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2013-11-25
高知県チラシから、”すごいアウトドア”が消えている
狩猟の魅力まるわかりフォーラム
今日初めて知ったのですが、私たちが他生物の生命軽視の最たるものとして、削除を強く願ってきた、”すごいアウトドア”という狩猟者養成のためのキャッチコピーが、12月7日実施予定の高知県の「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」のチラシから削除されていました。
高知県に対して熊森がこの言葉の削除をお願いをしたことは、ありません。高知県関係者のみなさんが、自主的に削除されたのだと思います。自然や生態系を破壊し続けてきた人間の責任を思うと当然ですが、とてもうれしいです。
豊かで広大な自然が残されていたら、そのなかで、ある種の生物だけが増え過ぎたり減りすぎたりすることなく、すべての生き物たちが増減を繰り返しながら、絶妙のバランスで共存していくのです。シカが多すぎるから、殺して生息数をコントロールしてやると言っている人たちがいますが、人間がとことん壊してきた自然を復元してやらない限り、自然界のバランスは永久に戻りません。
遠回りなようでも、まず、行き過ぎた奥山人工林を撤去して自然林に戻すことから始めるべきでしょう。それをせずに野生動物たちの殺害から入るなんて、人間として恥ずかしい限りです。
環境省主催狩猟の魅力まるわかりフォーラムは、12月に3回予定されています。以下の2回以外に、12月21日には長崎県で開催予定です。
兵庫県 三室国有林間伐全10回で無事終了!
- 2013-11-25 (月)
- くまもりNEWS
11月23日、第10回目の作業を終え、標高950メートルにある三室国有林の間伐が終了しました。
この日参加したのは、くまもり本部関係者や本部ボランティアたちです。
9月末から始まり、約2か月弱の作業でしたが、これまでご協力いただいた皆様、応援してくださった皆様、どうもありがとうございました!
現場は急峻な斜面でしたので安全に十分注意して実施してきました。事故なく最後までやり遂げられたことを、一同、非常に嬉しく感じています。
この日は最終作業日ということもあって、兵庫県森林管理署から2名の係官が、現場の施業状況を確認しに来てくださいました。「非常にきれいに施業をしてくださりありがとうございました。」と嬉しいお言葉を頂きました。
また、この日初参加の2名の方には、のこぎりで間伐体験をしていただきました。のこぎりで木を切るのはチェンソーに比べるととても大変ですが、安全にできる伐倒方法です。その後、枝打ちものこぎりでしていただきました。
みんな笑顔で最終日を終えることができ、本当に良かったと思います。今回は25%間伐だったので、外から見た山の様子はあまり変わっていないように感じますが、やはり林内はだいぶ明るくなったと思います。
(9月10日撮影)
11月23日撮影
この日はとても天気がよく、みなさん笑顔で作業をしてくださっていました。
初日から数えると、699本の伐倒と枝打ちをしたことになります。すごく大変でしたが、岡山や滋賀から応援隊が来てくれた時は本当にうれしかったし、雨や雪の中でも作業してやり遂げた喜びは本当に大きなものがあります。いろいろと学ぶことも多かったです。
次回は、林業用の25%間伐ではなく、奥山の人工林を自然林に戻したいので、75%間伐してくれますかというような活動に参加したいです。今のところそのような活動は、兵庫県の国有林で予定されていないそうですが、もしそのような日が来たら、声をかけてくださるよう、森林管理署の皆さんにお願いしておきました。(完)