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2015-06-13

6月7日 リニア市民ネット・大阪主催 奈良県生駒市リニア勉強会に46人 

リニア市民ネット・大阪主催、日本熊森協会後援の「リニア勉強会」が、関西で次々と会を展開しています。

今回は、初めての奈良県です。40名の会場を用意しましたが、席が埋まるかどうか心配でした。

結果は、46名の方が参加くださり、大盛会。立ち見となったみなさん、申し訳ございませんでした。

 

講師の方々のお話も、良かったです。

 

① 坂田昌子氏「生物多様性から見たリニア中央新幹線」

休憩後、 <アコースティックギター演奏で、活力をもらう>

② 谷口昇氏「リニアに関する大鹿村の現地報告」

現地の苦悩など、いろいろと考えさせられました。

 

どちらにしても、もう、南アルプスでは、トンネル掘削工事が始まります。

1車線の狭い山道を、1日1500台のダンプが行き来することになる大鹿村の悲惨な事態に、多くの国民が、他人事ではないと目を向けて下さるような社会を作っていきたいものです。

 

今回も全ての大手マスコミに取材を依頼しましたが、どこも来てくれませんでした。日本のメディアは、一体どうなってしまったのでしょうか。お上のニュースしか報道しないのなら、ない方がましです。

 

ただし、岩上安身氏が立ち上げられているIWJというメディアが、メディアとしては初めて市民ネット・大阪の取材に来てくださいました。この日の勉強会のもようは、Ustreamで近々公開されると思います。動画撮影をありがとうございました。

 

s-150607リニア勉59

 

次回、第5回勉強会は8月1日奈良市100人会場で予定されています。

 

リニア市民ネット・奈良、リニア市民ネット三重を立ち上げて下さる心意気のある方が現れるのを心からお待ちしています。

 

6月1日 東京の高校1年生に、今年は室谷副会長が講演

毎年初夏に恒例になった、東京の私立高校1年生に対する森山会長の講演。

今年は、森山会長の都合がつかなかったため、室谷副会長が初めて講師を務めました。

本部、環境教育担当者も同行しました。

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森山会長と中学生の時から23年間活動を共にし、先頭に立って熊森活動を進めてきた室谷副会長のお話はどうでしたか。

高校生たちの感想文が届くのが楽しみです。

 

 

6月12日 三重県が放したクマ「捕殺は違法」 県民らが監査請求

以下、6月13日朝日新聞より

 

三重くま美恵さん

三重県いなべ市で捕獲されたツキノワグマを県職員が滋賀県内に連絡せずに放した問題で、三重県内に住む74人が12日、県がクマを捕殺するのは違法として、クマ捜索の費用支出の差し止めを求める住民監査請求書を県完さ委員事務局に出した。

監査請求書によると、ツキノワグマは県のレッドデータブックで絶滅危惧1B類に指定され、養老・鈴鹿山系では特に生息数が少なく、慎重な取り扱いが強く求められる。滋賀県多賀町で女性を襲ったクマと捕殺対象のクマの関連性は極めて薄く、人身被害の恐れについて根拠がない状態で捕殺を認めることはできないと主張している。

74人は、自然保護団体「日本熊森協会」の県支部メンバーらの呼びかけで集まった。元県支部長の三浦美恵さん=明和町=は「人を襲ったのは違うクマなのに殺処分が撤回されない。無実のクマを追い回すのはいじめです」と話す。

クマは12日午後4時現在、捕獲場所から南東約4・5キロのいなべ市の山中にいる。13、14両日には位置の確認は続けるが、捜索する予定はない。

鈴木英敬知事はこの日の会見で「住民の不安を払拭(ふっしょく)したいという地元市町の意向を尊重する」と述べた。

 

 

以下、熊森より

{住民監査請求とは}

 

地方自治体のお金の使われ方をチェックする制度です。

自治体には監査委員というものがあり、そこにチェックをお願いします。

その自治体の住民なら誰でも(一人でも。署名とか集めなくていい)、自己の利益に関係なく公益の視点から請求できます。

その自治体の法人でもいいです。年齢も関係ありません(未成年でもいい)。

支出行為から一年以内に請求する必要があります。

それを受けて監査委員は監査し、請求がもっともかどうかを決めます。

もっともなら自治体に必要な措置を勧告します。

もっともでないなら、理由を付けて請求人に通知します。

 

たいてい、監査委員は、もっともでないと言ってきます。

 

これに、不服があれば、

ここで、今度は、住民訴訟という特別な訴訟を起こすことができます。

住民監査請求をしないと住民訴訟は起こせません。

ただし、通知を受けて30日以内にしないといけません。

 

住民監査請求を起こすことで、多くの人達に問題を広報することができます。

 

 

5月31日 大阪のライオンズクラブと4年目の奥山再生合同活動

なんとしても、水源の森、大型野生動物の棲める森を、奥山に取り戻したい。

大阪のあるライオンズクラブが、くま森の奥山再生活動に賛同してくださり、年1回現地作業に汗を流してくださるようになって、4年目です。

集合は新大阪駅。午前7時20分。

伐り出しもできない不要な奥山人工林を除去しようと、今年は、森づくりの名人クマも開始している皮むき間伐に挑戦していただきました。

スギの皮を全周むくことで、スギは水分の引き上げルートを失い、徐々に枯れていきます。

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ライオンズクラブのみなさんの熱心な働きぶりや手際の良さに、熊森本部スタッフたちも脱帽。みるみる作業が進んでいきます。仕事のできる方々なんだと納得しました。

 

ご覧のとおり。数十本のスギの皮むき皆伐が終了。

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後半は、スギ伐採跡地に6本のトチノキを植樹し、シカよけ網をかけてくださいました。

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早朝出発にもかかわらず、昼食抜きで午後2時半まで作業してくださいました。

その後、5月のさわやかな風に吹かれながら、近くの草原でみんなで昼食。

お弁当のおいしかったこと。

 

毎年、作業が奥山に入っていき、きつくなっていきます。

来年は子や孫を連れて参加しなくちゃという声もあちこちで出ていました。

 

こういうものは人海作戦なので、全国のライオンズクラブに奥山再生運動が広まっていただけるといいのになあと思いました。

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