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2016-01-19

まだかなと皆で待つ 「とよ」の冬ごもり  大阪府豊能町高代寺山頂

1月18日。プールの水替えに訪れる。

到着、午前10時。昨日の最高気温6℃。

なんと、とよが運動場に出ていない。

この時刻にまだ寝室で寝ているではないか。

私たちの話し声を聞いても、寝たまま耳を少し動かすだけ。

すわ!ついに「とよ」冬ごもりに突入か。

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しかし、水を運んできた車の音を聞くと、元気いっぱい飛び出してきて、またいつもの常同行動を開始。

あーあ、観測史上最高の暖冬だからなあ。

 

プールの水を全部落とす。

最近は、プールの中で糞をしなくなった。今回もしていなかった。

プールは谷川のように水洗トイレにならないことをやっと学習したのだろうか。

空っぽのプールに入ってどうして水がなくなったのかなと不思議そうな顔をして、きょとんとしている。

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新しい水を入れてやると、真冬だというのに、うれしそうに何度もプールに入って、ごくごくと水を飲んでいる。

冷たくないのかな。本当に「とよ」は水が好きだ。

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平成27年度の京都府のクマ捕殺数は40頭を超えた。

絶滅の恐れがあるクマなのに、いったいどういうことなのだろう。

1昨年は、「とよ」を元いた京都の山に放してやろうと、会をあげて取り組んだがかなわず、悲しかった。

しかし、もし、山に放していたら、目の前のこのクマの命は消されていた可能性が高い。

「とよ」を見ながら、何が「とよ」の幸せか、改めていろいろと考えてしまった。

 

寝室のドングリはほとんど減っていなかった。

もう、脂肪は十分たくわえたから、何もいらないのだろう。

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和歌山県の花子はどうかと思い、山田さんに電話した。

「例年なら、クリスマスごろに冬ごもりに入るのですが、今年はまだそのそぶりもありません」との答えだった。

やっぱり・・・

 

野生グマはどうしているのだろうか。

兵庫県森林動物研究センターに電話してたずねると、「12月末以降、目撃がほとんどなくなりましたから、暖冬であっても、冬ごもりに入っているんじゃないですかね」という回答だった。わからないことだらけだ。

 

「とよ」お世話係の人達が、「とよ」が冬ごもりに入れるようにとある作戦を立てた。

さて、その作戦とは?うまくいくかな。

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お世話隊のみなさん、今年もよろしくお願いします。

 

 

 

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