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2015-07-04

6月27日 「くまもり通信」84号完成

会員のみなさんへ

「くまもり通信」84号の発送を開始しました。

熟読の上、会員の集いなどで話題に取り上げたり、人々に熊森活動を広める手段に使ったりして、有効活用くださるようお願いします。

ご意見やご感想をお寄せください。

最新号は1部100円での販売も受け付けています。

 

 

会報84号表紙.jpg

ページ     目次

2 巻頭言  全ての命を尊重する社会を願い続ける

3 特集 第18回くまもり全国大会

7 特集 豊能町誤捕獲グマ救命報告その4

9 南アルプスを守るために

11 グラビア

13 くまもりこども通信「実のなる木が育つまで」

14 くまもり動物植物図鑑「クリ」

15  支部・地区だより

17  太郎と花子のファンクラブ

18  会員の声 / 編集後記

6月28日 太郎と花子のファンクラブ

初めて、「たろはな」に参加しました。私たちが行くと、うれしそうに近寄ってきたのにはびっくりしました。

それどころか、檻の隙間から手を出してきて、人間に触れたそうにしていました。

赤ちゃんの時から飼われているので、人間に警戒心がないのだと思います。

こんなクマたちもいるのかと思いました。

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おいしい果物をどっさりともらっていました。

 

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一番驚いたのは、干物の魚の食べ方です。まず内臓を取ってから、片身ずつはがして食べて、ひっくり返して、尻尾と頭だけ残していました。人間とまるで同じ食べ方です。誰かが教えたのかと思いましたが、誰も教えていないのだそうです。

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太郎は、「ニンジン太郎」と言われるだけあって、ほんとうに人参が好きなようです。人参を両手に抱いておいしそうに食べていました。

 

とにかく大きくて元気そうなクマたちでした。

 

このみなしごの2頭くまたちが、26年間も、善意の市民の手によって大切に生かされてきたのは、すごいことだと思いました。

 

 

 

 

 

6月27日 <本部>和歌山県 那智勝浦にて、皮むき間伐(皆伐)指導

平成23年、台風12号による集中豪雨で、那智勝浦町では大規模な土石流が起き、死者8人行方不明13人という惨事を引き起こしました。このことがあって、人工林率56%の那智勝浦町では、保水力のある山を取り戻そうと、市民たちが人工林の皮むき間伐に乗り出したのです。

今年も皮むき間伐を実施するにあたって、地元熊森会員から、熊森本部に指導員を派遣してほしいという依頼があり、2名で行ってきました。

現地の方々と本部スタッフ含む総勢17名で、作業を行いました。

今回皮むき間伐を行ったこの場所は、一年を通して多雨であり、泥岩や砂岩のもろい地質でできた急斜面にスギが密集している状況です。一刻も早く、豊かな植生環境に戻らねければなりません。今回は、

このスギを除去し、自然に植生が回復できるように、皮むき皆伐を行いました。

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前日に現場を確認、下草がほとんどない場所も

 

すでに皮むき間伐が進んでいる場所も多くみられ、地元の方々の豊かな森を戻したいという熱い思いがひしひしと伝わってきました。

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皮むき間伐の様子(6月27日)

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皮むき間伐の様子(6月27日)

すでに、スギの木が倒れて、林床に光がさしているところもあり、そんな場所にはハスノハカズラやセンリョウといった常緑性の植生が育ち始めていました。

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センリョウ

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木が倒れて、日光が当たる場所は、下層植生が繁茂している

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ハスノハカズラ

この辺りは、年間降水量が多く、温暖なため、拡大造林によってスギが植えられる前は、常緑広葉樹が多い植生環境であったと思われます。

無事皮むき間伐を終えました。

勝浦の皆さんはいい方ばかりで、とても楽しく作業参加させていただきました。

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作業現場にて集合写真

今後は、この場所がどのように自然植生に戻っていくのか、楽しみです。

いろいろとお世話くださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

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