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2013-12-22
(速報5)阿仁熊牧場へのヒグマ移送、残り、あと7頭のところで、現在停止中
これまで移送し終わったヒグマは12頭。いずれも、動物福祉に配慮された冬籠り用の新獣舎に1頭ずつスムーズに入ってくれました。みんなとても落ち着いており、食欲も旺盛で元気にしているということです。ヒグマはたくさん食べるので、これまでツキノワグマに関わってきた飼育担当者が驚いているということです。今回の移送では、今のところ、麻酔は一切使っていません。
これまでの移送状況
12月16日・・・4頭
12月17日・・・3頭
12月18日・・・3頭
12月19日・・・2頭
雪の中の長距離の移送は、本当に大変で、移送に関わっておられるみなさんは、すでに疲労困憊の模様です。
ここで新たな問題が発生しました。
どんどん仲間がいなくなっていくからか、12月20日、21日とも、残されたヒグマたち7頭が、警戒し始めたようで、ハチミツでつっても、もう1頭も移送用檻に入ろうとしてくれないのだそうです。雪の中の移送計画には、全く時間的な余裕がないため、待ったなしです。しかし、どうしようもありません。7頭が早く檻に入ってくれるよう、祈るしかありませんね。
なお、移送に使われている、トラック、ユニック、移送檻、スノータイヤ、ガソリンなど諸経費の多くは、「八幡平熊牧場クマ基金」からの支出です。ご寄付くださったみなさんは、みなさんの寄付金が何に使われているのか、以下の写真からもご覧になってください。
熊森協会や秋田県獣医師会を初め、これまでご支援くださった多くのみなさんに、心からのお礼を述べられている、元八幡平熊牧場経営者長崎氏。
移送用檻に、藁を入れてもらって、藁でうれしそうに遊ぶサザエ。