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2014-01-31
政府は今国会で、さらなる狩猟の規制緩和に向けた捕殺一辺倒の「鳥獣保護法改定案」を提出
1、罠猟網猟の免許取得年齢
現行 20歳以上 → 18歳前後の適切な年齢に引き下げる。
2、狩猟可能時間帯
現行 日の出から日没 → 都道府県や国の事業に限り、24時間、銃の使用可能。
3、捕獲者
現行 ハンター → 捕獲等を行う事業者の認定制度を創設し、効率的な捕獲をめざす。
<以下、新聞報道から>
各地で野生のシカやイノシシが急増し、農作物の食害や貴重な生態系への影響が広がっていることを受けて、環境省の諮問機関である中央環境審議会は、1月27日、生態系や農林業に被害をもたらすシカやイノシシの駆除を進めるため、民間の専門業者や団体に、捕殺してもらう制度を新設することを大筋で了承した。
環境省は、1999年に導入した個体数調整から、さらに捕獲を強化し、積極的な鳥獣管理(=鳥獣補殺)へ政策転換する。
( 熊森から)
今でも、わが国には狩猟監視員制度がなくて違反狩猟が横行しているのに、18歳狩猟者、24時間銃OK、利潤第一の民間業者に補殺を任せる・・・日本の野生動物は、人間に命をもてあそばれて、もう生きていけなくなる。人間には、こんなことをする権利など絶対にない。
地球は人間だけのものではないし、人間に自然生態系のバランスをコントロールする力などない。