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2015-01-07

「生命文明の世紀へ」 安田喜憲顧問著

2015年の新年に当たって、安田喜憲先生の書かれた「生命文明の世紀へ」(第三文明社)を久しぶりに読み返してみました。

何度読んでも本当にすばらしい内容だと思いました。熊森会員必読。いえ、日本人必読でしょう。

 

<高度成長期以前の日本人が守ってきた掟>

13ページより一部抜粋

・自然を信じ、人間を信じ、太陽や森、山や川や海に祈る心をもつ。

・他者の命に対して畏敬の念をもつ。

・自らの欲望をコントロールし、「利他の心」「慈悲の心」を持つ。

 

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出版社によると、残部は2000冊だそうです。

人間どう生きるべきか、どんな文明なら持続可能なのか、わたしたちの祖先が大切な知恵を授けてくれます。

人間は、生態系の頂点に位置する動物ではない  イエボア博士(ガーナ)

以下は、公益財団法人イオン環境財団の「生物多様性みどり賞」を受賞されたアルフレッド・オテング=イエボア博士の言葉です。

 

人類はもっと自然に対する理解を深めなければなりません。

それなのに、人類はこれまで自分たちの欲求のまま自然を利用してきました。

地球上のあらゆる場所で野生生物の採集や乱獲を行ってきたのです。

では、自然に対して何か配慮をしてきたでしょうか。

答えはノーです。

 

これまで地球上では、実に多くの破壊活動が経済開発という口実のもと行われ、環境と人間の調和がその代償となってきたのです。

このような収拾のつかない状態を解決するには、問題の多くを生み出した私たち人間が行動を起こすしかありません。

環境に対する最良のアプローチは、人間が生態系ピラミッドの頂点に立つ “Me,Me 主義”ではなく、人間も生態系の一部になること。

人間の活動が自然と調和するように、人間自身が心がけていかなければなりません。(同財団のHPより)

 

熊森から

海外にも私たちと同じことを感じておられる方がいることを知って、とても勇気が湧きました。

 

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