くまもりHOMEへ

ホーム > アーカイブ > 2016-01-20

2016-01-20

1月20日 「とよ」ついに冬ごもりか 地元会員からの速報

雪が降ると子犬のように嬉しくなり、今季初雪の高代寺に本日、長靴を履いて登ってきました。
高代寺への車道には轍も足跡もなく、新雪を踏んで、キュ・キュと快い足音を響かせて登りました。
● 
s-小林
● 
「とよ」の獣舎は静かで、常同行動をした跡がありません。
寝室で眠っているもよう?
プールには氷が張っていました。

s-1月20日

1月20日午前10時撮影 運動場に「とよ」の足跡なし!

 

高代寺境内には訪れる人もなく、冷たい北風が吹き抜けるだけでした。

「とよ君」ついに冬籠もりに入ったかと期待しながら、静かに下山しました。

 

p.s

(本部より)明日、「とよ君」お世話隊が確認に行ってくれます。

尚、現在、寝室内には、ワラと水とドングリがたっぷり入っています。

シカのために広大な山をトラストしている人たちに敬意

「植えない森造り」を進めておられる熊本県の平野虎丸先生は、日本熊森協会を指導してくださっている顧問先生のおひとりです。

 

現在77才の平野先生は、熊本県の代々林業家の家に生まれ、山や山の生き物たちといっしょに成長されました。自然を知り尽くし、生き物たちにそれはそれは深い愛情を持っておられます。

 

以前、三重県大台町の山を一緒に歩いていただいたとき、野鳥のお話になり、わたしたちがそんな鳥は知らないと言うと、呼んであげましょうかと鳥の鳴き声をまねられました。そしたら、なんとその鳥たちが私たちの目の前に飛んできたのです。こんなことが出来る人間がこの世にいるのかと、みんなで驚きました。たくさんの鳥を呼び寄せられると言われていました。まるで魔法使いです。

 

山や山の生き物たちを知り尽くしておられる先生に言わせると、シカは害獣ではありません。完全に益獣です。人間が山を開発したり山に植林したりしなければ、本来、森を荒らしたりしません。

 

しかし、環境省の官僚や若い研究者たちは、本当の自然をそこまでは知らないので、人間のした自然大破壊を棚に上げておいて、クマ、サル、シカ、イノシシを害獣扱いし、大量の税金を投入して野生動物を殺すことのみに躍起になっています。まさに弱い者いじめです。ここに日本国の危機があります。

 

シカが有害獣として殺されるようになったことに胸を痛め、平野先生たちは熊本県で、水源地でもあるシカの生息地をシカの為に大規模トラストされています。2008年に球磨村、2009年に八代市の坂本町、2011年には菊池市のスギ伐採地を購入されています。

 

今や完全に、農水省や環境省、肩書のある研究者やメディアに洗脳されてしまっている多くの国民は、シカを守るために山を買うなんて、この人は頭がおかしいんじゃないかと思うことでしょう。

 

そんなことをしたらシカが増えすぎて大変なことになる、シカは殺さねばならない。殺してジビエ料理として食べねばならないと思わされてしまっています。

 

狂気の発言を正しいと思い、全くもってまっとうで正しい主張が狂気に見える。本当にもう無茶苦茶の世の中だと思います。

 

久しぶりに、平野先生のブログをじっくり読ませていただきましたら、あまりにもすばらしくて、自然を知り尽くした人のかけがえのない発言であることを再確認しました。

 

会員のみなさん、良かったら、シカ問題の項目だけでも、読んでみてください。

人間としての生き方も含めて、くまもりが教えられることでいっぱいです。

 

●平野虎丸先生のブログのシカ問題の項目

フィード

Return to page top