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2013-05-21
石川県猟友会金沢支部、捕獲したクマの熊の胆を、長年薬事法に違反して売買していた (中日新聞記事)
5月20日の中日新聞によると、石川県猟友会金沢支部が、長年にわたり、捕獲したクマの熊の胆を薬事法に違反して、無許可で売買していたことが、この度、判明したということです。
石川県行政から金沢市のクマ捕獲隊長に長年任命されている猟友会員は、金沢市でクマ肉などの料理店を経営している人です。このような職業の人をクマ捕獲隊長に任命していることに対して、くまもりはずっと石川県行政に疑問を感じてきました。
この際、捕獲したクマの熊の胆だけではなく、遺体の処理はどうなっていたのか、クマ肉は販売されていなかったのかなど、徹底的に調べていただきたいと思います。
有害として捕獲したクマがお金になるなら、クマに口がないのをいいことに、殺さなくてもいいクマまで有害に仕立て上げて、駆除隊が有害駆除してしまうことも考えられます。動物愛護法違反です。実際、当協会には、そのような内部告発がいくつか各地から来ています。
猟友会員に追われ、怖くて非常階段の下でうずくまっていたクマを射殺していたことが判明
金沢市の中学校で殺されたクマのテレビニュースを、多くの人に見てもらいたいです。クマは、人間に見つかってしまい、銃を持った人たちに追いかけ回され、怖くて非常階段の下でじっとうずくまっていたのです。殺す必要など全くない状況であったことがわかりました。このような弱者への共感や思いやりのない今回の金沢市の対応を知って、人間として恐ろしくなりました。
以下、ブログやさしい雷より
報道によるとクマは暴れるそぶりはなく校舎の非常階段下にうずくまっていたそうです。
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現場に駆けつけた県猟友会金沢支部副支部長の広村靖男さん(71)によると、クマは敷地内をうろつき、校舎の非常階段下にうずくまった。暴れるそぶりはなく、麻酔銃の使用も検討したが、登校時間が迫っていたたため、同6時半過ぎに猟友会のメンバーが1発を発砲したという。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130517-OYT8T00424.htm
(2013年5月17日 読売新聞)
署員らが辺りを捜索し、午前4時59分に森本中の正面玄関でクマを発見。クマは校舎裏へゆっくりと移動し、同6時37分に非常階段付近でうずくまっているところを猟友会のメンバーが射殺した。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20130516001.htm
2013/05/16 15:47 【北國新聞】
侵入したクマは体長およそ1メートル、体重40kgほどで、校舎の裏にある非常階段の陰に隠れていたところを地元の猟友会のメンバーに射殺された。
猟友会のメンバーは「わたしが見たのは、非常階段の下に隠れていたということで、身を隠していたというか、見えないように隠れていた」と語った。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00246130.html
(05/16 19:50 石川テレビ)