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2014-11-13
秋田県阿仁熊牧場、過去10年で入場者最多 ヒグマ舎新設で前年度の3倍
- 2014-11-13 (木)
- くまもりNEWS
<以下、11月12日秋田魁新聞より>
今月3日に今季の営業を終えた北秋田市阿仁打当の市営阿仁熊牧場「くまくま園」の本年度の入場者数が、前年度の約3倍の2万5225人に上った。2万5千人を超えたのは10年ぶり。約3億5千万円を掛けて新設したヒグマ舎の効果が表れた形。
阿仁熊牧場は、開園した1990年度に7万7496人が訪れ、その後は年間入場者数3〜6万人台で推移。2012年度は過去最低の8517人を記録、翌13年度も8532人と低迷した。
従業員2人が死亡した事故で廃業した旧秋田八幡平クマ牧場(鹿角市)からヒグマ19頭を受け入れたことに伴い、今年7月にヒグマ専用の飼育展示施設をオープンすると、来場者が急増した。
「川内原発事故れば、国が責任を持って対処すると約束する」経産相発言に自然保護団体として唖然
- 2014-11-13 (木)
- くまもりNEWS
新聞報道によると、宮沢洋一経済産業相は、11月3日、九州電力川内原発1・2号機の再稼働への理解を求めるために、鹿児島県知事らと会談した折、「万一事故が起きた場合は、国が責任を持って対処すると約束する」と述べられたそうです。
いろいろと考えの違いはあるとしても、この発言には驚きました。一国の経産相である立派な方が、どうしてこのような発言をされるに至ったのか、理解に苦しみます。
福島原発事故からわかるように、いったん強い放射能に汚染された大地は、国であっても誰であっても、二度と元に戻せないのです。生き物が、人が、住めなくなるのです。ふるさとを失うのです。だから、原発事故は困るのです。いったん起きたらもう取り返しがつかないのです。責任を取るというのは、元に戻すことでなければならず、それができないから、事故の可能性が生じる再稼働が大問題になっているのです。
メディアは、ただ、経産相の発言を国民にたれ流すだけではなく、万一原発事故が起きたら誰にも責任は取れないことを、はっきりと書くべきです。一時ヨウ素を服用できたとしても、大地が汚染されるのです。その土地から急いで出ていかねばならず、家も生活も失うのですから、もう、誰にも責任などとれません。
昔と比べて、メディアのあいまいな表現や弱腰が最近目立ち、とても気になります。間違っていることは間違っている、おかしいことはおかしいと、はっきりと書いてくださらないと、国民は訳がわからなくなり、結果として国が方向を誤ります。
これまで、わたしたちは自然保護団体として、最大の自然破壊は戦争ですと言って戦争に反対してきましたが、これからは、最大の自然破壊は、戦争と原発事故ですと言って、両方に反対しなければならなくなりました。