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2015-05

本部、「佐古井の森植樹地」のシカよけ全金網柵撤去(兵庫県千種町)この地での森再生を断念

熊森本部は、兵庫県千種町で2000年に皆伐された官行造林地跡(=林野庁による分収造林地)に広葉樹の森を再生させようと決意し、千種町にお願いして1ヘクタールの急斜面を貸していただき、実のなる木を植樹してきました。

しかし、この場所は、豪雪地域であり、春先に雪の塊が恐ろしい力でずりおちてくるらしく、鉄でできたシカよけ金網柵の支柱が、そのたびにアメのように折れ曲がってしまいます。

金網が倒れると、さっそくシカが入ってきて苗木を食べてしまいます。

何度もボランティアを募って、みんなで金網柵の建て直しをはかりましたが、一度折れ曲がった鉄の支柱を立て直すのは至難の業です。

何度か再植樹に取り組みましたが、この場所では苗木が育たず、森再生に至りませんでした。

残念ではありますが、熊森はこの植樹地から撤退することになりました。

これまで、ここでの植樹や育樹作業に参加してくださった皆さんは、延べ数百名を超えると思います。

ご協力に、心からお礼申し上げます。

苗木を成長させられなかったことを、熊森本部として、心からお詫び申し上げます。

 

 

2013年から、植樹地を囲んでいたシカよけ金網柵の撤去作業に取りかかりました。ボランティアには大変な作業です。

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2013年金網柵撤去作業の様子

 

 

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2015年3月29日の現地の様子

 

この度、4月の18日、19日、20日の3日間かけて、専門業者にお願いして、山中のシカよけ金網柵を完全に撤去し、道路まで持って降りていただいて廃棄を完了しました。ここに、ご報告させていただきます。

 

なぜか現在、熊森が金網で囲ってあった場所は、人間の背丈よりも高いササ原となり、それ以外の場所は、ススキが原になっています。木本としては、シカが食べないコハクウンボクの木が、あちこちで自然に育ってきています。

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中央の緑の色が少し茶色っぽい逆三角形の所が、金網で囲まれていた1ヘクタールの熊森植樹地

 

豪雪地帯の急斜面、しかもシカが多いという所では、長い年月をかけて自然遷移を繰り返し、自然の力で森がよみがえるのを待つしかないと思うようになりました。

 

 

 

 

山形県月山体験とクマのクロちゃん対面ツアー

7月25日~26日、案内人と共に東北のブナの森に入ったり、熊森のマスコットグマである山形県のクロちゃんに対面したりするツアーがあります。

クロちゃんに会い、育ての親の佐藤さんのお話を聞いたり、東北の深い森を体験したりする、感動の1泊2日です。

これまで何回か実施されましたが、参加者の満足度は10点満点中10です。

 

<山形の月山体験とクマのクロちゃん対面ツアー>

クロちゃん1

期日:平成27年7月25日(土)~26日 一泊二日

会費:お一人 32,800円 [最少催行人員10名]

集合:山形空港午前8時50分 山形駅午前10時20分

解散:山形駅前午後3時40分 山形空港午後4時30分

 

行程:

1日目 山形空港/山形駅~山形中央IC~月山IC~志津温泉(昼食)~県立自然博物館ネイチャーセンター(インタープリターの説明での体験コース)~佐藤宅(クロちゃんとの出会い)~田麦荘(夕食・懇親会)

2日目 田麦荘~あさひ~羽黒手向・・・五重の塔(ガイド先導)~七ツ滝(日本滝100選の一つ)~田麦荘(昼食)~中台池~月山IC~山形中央IC~山形駅/山形空港解散

 

申込み先:日本海トラベル 電話0234-43-4312 担当 五十嵐 7月6日締め切りです。非会員でも応募できます。

 

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