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2014-05-02

第17回くまもり全国大会 盛会に終了 「会員であることを改めて誇りに思いました」と参加者

以下、ダイジェスト版です。詳しくは会報などでお伝えします。

 

 

4月27日、兵庫県尼崎市JR尼崎駅前のホテルホップインアミングにて、第17回くまもり全国大会が持たれました。

オープニングは、兵庫県会員の素敵な歌声から始まりました。

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イエスタディワンスモア、愛の賛歌・・・聞きほれました。

 

基調講演は、17年間くまもりの旗を力強く振リ続けてきた森山会長です。

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シカによる農業被害は昔からあったが、現在、日本人が直面しているシカによる森林破壊問題は、日本民族が初めて直面する大問題であり、解決法は誰にもわからない。原因は全て近代に人間が行った自然破壊、生態系破壊であると考えられる。

環境省が、私たち人間がしてきたことを棚に上げて、シカの大量補殺のみに税金を使おうとしていることは、人間として倫理上問題であるばかりでなく、生態系に更なる混乱を引き起こすことになる。せめて、奥山の人工林を広葉樹林に戻すなどの生息地復元にも取り組むべきであると訴えました。

 

また、国民に対しては、ユダヤ人哲学者のアンナ・ハーレントやアメリカの公民権運動のキング牧師、倫理研究所の丸山敏秋理事長らのことばを借りて、自分の頭で考えることから逃げた平凡な人たちが、結果として悪に加担することになることを指摘。生き物を大事に思い共存してきた日本文化が、今、国によって消されようとしている。このような文明の西洋化の先にあるのは、豊かな自然を失うことによる日本文明の崩壊である。国民は、国や人類の問題から逃げずに、各自が自分の頭で考えるようにしようと訴えました。

 

 

この後、顧問、来賓、企業会員、団体会員らの紹介と、代表者によるすばらしいメッセージが続きました。別の機会に、お伝えしたいと思います。

 

 

特別ゲストとして出席して下さった、元秋田県八幡平熊牧場の経営者である長崎貞之進氏から、熊森会員へのお礼の言葉がありました。

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とつとつと語る長崎氏

長崎氏は、その中で、「自分の監督不行きとどきのせいで、2名の死者まで出る大変な事故を起こしてしまい、これはもう命で償うしかないと思っていた時に、森山先生が来て下さった。そして、私に、≪長崎さん、死んだらだめですよ。私は逃げませんから。クマ達に新しい飼い主を見つけることを、一緒にやりとげましょう≫と、おっしゃってくださった。それを聞いて、私は、≪私も逃げない≫と決意したのです。そして、みなさん方の多大な寄付金が集り、今日の私とクマがあります。」と、お礼のあいさつをされました。

 

この後、本部や支部からさまざまな活動報告があり、和田副会長が終わりの挨拶をし、福岡県南里支部長の一本締めで、全国大会を終えました。

 

参加して下さった方々から、感想がいくつか届いています。

・様々な活動報告を聞いて、熊森はすごい自然保護活動を実践していると改めて実感しました。ささやかではありますが、この会の活動を自分も支えているのだと思うと、会員であることが本当に誇らしく思えました。

・長崎さんの話を聞いたとき、もうこれだけでも、全国大会に参加して良かったと、心から感動しました。熊森の全国大会は、いつも感動です。

・私たちが、八幡平のクマたちだけでなく、長崎さんという人間も救っていたことがわかり、熊森は、動物も人も救うということがよくわかりました。

 

 

 

全国大会の後は、お楽しみの懇親会です。

懇親会で、オープニングを飾って下さったのは、愛知県会員によるアフリカのたいこです。とても力強くて、くまもり会員は勇気を出せと、何度も何度も励まされた感じがしました。

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