて、いろいろとわかってくることがあり、行ってみてよかったです。

膨大な国民の税金を使って、国民には何をしているのかさっぱり分からない国民疎外の大イベントが、また一つ終わったと感じました。世の中、なんにも変わらなかった。

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