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2014-05-25

太郎と花子のファンクラブ(兵庫本部編)5月25日

●太郎と花子のファンクラブに初めて参加しました。

兵庫本部は毎月第4日曜日に太郎と花子のお世話に和歌山県生石高原に行っています。

 

5 月25日は、西宮市の阪急夙川駅に午前8時30分に集合し、生石高原をめざしました。この日の参加者は兵庫から6名、大阪から2名です。阪神高速道路は渋滞もなくスムーズに流れていました。阪和自動車道路海南東インターチェンジを降り、買い物です。太郎と花子に魚、野菜、果物、ヨーグ ルト、パンなどを買い、生石高原へ上がります。

 

11時半ごろ到着。私たちが獣舎のカギを開けると、花子はもう背中を檻に押し付けて、早く掻いてほしいと待っていました。とりあえずクマ達にまぜご飯を与え、人間も昼食です。

 

昼食を済ませ、長靴、軍手をはめて、獣舎の掃除に取り掛かりました。この日の参加者はみんなリピーターなので、手分けしてどんどん作業が進み ます。今回は冬ごもりに使っていた獣舎の奥の部屋から藁を取り出し、風を通してやりました。藁には冬ごもり中の糞と尿がまざり、ずっしりと重くなっていま した。これを一輪車で何回も往復して運び出しました。

(注:ここでは冬籠り中も絶えず水と食料を与えています。野生のクマのように、飲まず食わずではありません)

 

 

獣舎の藁は糞と尿でミルフィーユ状態

獣舎の屋根に取り付けられていた、プールへの送水パイプが1本が破損していたため取り外しました。ずっとお世話に通ってくれている大学生会員が、長さを測っていました。次回に新しいパイプを取り付けてくれるそうです。山から水を引いてきてクマ達に給水しているのですが、この日は湧水の水量が少なく、プールの水を入れ替えることはできませんでした。

屋根までクマ達の手が届くので、クマは獣舎に閉じ込めてあります。

 

斜めになった天井は歩きにくい

掃除が終わり、クマたちを檻に戻し、いよいよエサやりです。何種類ものご馳走の中から、好きなものを選んで食べていきます。太郎はメロンが大好き、花子はそれほどでもありません。二頭とも大好物はイチゴとヨーグルトだということがわかりました。

 

 

今日はクマたちの機嫌がよいそうで、花子だけでなく太郎も背中を掻かせてくれました。初めて触ったクマの背中は、雪深い長野県生まれの花子は剛毛で長く、雪のない和歌山県生まれの太郎は細めで短く、生まれ故郷の環境への対応なのかと思いました。クマは表情がわかりにくい動物と思っていましたが、背中を掻いてやると様々な表情を見せてくれました。

(注:檻は二重になっており、清掃をしているときしかクマに触れることはできません)

 

痒いのはそこではないと目で合図する花子

餌をやっていると、次々に車がやってきます。中には野菜やお菓子を持参する人もいて、ここが隠れた観光スポットになっていることがわかりました。私たちが背中を掻いているのを見て、クマの背中に触ることにチャレンジする人もいます。

 

一人檻の中にいるのは誰でしょうか

午後3時前に、太郎と花子に別れをつげ、一路兵庫へと戻りました。

初めて参加して、クマ達のお世話が想像以上に力仕事であることがわかりました。今回は作業の様子を主に紹介しました。

参加してくださったボランティアの皆様、お疲れさまでした。(U)

 

苗の生育は順調!田んぼの周りの シカ防止ネット張り完了 

5月25日(日)、自然農2回目の作業日です。

作業の前に、近くの「山の神」神社へ参りました。自然への感謝と自然農塾息災を、お願いしてきました。

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○まず苗床にお米の芽が無事に出ているかどうかを調べます。ワクワク・ドキドキです。

保温と保湿のために苗床にかけておいた藁をそっと取ってみると、かわいい芽が出ていました!自然農では、温室苗床など使わず、苗作りもすべて自然に沿って行います。そのため、この時期の苗は、まだこんなに小さいのです。ちなみに、今年の田植えは、6月15日です。

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   種籾から根と芽が出てきています。

○苗床には、生き物がいっぱいです。いろいろな草の芽、コオロギ・バッタの仲間の子供たち、クモ、毛虫、巨大ナメクジ?、アマガエル、カナヘビの子供など

自然農の理の一端を感じることができました。

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  寝覚めのアマガエル、周りにいろんな草が芽を出しています。

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  カナヘビの子供

○ しばらく生き物たちを見つめた後は、田植え時に備えて、イネの芽の周りの草を取ったり、根元を刈り取ったりします。

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 イネの芽以外の草の芽を取るか、根元で切ります。

○苗床の一部にモグラが入った跡がありました。ここは本当にモグラの多い所です。モグラが入ると、苗床の土が浮いてしまい、苗の成長の妨げとなります。浮いた土は上からしっかり押さえ込みます。

オケラもいるようで、オケラに食べられて空になった種籾がたくさん残っていました。予定の苗数に成長するかちょっと心配です。

オケラに種籾が食べられるのは、珍しいことです。オケラの目覚めの時期と種籾を蒔いた時期が合致したためか?と思われます。

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モグラが入った跡(横方向にモコモコしている部分です)

○草抜きの後は、苗床に敷いていたワラを短く切って苗床に再び敷きます。乾燥防止になります。

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○昼からは、シカ・イノシシの進入防止のために、田んぼの周り全体を囲む柵・ネットを張りました。

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柵、ネットを田んぼの周りに張っていきます。

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 おつかれさまでした。 

○追記

下の写真は、現在多くの農家がやっている米作りである慣行農法の田んぼです。

同じの日の様子です。

すでに大きい苗が、水の張った田んぼに、機械を使って整然と植えられていました。

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このやり方では、イネの苗が2~3本ずつ束になって植えられます。イネの成長を思うと、

1本植えにしてあげた方が 、イネはのびのびと育ちます。

次回作業は、6月14日の畦作り、15日田植えです。楽しみです。

 

 

 

 

 

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