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2015-03-26

最近の目に余る「狩りガール」と「ジビエ料理」報道の危険性

昔から、様々な広告塔に若い女性が使われてきました。いいことに使われる場合もあるし、間違ったことに使われる場合もあります。

若い女性は、自分が広告塔になる前に、社会に大きな影響を与えることになるのですから、本当にその広告塔に自分がなって社会に責任が取れるのかどうか、深く考えてから行動してほしいです。

 

今、国は、増大する鳥獣被害を訴える地元に対して、銃や罠で野生鳥獣を捕殺する人を増やし、そのような人達に野生鳥獣を殺させればいいという政策を立てています。

最近のマスコミは、権力べったりですから、このような国の政策はテレビや新聞で連日無批判にジャンジャン流されます。よほど気をつけていないと、私たち国民はすぐに洗脳されてしまいます。

一般的に、誰しも人間は動物など殺したくありませんから、おだてて他の人に殺させようという魂胆が見受けられます。

 

もともと自然界は絶妙のバランスの上に成り立っています。戦後の人間による大自然破壊により、動物たちは本来の生息地を失って苦しみ、大混乱をきたしています。人間の自然破壊による第一次被害者が野生鳥獣であり、生きられなくなって人間のところに出てきた野生鳥獣によって被害を受けるようになった地元は第二次被害者です。生息地の復元など一切してやらず、第二次被害者に第一次被害者を殺させて終ろうとしているのが、今の国の政策だと思います。まさに弱い者いじめです。

 

祖先が築いてきたのは、全ての生き物の命を尊厳する文明でした。猟友会員の中にも、そのような文明を受け継いでいる人たちがいて、わたしたちと意気投合しています。生き物の命を奪うということは大変なことで、環境省がすすめている「すごいアウトドア」のように、遊びや流行でやっていいものではありません。

 

余りにも今の「狩りガール」「ジビエ料理」報道が、生き物たちの命を軽く扱い過ぎており、私たちは非常に不愉快で傷つくとともに、動物だけではなく人間社会にとっても危険な徴候であると感じています。

 

 

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