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2013-10-30

(祝)滋賀県朽木トチノキ訴訟が和解 10月24日、熊森が正式に巨木群を買い取りました

熊森初めての裁判でした。

 

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<本日、巨木群を買い取ったことを記者会見するメンバー>(10月24日滋賀県弁護士会館)

写真左から、室谷熊森副会長、石田滋賀県弁護士、村上熊森滋賀県支部長、巨木と水源の森を守る会の小松事務局長

 

わたしたちは滋賀県高島市朽木地区で、樹齢200年~400年というトチノキ巨木群が伐採されていることを見つけて以来、複数の裁判を起こすなどして、伐 採業者に伐採中止を求めてきました。そして、平成25年7月1日、伐採業者が、前巨木所有者に対し、巨木の所有権の確認を求めて提起した裁判(平成23年(わ)第821号所有権確認等請求事件)の中で、わたしたち一般財団法人日本熊森協会が巨木48本の所有権を買い取れば伐採を中止するという合意が成立しました。

 
  わたしたちは、買取り資金を集めるため、「びわこ水源の森・巨木トラスト基金」を立ち上げ、寄付を募りました。その結果、全国からのたくさんの方々のご支援・ご協力を得て、約1月半の間に目標額の960万円を超える1016万7920円の寄付が集まり、巨木の買取りができることになりました。寄付をしてくださった方の総数は800名を超えます。ご協力いただいた全てみなさまに感謝申し上げます。
 
 本日の裁判期日において、伐採業者と合意書を交わし、巨木の所有権を譲り受けました。
 数百年・数千年の自然の営みと地域文化の中で守られてきた巨木の森を、たくさんの人々の力により守ることができたことを誇りに思います。今後も、地元の団体である「巨木と水源の郷を守る会」と「熊森滋賀県支部」が協力しながら、

次世代のためにもこの豊かな水源の森を未来永劫に守っていかなければならないと決意しています
 今回の、びわこ水源の森巨木トラスト成功をはずみとして、水源の森の巨木群を

守る運動を全国に広げていきたいですマスコミ掲載記事はこちら

 

裁判長をはじめ裁判所の皆さん、一生懸命動いてくださった滋賀県の弁護士の先生方、応援してくださった多くのみなさん、和解に応じてくださった業者さ ん・・・みなさんのおかげで、無事、巨木群を永久保全することができました。これでまた、市民団体の力で新たな森が守れたことになります。みなさん、本当 にありがとうございました。

 

 

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