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2014-01-30
くまもり新年の誓いは、この国の奥山の風景を変えてみせる(=自然林にもどす)
- 2014-01-30 (木)
- _奥山保全再生 | くまもりNEWS | 公益財団法人奥山保全トラスト
自然生態系は、絶妙のバランスの上に成り立っています。
シカ増加問題に関して、まるでシカに問題があって勝手にシカが増加したように、環境省はとらえておられるのでしょうか。
環境省は、ハンターを増やしたり、民間捕殺会社を創設したりして、シカを殺せばシカ増加問題が解決するかのように、次々と殺害強化法案を出し続けていますが、そんな単純な問題ではありません。
各地の山で、キツネ、ウサギ、ネズミなど、多くの野生鳥獣たちが激減している問題の方は、どうされるおつもりでしょうか。
食料がなく動物が棲めないスギ人工林を除去中(遠景)静岡県
上記写真の(近景拡大)静岡県2013年11月撮影
シカ増加問題は、人間が、戦後、自然を大破壊した結果、自然生態系がバランスを壊してしまったのが原因だと、私たちはとらえています。
シカも人間の自然破壊の被害者なのです。
自分たち人間がしてきたことを隠し、物言えぬ生き物たちにすべての罪をかぶせるやり方は、銃によってこの地球上で最強となった人間として、この上もなく卑怯であり、いじめの最たるものです。
環境省は、どうして、根本原因である、破壊し過ぎた山の自然林復元に、林野庁が乗り出してくださるようお願いしないのでしょうか。
殺すだけでは解決しない、シカ増加問題。今こそ、壊した自然の復元を!