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2014-06-20

大阪豊能誤捕獲クマ② 飼い主を探すのではなく、山に返してやってください

6月20日(金)、大阪府が、兵庫県と京都府の行政にクマの放獣をお願いしたが断られたので、動物園などの貰い手を探しているという情報が、くまもりに入ってきました。   これまで、野で大きくなった後に捕獲され、動物園や施設で飼われることになったクマのうち、クマのストレスが高じて悲惨な結果になった例が、いくつか思い起こされました。   第一、これまで、くまもりもクマの貰い手を探し回ったことが何度もあるので知っているのですが、誤捕獲されたクマを貰ってくれるところなど、まず、ありません。 しかも、クマは広い山野を駆け巡って 生をまっとうする動物です。   豊能町や大阪府庁にすぐに電話をしました。   いったん野生で大きくなったクマを獣舎に閉じ込めて飼育することは、クマにとって限りなくストレスです。山に返してやることが一番です。すぐ、放獣してやってください。     長年、クマの保護に関わってきたくまもりとしては、とてもていねいに説明してお願いしたつもりです。 この時、担当者から、クマはイノシシ罠からドラム缶檻に移されたことを教えていただきました。     捕獲場所を地図で確認すると、住所としては大阪府ですが、大阪府、京都府、兵庫県のちょうど境です。このクマは、京都府または兵庫県の生息地から出て来たことが考えられます。京都府でも兵庫県でも、どちらにしてもクマは絶滅危惧種であり、イノシシ罠に誤捕獲された場合、行政によって100%放獣されています。 今回のケースも、お願いすれば、行政の連携によって放獣していただけるだろうと、くまもりは思いました。

スコット・シュネル准教授ご訪問

アメリカのアイオワ大学准教授であるスコット・シュネルさんが、

日本の熊の状況について知りたいと熊森本部を訪問して下

さいました。熊森を知ったのは、熊森のホームページの英語

版をアメリカで読んだからだそうです。

 

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熊森が撮影した熊の動画を見るスコットさん。

 

スコットさんは人類学博士であり日本民俗学を専門としており
日本語も堪能です。
お話の中でスコットさんは農村部の出身ですが、現在都市部に
住む者として農村と都市に存在する対立の橋渡しをしたいと
語っておられました。日本にも同じ様な問題が存在するので
はないかときかれていました。

 

IMGP0914

 

最後に熊森スタッフと記念撮影

 

スコットさん!ご訪問有難うございました。

(college23)

 

看板出してま~す☆

IMGP0901IMGP0899IMGP0898 日本熊森協会では、事務所の入り口に近々行うイベントの看板を出しています。手作り感満載です。雨の時は入れるようにしてますが、たまに手遅れに、、、。今は6月29日の日本奥山学会(http://okuyama-society.org/) と、8月3日の原生林ツアーの参加者を募集中です!

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