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2016-05
進めます!ヒノキの放置人工林を皮むき間伐して、動物が棲める森づくり 第2回は6月19日(日)
熊森本部は、5月22日(日)、兵庫県三田市における第1回皮むき間伐フェスタを開催しました。参加人数は大人33名、子供9名の総勢42名の参加者で、とても盛り上がりました!
まずはラジオ体操からスタート!
現地到着。中は、本当に暗いなあ。
皮むき間伐開始!
子どもたちもがんばってくれました。
この時期、ヒノキやスギの皮をむくのは、竹の子の皮をむくように簡単ですが、むいた皮を引きちぎるのは大人でもすごく大変です。
必死で皮を引きちぎります。
一生懸命♪
今回、共催してくださったのは、NPO法人里野山家代表の佐藤ご夫妻です。
奥様が地元の奥様方とお昼ご飯を作ってくださいました。
お昼はロケットストーブで炊いた三田米とおでんなどです。とてもおいしくて疲れも吹っ飛びます。
佐藤様ご夫妻
おいしいね。
午後からは熊森活動を参加者のみなさんに知ってもらうために、くまもりの紙芝居を実施しました。みなさん真剣に聞いてくださり、涙が出ましたと語る男性もいらっしゃいました。
今回は子供たちも多かったので、森の工作教室も実施。みんな個性的な作品を作ってくれました。
この日の間伐は、7割間伐に相当します。
みなさん、ごくろうさまでした。3年後をお楽しみに。
次回も参加してくださる方がいます。とてもうれしいです。
次回の皮むき間伐は、6月19日(日)。
今回と同じく、三田市酒井の酒井公民館に9時半集合です。
ご参加いただける方は、是非ご連絡ください。
お問い合わせ、お申し込みはくまもり本部まで。
電話番号 0798-22-4190
FAX 0798-22-4196
E-mail contact@kumamori.org
皮むき間伐は小学生以上なら誰でもできる森づくり。山にやさしい間伐方法です。
どんどん進めて、国民の力で、日本の山を、下草や広葉樹が生える明るく元気な森に変えていきましょう!
熊本地震の迷い犬7割、飼い主の元に 熊本市啓発と「犬好き」県民性
- 2016-05-26 (木)
- くまもりNEWS
熊本地震の後、被災された人や動物たちがどんな大変な日々を送っているかと思うと、なかなか他のことをブログに書けませんでした。
ずっと胸が痛かったのですが、ホッとするニュースに出会いました。
<以下、産経ニュース5月23日版より>
熊本地震では、混乱で飼い主とはぐれる犬が相次いだが、動物愛護センター(東区)で保護した犬74匹のうち、7割が飼い主の元に戻った。返還率は過去の災害に比べると高いという。全国に先駆けて、犬や猫の「殺処分ゼロ」を目指し、啓発を続けた効果もあったといえる。(九州総局 奥原慎平)
熊本市は平成14年度、全国の自治体に先駆け、「殺処分ゼロ」の取り組みを始めた。
同センター職員は飼い犬を持ち込む住民に、生涯飼育を定めた動物愛護管理法を説明し、翻意を促した。犬の首輪に連絡先を付けて、センターに持ち込まれる数を減らす「迷子札運動」も展開した。
この結果、26年度に犬の殺処分ゼロを達成した。この活動は「熊本方式」として全国から注目される。
同センターの村上睦子所長は「避難生活中でも、ペットを家族の一員として必死に探す人が多かった。しっかり愛情をもって飼っているのだろう。はぐれた犬をセンターで一元管理したことで、見つけやすかった面もあると思う」と語った。
こうしたセンターの啓発活動に加え、「犬好き」な県民性が、地震における返還率の高さにつながったかもしれない。(以上)
熊森より
被災されているみなさん、動物たちに、心からお見舞い申し上げます。また、これらの人や動物を助けるために奔走してくださっている個人、団体、行政のみなさん、本当にありがとうございます。心からお礼申し上げます。
日本は災害の多い国です。災害は避けられません。今後は是非、ペットを同伴できる避難所や仮設住宅の建設を望みます。阪神大震災や東北大震災で、もう十分、気づいたはずですが。
「市街地に出たクマは捕獲し、山へ返す」 福島市のクマ対応に、人間としての優しさあり
- 2016-05-26 (木)
- _クマ保全
<以下、福島民友 みんゆうnetより>
5月24日、福島市の市街地周辺でのクマの目撃情報が2件(午前2時15分、午前2時30分)あり、23日から続く目撃情報は計5件となった。いずれも人的被害などはない。県警と県猟友会、県、福島市、JAふくしま未来は、目撃情報があった信夫山に捕獲用のわなを設置、一部を立ち入り禁止にするなど警戒を強めている。
クマはいずれも体長約1メートル。クマを見た男性は「クマの胸元に白い月のような模様が見えた。『襲われるのでは』と思い、その場から離れることを心掛けた」と話した。
5月25日、熊森はすぐに電話で問い合わせました。
〇福島市農業振興課
クマの目撃があった時間帯は、夜中から早朝、夕方から夜で、クマは人目を恐れて動いていることがわかる。信夫山付近で3回の目撃(松川河川敷の目撃含む)、笹木野駅周辺では深夜に2回の目撃があったが、別クマであると考えられる。
両目撃地点付近では、警察によるパトロールを続けている。特にクマが現在、山中に身をひそめていると思われ信夫山付近は、学校などの教育施設もあるため、24時間体制でパトロールをしている。このクマは、奥羽山脈から松川を下って市街地に入ってきたと考えられる。
付近住民には、「クマを目撃した際は、まず騒がず落ち着くこと。そのあと、市のほうまで連絡してください」と、口頭で伝えている。
人間と野生動物の共存は大切。現在、捕獲罠を2基設置しているが、クマ捕獲後は山奥へ放獣する。
熊森より
福島県・福島市の関係者のみなさん、ごくろうさまです。
福島県は、昨年11月27日にも、郡山市の工場内に侵入したクマを、捕獲後山奥へ返してあげています。
全生物との共存に成功して自然豊かな地球を残すためにも、命を大切にするやさしい人間社会を作るためにも、全国行政は福島県・福島市の心豊かで優しいクマ対応に続いてください。
秋田行政「捕獲なし」が一転して「殺処分」に、死亡山中現場にクマ捕獲罠を設置 熊森は厳重抗議
- 2016-05-26 (木)
- くまもりNEWS
秋田魁新報 電子版(5月26日)によると、先日秋田県鹿角市で、21日22日と連続して、2名の方が亡くなられたクマによる人身事故現場に、クマ捕殺用罠がしかけられました。
5月26日、くまもり本部はすぐに問い合わせました。
県自然保護課・鹿角市農林課・鹿角振興局森づくり推進室
今回事件があった現場近くに林業の施業地があったり、高圧電線の管理等、今後も人が入ることがある。地元住民の不安を解消するため、捕獲罠を設置し、その後クマを殺処分することになった。
捕獲罠は25日~来月6日までの、現場の立ち入り禁止期間中設置。(ハチミツ罠でクマを誘引するため、山に人間が入っていない状況下でないと安全に捕獲できないから)
昨年10月の人里でのクマ目撃情報が6件と、前年の半分、12年の6分の1と激減していたことから、ブナの実などのえさが豊富にあり、山を下りてこなかったのではないか。クマの個体数は例年より多い可能性がある。
熊森見解
・今回の事件は、人間がクマの棲む深い森の奥まで入って行って、彼らの食料を奪う行為を行ったことによって起きたものであり、クマ側には何ら責任がない。クマの国である山奥に捕獲罠を設置して、かかれば殺処分するとは、人間の倫理観を疑う。
クマが人里や市街地におりてくると人間はこわがって大騒ぎするが、クマにとっても、人間が自分たちの生息地に入ってくることはこわいことなのです。
・捕獲されたクマが、今回の加害クマかどうか特定することは不可能。それでも殺処分するのなら、冤罪を認めることになる。子どもたちの教育上も、良くない。一転して捕殺を目指すことにした秋田県の決定は、人間として恥ずべき行為であり、熊森は絶対に認められない。人間は、罠も銃も持っていない臆病な相手(=クマ)の立場に立って考えられなければならない。
・ネマガリダケの竹の子を採りに来ている人の声 ーー5月24日読売オンラインネットよりーー
通行止めになった市道には23日昼頃、軽トラックの男性が訪れた。採ったタケノコを業者に買ってもらっているといい、「クマの被害は知っているが大丈夫だろう。別のルートから山に入る」と話した。
・秋田県行政が本気で人身事故を減らしたいのなら、人間がタケノコとりに入れるエリアと時間帯を決め、しっかり人間側を管理していくべきでしょう。
山奥でのスズコ(チシマザサの竹の子)採り禁止を 秋田でクマと人が遭遇、同場所で死亡事故2日連続 クマ捕獲予定なし
- 2016-05-24 (火)
- _クマ保全
秋田県鹿角市の山奥で、5月21日、22日と連続してクマによると思われる死亡事故が発生、2名の方が亡くなられました。心からお悔やみ申し上げます。
NHK NEWS WEB(5月22日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160522/k10010530781000.html
どうしてこんなことが、起きたのでしょうか。今後、何としても早急に事故対策をとっていただかねばなりません。熊森本部は、直ちに関係部署に電話で聞き取りを行いました。
〇秋田県庁自然保護課
事故現場は、両日とも十和田湖南側の標高500m程のエリアです。毎年この時期になるとたくさんの人々がスズコ(チシマザサの竹の子)採りに山へ入ります。この時期、クマも人間もタケノコを採りに夢中になっており、鉢合わせしやすくなります。
昨日19時過ぎから、この現場に行く市道を通行止めにして、この山林に入れないようにしています。期間は6月の半ばまでです。
事故があった現場の山は、草木が生い茂り見通しが悪い所です。銃でクマを駆除することは危険なのでしません。有害捕獲も、今のところ行う予定はありません。ただ、クマが人里に下りてきたり、現場を見回りしている警察官などに危害を加えたりするなどの状況が発生した場合には、有害捕殺も考えます。
〇鹿角市農林課
この付近の山林で、これまで何度かクマによる人身事故が発生しています。しかし、死亡事故は今回が初めてです。人間の方がクマの生息地に入っていったことにより起きる事故なので、人間側が注意する必要があります。
〇鹿角警察署
21日に遺体となって発見された男性は、クマよけの鈴を持っていませんでした。
現場付近は、現在、通行止めの措置をとっており、本日も早朝4時ころから警察が見回りを行っています。タケノコ採りに来られる人々は、ふだん、早朝4時から5時くらいに山へ入って行かれます。ここで死亡事故があったことを話し、山に入らないように人々を止めています。
熊森より
山菜採りに山奥へ入ってクマと遭遇する事故が多発する季節になりました。
チシマザサの竹の子はスズコと言って、鉛筆くらいの大きさです。スズコのある所には、必ずクマがいるというくらい、クマの大好物であり、春のクマの貴重な食料です。
チシマザサ別名ネマガリダケの竹の子
人間が生でかじってもおいしいので、採りに行きたい気持ちはわかりますが、クマがいるかもしれない深い山奥まで入るのは危険な上、クマたちの食料を奪うことにもなります。人間側は、道路沿いや昼間の時間帯等、クマに遭遇する恐れの少ない場所や時間に少し採る程度にして、早朝や草が生い茂るような奥にまで入らないようにする必要があります。
また、行政や警察は、「ここはクマの生息地」という看板をたくさん立てて、人間側の注意を促すようにしてほしいです。
もし、クマに出会ってしまった時は、どうしたらいいか。秋田県自然保護課が作成した、クマ注意リーフレットが良くできているので、山へ入られる前にぜひお読みください。
http://pref.akita.lg.jp/www/contents/1463032675241/files/kuma2.pdf
尚、最後になりましたが、今回の事故後にとられた秋田県地元行政や警察署の人間の自己責任とする対応は、誠にまっとうなものであり、自然保護団体として高く評価するとともに、心から感謝申し上げます。
また、竹の子とりの人たちが、熊鈴やラジオを持参せずに山に入るのは、業者に買ってもらうためのタケノコの穴場を他の人に知られないためという情報がありました。
お金と命とどっちが大事か、よく考えていただきたいと思います。しかも現在、人間の食料は世界中から日本にあふれるまでに集まってきています。野生動物たちの食料は、その場所にあるものしかないということもお知りおきください。
野生動物と人が共存する国をめざさない限り、人類は生き残れません。好むと好まないとにかかわらず、これは自然界の法則です。
5月20日午後1時、東京地裁前にお集まりください リニア認可取り消し求め提訴
可能な方は、ぜひ、東京地裁前にご集合ください
提訴日 2016年5月20日(金)
午後1時 東京地裁前集合
午後1時半 提訴 記者会見(司法記者クラブ)
午後3時 参議院議員会館B105会議室にて、訴訟スタート集会
夕刻 品川駅港南口でリニア認可取り消しを街頭で訴えます
国民は、熊本地震から何を学んだか。
リニアなんていらない。国土破壊、国土弱体化の最たるものです。
提訴によって、運動が少し大きくなってきました。
市民の力で、さらに大問題にしていきましょう。
子や孫のため!全生物のため!
2016年5月12日(木) 以下、ヤフーニュースより
リニア反対の住民ら、5月20日提訴へ 認可取り消し求める
2027年に東京―名古屋間で開業を予定しているリニア中央新幹線について、反対する沿線7都県の住民ら約740人が、国を相手取り、JR東海の計画を認可した処分の取り消しを求める訴訟を20日に東京地裁に起こす。原告団が12日、東京都内で会見して明らかにした。
原告は沿線の居住者や、土地や家などを持つ人ら。弁護団の説明では、JR東海が公表している工事計画の環境影響評価について、自然環境破壊や騒音、振動などについての調査や評価が不十分で、「認可の要件を欠き、環境影響評価法に違反する」などと主張していく。
弁護団共同代表の関島保雄弁護士は、「トンネル掘削で出る東京ドーム50杯分とも言われる土の行き場さえ決まっていない。それ以外でも河川が枯れたり、景観が破壊されたりするなど、膨大な被害が起きることが予想され、訴訟で問題点を問いたい」と話した。
5月8日(日)アースデイはまでらこうえん出店!大阪府内外の多くの方々に熊森活動を伝える
- 2016-05-10 (火)
- くまもりNEWS
会場は大阪府堺市の浜寺公園。大阪府や和歌山県の方たちが来てくださっていました。
多くの方がくまもりブースに来てくださいました。
「日本の山奥は荒廃し、動物が棲めなくなっています。山から出て来ると、有害獣として撃ち殺されていきます。森を復元し、人と野生動物が共存できる社会を作りませんか」
熊森でしか伝えられないことを、伝えました。
竹山修身堺市長も、くまもりのブースにもお立ち寄りくださりました。
熊森本部は5月13日(金)~15日(日)、今度は大阪の万博公園にて開催されるロハスフェスタに出展します。
多くの方にくまもりの本気の活動を知っていただき、仲間を増やしたい。その一心です。
【本部クマ保全】岩手県で、子連れの母熊による人身事故発生。要注意。
- 2016-05-10 (火)
- くまもりNEWS
4月25日岩手日報webニュースより
クマに襲われ3人重軽傷 西和賀の仙人山
24日午前10時40分ごろ、北上市と西和賀町にまたがる仙人山(882メートル)で登山者3人が子連れの母熊にかまれたり爪で引っかかれるなどして重軽傷を負った。
現地は、7合目付近の尾根でささやぶがあ るブナ林。北上市は広報車で周辺集落に熊出没を知らせるとと もに25日に登山口に注意喚起の看板を設置する。西和賀町では、5月末まで春グマ狩り中。
5月9日岩手日報webニュースより
クマに襲われ男性負傷 岩泉、山菜採り中に
岩泉署と岩泉消防署によると、5月8日、子連れの母熊が午後0時半ごろ、1人で山菜採りをしていた男性を2メートルほど突き飛ばした後、頭や顔面をひっかいた。男性は自力で下山し親類に連絡した。
岩泉町では6日にも龍泉洞付近で子グマが目撃されており、同署や同町はパトロールや広報などで警戒を呼び掛けている。
(熊森から)
お怪我をされた方に、お見舞い申し上げます。岩手県自然保護課に問い合わせたところ、どちらの事件も、山奥の国有林で発生したものとのことで、捕獲罠はかけていないそうです。
この時期の親子連れの母熊は、子熊(2月生まれ)を守ろうと、大変神経質になっています。クマの生息地に入られる方は、クマ鈴やラジオなど音が出るものをご持参いただき、人間が山に入ってきたことをクマに確実に伝えて下さるようお願いします。そうすれば、クマの方から人を避けます。
アースデイ神戸!晴天の元たくさんの方々に熊森活動を伝えました!
- 2016-05-05 (木)
- _環境教育
5月4日、5日はくまもり本部からアースデイ神戸に出展しました。
会場は神戸三宮から海の方へ20分ほど歩いたみなとものり公園。ふだんから地元の方の憩いの場となっていますが、この日はたくさんの人で賑わいました。
くまもり本部も何日も前から準備をして、当日は立派なブースが出来上がりました。
中はこんな感じです。
たくさんの写真パネルと森の再生の必要性を図で表したものを展示しました。
そして今回、特に人気だったのが「森の工作教室」
たくさんのこどもたちが思い思いのバッジやキーホルダーをつくりました。
環境教育担当のスタッフがやさしく教えます。
フィールド担当スタッフもやさしく森の説明。
二日目は紙芝居にも挑戦しました!
事前に2時から紙芝居をしますとお知らせしてまわり、口コミでしたがたくさんの人が集まってくれました。
子供たちはもちろん、大人の方も真剣に見てくださいました。
紙芝居の後ろでは環境教育チームの子供たちがお手伝いをしてくれています。
もちろん、熊森の宣伝もたくさんしてきました。中にはその場で会員になって下さる方もいて、とても充実した二日間でした。
このあと、5月8日(日)のアースデイ浜寺公園、5月13日(金)~15日(日)のロハスフェスタとイベント出展が続きますが、熊森活動を広めていくためにも頑張ってきます!
お手伝いしてくださるボランティアさんがいらっしゃいましたら是非お願いしたいです。お手伝いしてくださる方は下記連絡先までお願いします。
日本熊森協会本部事務局 連絡先
mail: contact@kumamori.org
tel: 0798-22-4190
fax: 0798-22-4196
4月23日(土) ツキノワグマ「とよ」保護飼育1周年記念イベント
- 2016-05-03 (火)
- くまもりNEWS
当日は、うれしいことに快晴。春らしくさわやかな1日でした。
参加者は親子25名。内、半数は、「とよ」に会うのが初めての方々です。
まず、最初に、とよの観察。
動き回る「とよ」の姿に、皆、興味津々です。
「とよ」がびっくりしないように、静かに観察しました。
プールが大好きな「とよ」
続いて、木の香りがする紙粘土で、「とよ」像作り。
子どもたちは、一生懸命取り組んでくれました。
お昼からは、紙芝居「とよちゃんものがたり」を上演です。
とよがイノシシ罠に誤捕獲されてから、高代寺で飼われるまでのいきさつを、
とよ目線で描いたお話です。
みんな、最後まで静かに聞いてくれました。
続いて、一周年セレモニーの開催です。
最初の計画では、保護飼育1周年の元野生グマ「とよ」が元気に育っていることを、みんなで祝い合う会にしようと思っていました。しかし、熊本地震で亡くなられた方々や被災された方々のことを思うと、とても祝賀気分になどなれません。
まず、熊本地震で亡くなられた方に、黙祷を捧げました。
この後、森山会長、お寺の副住職さん、「とよ」のお世話に通ってくださっている近隣の会員から、あいさつやお話がありました。
いよいよお待ちかね、紙粘土作品の表彰式です
こぐま賞(高代寺賞)
他の作品も、皆、個性あふれる素敵な作品ばかりで、選考は困難を極めました。
「とよ」の存在を通して、日本最大の野生動物であるクマに敬意を持ち、慣れ親しむ人が増えてほしいです。
そして、祖先がしてきたように、たくさんの野生動物たちに手を合わせ、共に暮らそうとする国民が増えてくれることを願っています。
参加してくださったみなさん、準備してくださったみなさん、取材に来てくださったテレビ局のみなさん、ありがとうございました。